恋文
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しんと 風の音を 聴いている
寒い道を歩こうね 凍った落ち葉を 踏んで
黙ったままでいいから 手をつないで 歩こうね
もう こんなに暗い 夕暮れだけれど
結んだ手は 離さない
あらがうたびに こんなに気持がさわぐなら もうなにも あらがわない
それでも 気持はさわぐのに
終わらない一日はない
一日 また 一日と 過ぎて
忘れてしまって いい
無垢の 思い出は そのままにしておこう
いつか 少しづつ 知り合えた 生身の わたしたち
かつて 知らなかったことも
また いつか 思い出になるだろう
思い出は かわらないのに あなたも わたしも 同じではいられなかった
それでも お互いにさしだす 手と手を結ぶ それは いまも 同じ暖かさだ
ふっつりと 切り離されてしまったみたい
なんだか 明るい ここにいると
なんにも考えない 見るともなくみえる なんにもみない
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