恋文
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わたしの かたちになって 立っている
どこにいるのか どこにゆくのか
その海を 渡りたいと おもう
波は 銀色に ひかって いるだろう
いつか わたしも そこにいた
海の かなた
じっと みている
窓のむこうも こちらがわも
音も しないかの ようだ
女になりたいのか 女でありたいのか なんともわからない 絶望的にわからない
女になれないのに 今日も毟り取るのは 男のわたし自身
陽を透かして 葉が 金色になる
すこしづつ こずえが 翳ってくる
頭の半分ほどもある 赤い実を くわえて 小鳥が よぎっていった
いつか 空にむかって のびている
やわらかな 皮に くるまれて
すきとおった うすみどり
雨を むかえる 雨を わたしの うまれた 海につなげる
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