恋文
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2006年03月15日(水) いいつけないで

わがままなときだって
あるもん

なんにも
したくないもん

きょうは
とっても
めんどうくさくて

もう
いやなの


2006年03月14日(火) 思い出してしまうと

とめどなく
繋がってくる

そのときの
なかに

とどまって
いたかった


2006年03月13日(月) はかれないもの

たしかに と
はかれないもの

それだけで
とほうにくれる


2006年03月12日(日)

窓の外 ばかり
見ていると

歩いてみようと
おもった

雪が どんどん
迫ってきて

いつか 上着の
なかまで
風が はいってくる

まだ 歩いていよう
もうすぐ
家に 帰る


2006年03月11日(土) なんでもないこと

わたしが いること

あなたが いること

ふたりが いなかったから
なにもなかった

そんな
なんでもないこと


2006年03月10日(金) 雨、霰

丘の上の牧場に至って
空が 黒くなっていた

とつぜん
ばたばたと 木がざわめき
木立ちの間から
しずくが落ちてくる

いつか 白い小さな粒が
顔といい 頭といい
ぶつかってくる

風は 真っ向から
やってくる

髪が ざわざわと
顔をなぜる

濡れそぼって
まだ 歩いている


2006年03月09日(木) 無言

ずっと 
黙ったまま
目は どこを
見ているのだろう

いっそ
声をあげて
泣いてしまえば
いいのに


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