恋文
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2005年08月10日(水) どうしても 知らない

すぐに
わたしを 見失う

目を閉じて
思い出そうとする

どうやって
見つけようか

知らないな

知らないなら
いいや

もう
知らない


2005年08月09日(火) いつかの夏に

真っ暗な小道
露に濡れた 草が
足に触れる
風もない

そこかしこ
ほたるが 
瞬いている

虫の声が
どこからも
聞こえている

そのとき
息をひそめていた
だろうか


2005年08月08日(月) 秋へ

すこしづつ
そらが
遠くなる

肌に
きりりと
ふれる
朝の大気

あかい木の実の
散り敷く
小道をあるく

草も 花も
露ためている


2005年08月07日(日) まつよいぐさ

鈍色の雲のあいだ
空は わずかに
あおい

いつか 雨になる
音もなく

そして
空が
もどってくる

まつよいぐさ
揺れている

ひかりのように


2005年08月06日(土) 結ぶ

知っていた
あなたも

知らなかった
あなたも

そのまま
あなた だった

結んだ手は
ずっと
あなたを
伝えてくれる


2005年08月05日(金)

といた髪に
マグノリアの
かおりがした

きょう一日の
なごり


2005年08月04日(木) いない わたし

どこからか
声が
聞こえてくる

見るでもなく
なにかが
目にはいっている

わたしは
いない


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