恋文
DiaryINDEX|past|will
どこまでも とおい として
果ての果てが あるのなら
歩いてゆこうか
どこに いたのだろう
もう一度 帰りたいと おもった
音を 聴いている
色を 見ている
濡れて わたしは 透き通るだろうか
なにも 聞こえて こないと
ここに 音は ないのだろうか
からだの なかに ひびいている のは
かつて 感じた こと だけなのだろうか
もうすぐ 聞こえるだろう
そのために まだ 耳をすませている
ゆめで みていた
なんどでも みていたかった
ここから そこへは ゆけない
そこから ここへは かえれない
こんなに 雨が 冷たいなんて
花海棠が 濡れていた あの 春にも こんなでは なかった
もう あやめも 咲きはじめたのに
空を 見上げる
風が 遠くのおとを はこんでくる
明るい湖畔から 石だたみの 路地へ
こんなに 時がゆっくり ながれるから
思い出を つれてこよう
|