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日向の匂いがした あなたの髪
いつの ことだったのか
とおくまで みどり色の 草地をわたってゆく
風の行方を 見ている
耳を かたむけると あなたの 鼓動が 聞こえてくる
鳥の声と せせらぎと
永遠のように 風がすぎて
こんなにも 音が 静かなんだ
森の中では ひかりも かげも まじりあって
鳥のさえずりも 木々のざわめきも 忘れる そのとき
ただ ひとり いる わたし 官能に 満たされる
ひとりの夜は どうしているの
あなたの 夢の中に どうやって はいろうか
食器のふれあう 音が 聞こえ
ピアノの 音が 聞こえ
鳥たちの 囀りも 聞こえる
暗くならない 空を 見あげて
まだ なにかを 聞いていたい
花の香りに 満ちた 夜は
胸乳に ふれる 髪
指に からめて もてあそぶ
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