恋文
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2004年10月29日(金) 手をつなごうね

手をつないで
歩こうね

いつか
ことばも少なく
歩いたときのように

結んだ手から
伝えようね

ことばにならない
気持ちは
こんども



2004年10月28日(木) ことば

ことばにしようとすると
ことばにならない

もどかしい思いを
むりに ことばにして

なおさら
もどかしくなる



2004年10月27日(水)

あんまり 雨が
降っていて

山は 雲に
すっかり 消えて

足もとに
ただただ しぶきが
散るばかり


2004年10月26日(火) からだ

あなたが触れたように
思い出しながら
なぞるのだけれど

きもちが ふと ともって
消えた

かたい わたしを
抱く


2004年10月25日(月) 秋日

あんまり眩しくて
歩みを 止めた

ポプラは 真っ直ぐに
黄金色の葉を まとっていた

まだ緑色が 広がっている 草原で 
牛たちが 立っている

また 歩き始める
陽は もう低くても
遠くまで 照らしている



2004年10月24日(日) まっすぐ

まっすぐに
いたいけれど

いじけたり
たゆんだり
うしろを向いてしまったり

それでも
捨てることのできない
わたし

また前を向こう


2004年10月23日(土) 知る

知らない

どうやって 知ろうか

いつか 少し
分かち合う
知ること

それが
わたしたちの
今のまま


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