恋文
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落ち葉の みちをあるく
誰にも 出会わない
まばらになった 木立から
とおく ななめに 光がやってくる
てのひらを にぎりあわせて
とばりは まだ 閉じないでおこう
ひかりが 見えるだろう
頬に きりきりと 風が やってくる
ひかりに むかって 歩く
すきとおった きれいな ルビー
がりがり かみしだく
あまく すっぱく にがく
目覚めたくない と 思ったとき
どこにも いなかった
その 夢も どこか しらない町で
朝のまだくらいなか なんだか しらない町を 歩いている
波が すこし やってきて
わたしは すこし けずられる
波が また やってきて
わたしは また けずられる
だんだん ちいさくなって
それから まだ 海の底に いる
窓には 灯りがともって
道すがら ふんわり あつめる
ひかりの かけら
ひとりだけ 離れてゆく わたしがいる
わたしのなか
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