恋文
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どんなにか わたしのままに いたいけれど
隠すのも わたし
誰もが 見過ごしてしまうように
黙って たたずんでいる
草も 木も 息をする
朝の そのときに 吐く息が もう しろい
鳥の さえずりも いつか 遠くなる
それでも まだ 夏を待っている
なにも 変わらないように 思っていても
いつか 知らないわたしを 見る
もう すっかり 見てつづけているのに
また 何度でも
おだやかに 風がやってくる
あなたに 届くように
ほどいてゆく わたし
夜を 降りてゆく
わたしは わたしのなか
髪をほどいて せなかにおとす
うなじに感じる それはわたし
もっと わたしに 下りてゆく
いつでも わたしのはずだった
いつか なにが すりぬけて しまったのか
残っている わたし
ずっと 雨で 空も とけてしまった みたい
ついでに わたしも あらい流して くださいな
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