恋文
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不注意に どこかしら 怪我をする
知らない 傷がふえる
もっとたくさん あるのかも しれない
あめが ふって くらくて さむいから
ただよっている あたたかい ゆめのなか
夜に つながって
見えるのは 夢ばかり
伸ばした あしが 汗ばんでいた
夢をいくつも かさねて むかえる 朝
夢の名残りを 留めおいて
今にも 泣きだしそうなのに ずっと こらえている
いっそ 降らせてくださいな そうして そのあと 青空を見せてくださいな
葉裏から 透けてくる 光りは もう 夏のものではない
雲のきれめに のぞく空
雨をたたえた こずえから しずくが ときおり 降ってくる
自分の 足音と 息ばかりが 聞こえる
目に入る景色は みんな 灰色がかっている
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