恋文
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わがままなときだって あるもん
なんにも したくないもん
きょうは とっても めんどうくさくて
もう いやなの
とめどなく 繋がってくる
そのときの なかに
とどまって いたかった
たしかに と はかれないもの
それだけで とほうにくれる
窓の外 ばかり 見ていると
歩いてみようと おもった
雪が どんどん 迫ってきて
いつか 上着の なかまで 風が はいってくる
まだ 歩いていよう もうすぐ 家に 帰る
わたしが いること
あなたが いること
ふたりが いなかったから なにもなかった
そんな なんでもないこと
丘の上の牧場に至って 空が 黒くなっていた
とつぜん ばたばたと 木がざわめき 木立ちの間から しずくが落ちてくる
いつか 白い小さな粒が 顔といい 頭といい ぶつかってくる
風は 真っ向から やってくる
髪が ざわざわと 顔をなぜる
濡れそぼって まだ 歩いている
ずっと 黙ったまま 目は どこを 見ているのだろう
いっそ 声をあげて 泣いてしまえば いいのに
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