恋文
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腕をみる 脚をみる
それは すべて わたしなのだろうか
この わたしの 部分に
否と いえるのか いえない
あ まだ 雨の音が聞こえる
まだ 見つめている
いつか 雨になっていた
はいいろの 空に
さらさらと 音がする
いくすじもの 流れのように
なんでもない 瞬間に ふと あなたを思う
どこにいても 再現できる
日溜りのなかの そのとき
もう 薄くなった 傷は きれいな 肉の色を している
ささくれた 皮膚を 指先で ちぎる
また 血が滲んだとしても
いま 聞こえる言葉も 見えるものも そのまま とおり過ぎて
窓に 映っているのは 窓の外から 見ている わたし
いらないけど わたしの一部だから
忘れることも できないし
しかたなく つきあってる
いつか 心中でもするか
がらんどうの 部屋には
ひかりが はいってくる
遠くの おとがきこえる
頬杖をついている ひとりで
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