恋文
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2005年11月11日(金) 男の会話

マセラティがどうだとか
なにかの時計がどうだとか

男の会話は
なんにも
面白くなくて

あくびを
噛み殺している


2005年11月10日(木) このまま

なにも
とどまらない
なんて

知らない と
いう

まだ
ずっとこのまま
いるもん


2005年11月09日(水) 過去に

つながっては
いるけれど
そこには もう
いない

まだ
とどまっている
みたいに
立ちつくしても


2005年11月08日(火)

夕暮れの
影の中に
隠れてしまおう

探さないでね

夜といっしょに
しばらく
いるから


2005年11月07日(月) あいたい

ことばには
ならなかった

すぐ近くに
いたとして
なにが
できたろう

でも
あいたいと
おもった


2005年11月06日(日) 木の下で

少ししめった
地面は
落ち葉が
いっぱいで
やわらかだった

まだ昼まえだというのに
もう傾いたような
ひかりのなか
いくたびも
葉は 
落ちてくる

耳をすます
だれもこない
空を あおいでいる


2005年11月05日(土) 拾う

ここに いてもいいのね

だれも
拒んでないから

わたしを
拾って

わたしに
なろうね


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