恋文
DiaryINDEX|past|will
手をつないで 歩こうね
いつか ことばも少なく 歩いたときのように
結んだ手から 伝えようね
ことばにならない 気持ちは こんども
ことばにしようとすると ことばにならない
もどかしい思いを むりに ことばにして
なおさら もどかしくなる
あんまり 雨が 降っていて
山は 雲に すっかり 消えて
足もとに ただただ しぶきが 散るばかり
あなたが触れたように 思い出しながら なぞるのだけれど
きもちが ふと ともって 消えた
かたい わたしを 抱く
あんまり眩しくて 歩みを 止めた
ポプラは 真っ直ぐに 黄金色の葉を まとっていた
まだ緑色が 広がっている 草原で 牛たちが 立っている
また 歩き始める 陽は もう低くても 遠くまで 照らしている
まっすぐに いたいけれど
いじけたり たゆんだり うしろを向いてしまったり
それでも 捨てることのできない わたし
また前を向こう
知らない
どうやって 知ろうか
いつか 少し 分かち合う 知ること
それが わたしたちの 今のまま
|