恋文
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こんな みどりのなかに 座りこんで しまいたい
重い葉から 沁みこんでくる
空からも 降りそそぐ
すっかり 濡れそぼって いたい
雷の音が 遠くから聞こえ いつか 雨になっていた
世界が灰色になる
窓を 開けよう 雨音を 聴こう 雷鳴も 轟く
娘が 嬉々として 外に出てゆくのだ
きっと出てゆくと思った そう言ったら 笑っていた
今 ここにいる このひとよりも
遠いあなたと この景色を 見ていたいと 思った
ひとりでいる
鉢植えの 花が 揺れているのを 見ている
日は だんだん 傾いて
芝草が 光っている
影が 揺れている
まだ ひとりでいる
あなたが あずけてくる からだだけ ささえることのできる やわらかな わたしが ほしい
あなたが 歩いてゆく その場所
後ろ姿が 角を曲がってゆく
その先を まだ 追っている
ふと 変われるのかもしれない と おもう
その 次の瞬間に 目が覚める
からだを 探る
そのままの すがた
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