恋文
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2005年03月23日(水) 壊れること

物が 壊れるように
人も 壊れる

欠け
ひび割れ
色褪せる

もとの姿すら
思い出せないように
さえも

わたしたちの
ありようが
壊れるものだから

だからこそ
愛しい


2005年03月22日(火) 語りかけ

あなたが
語りかけてくれるなら
耳をすましています

あなたが
口を閉ざしているなら
わたしが語りかけましょう

語り合うわけではない
たよりない
そんなつながりが
あってもいいのじゃないの


2005年03月18日(金) とどかないこと

伝わる前に
消してしまう

いくつもの
失われた
ことば

いつでも
わたしと
一緒に いる


2005年03月17日(木) きもち

とつぜんに
花は ひらく

この日を
待っていたように

ずっと
秘めていたのね

その
きもち


2005年03月16日(水) 春の風

湿った藁の匂い
空は明るい

まっすぐ
歩けない みたい
やんわりと
風が向ってくる

目が しみるから
しばらく
なにも見えないよ

どこに
歩いて いこうかしら


2005年03月15日(火) 知らないひと

見知らない人の
ひとり

知らない
わたし

いつも
隣で囁いている

あなたは
わたし

わたしは
あなた


2005年03月14日(月)

いつか
春の風が吹いている

仰ぐ空が
ただ 青い

どうして
ここにいるのだろう

ただ
風は ゆくばかり


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