恋文
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2005年11月19日(土) 歩いている

落ち葉の
みちをあるく

誰にも
出会わない

まばらになった
木立から

とおく ななめに
光がやってくる

てのひらを
にぎりあわせて


2005年11月18日(金)

とばりは
まだ 閉じないでおこう

ひかりが
見えるだろう

頬に
きりきりと
風が やってくる

ひかりに
むかって 歩く


2005年11月17日(木) ざくろ

すきとおった
きれいな 
ルビー

がりがり
かみしだく

あまく
すっぱく
にがく


2005年11月16日(水)

目覚めたくない
と 思ったとき

どこにも
いなかった

その 夢も
どこか
しらない町で

朝のまだくらいなか
なんだか
しらない町を
歩いている


2005年11月15日(火) 砂山

波が すこし
やってきて

わたしは すこし
けずられる

波が また
やってきて

わたしは また
けずられる

だんだん
ちいさくなって

それから まだ
海の底に
いる


2005年11月14日(月) 道すがら

窓には 
灯りがともって

道すがら
ふんわり
あつめる

ひかりの
かけら


2005年11月13日(日) 一部分

ひとりだけ
離れてゆく
わたしがいる

わたしのなか


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