恋文
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2005年04月13日(水) 来た道

戻れない
としても
思わずには
いられない

ただ
歩きつづける
その道が

まだ
来た道から

繋がって
いると


2005年04月12日(火) いびつ

わたしが 
いびつなのは
知っている

誰が 歪めたのでもなく
いつからか
ただ おのずから
傾いでいった

この世の
もののひとつ


2005年04月11日(月) さくら

記憶を探らなくても
いくつも
よみがえる
その情景

どこのまちでも
いつも出会えた

いま
小さな はなが
風にゆれる
一本の木に


2005年04月10日(日) 春のいちにち

木蓮のはなびらが
おおきく ひらいて
落ちる

れんぎょうも 桜も
しずかに
散る

ぼんやりと
暖かい その日も

きりきりと
寒い その日も


2005年04月09日(土) わたし

雨が降っている

そう 思ったら
寂しくなった

まだ 明けない
暗闇の中で

あなたに
寄り添って
脚を からめてみたり
腕の下に はいってみたり

まぁるくなる
わたし

くるん って
小さくなって

それが
わたし


2005年04月08日(金)

あなたが
暗い闇の底に
いる あいだ
闇をくるむ
衣に なりたい

暗くても
暖かいように
包んでいたい

あなたが
帰ってくる
その日を
ここで
待っている

そのために


2005年04月07日(木) 想う

なにも
語らないから

春の いちにち
もう 終わろうとしている

あなたのところに
沈んでいる

あした
そっと 拾って 


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