恋文
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2006年05月27日(土)

わたしが
わたしであるという
それだけの
ことなのに

わたしではない
だれかの
眼を
とおして
いるのね


2006年05月24日(水) しぐさ

髪を
後ろに
くくり持って

くわえた
クリップ

見ている
わたし自身


2006年05月23日(火) 恋心

どこにも
なくなってしまった
恋文の
宛て先

なにに
恋をしているのだろう

まだ
恋をしていたい
わたし


2006年05月22日(月) 風の日に

窓が
雨にたたかれるたびに
揺れる木を
見ている

花弁が
吹き寄せられて
小道が
白くなる

声を
あげてみると
どこかに
失っていった


2006年05月21日(日) 結う

髪を
梳く

指先に
うつる

かおりを
そのまま

ひと房
とって


2006年05月19日(金) からだ

うでや あし

むね おなか

うつして
ゆく
ゆびさき

まんまえにいる
わたしの
からだ


2006年05月18日(木) 雨上がり

一群の雲が
飛行船のように
進んでいる

午後の光を
残して
青空がみえる

地面は 
黒く
濡れている


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