恋文
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いつも 捨てることしか 考えられない
どこに わたしは 残っているのかな
なんだ 笑ってるじゃない 鏡のなか
すこし 捨ててみた
暗い通りを 歩いている
どこまで いっても
知らない顔
むすぼれた髪を ほどいている
ふつりと 切れる
からまったままの ちいさな むすびめ
まだ ほどく
トラムは まばらな 乗客を はこんでいる
まちは オレンジ色の ひかり
なにか 声を 聞いていたかもしれない
もう過ぎてしまった
緑のくきは まっすぐ のびて
さきっちょの 白い さやが ほころびて
赤い舌のように わかれていった
もう 咲きたいのだ
いつまでも 続いていたら いいのに
青い空を たどる
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