恋文
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わたしの装い できたらいいな あした
わたしを 知っている ひとに会える
いつか雨があがって 街灯が照らす 落ち葉が 光っている
風が やわらかになった あしたは 晴れるかしら
もう少し 留まっていたかった そこに
その時にだけあったのではない きっと今も わたしの中にある そこに
小さくなろう 小さくなって
こんな強い風に 乗せてもらおうか
そのとき いたかった その場所に
届かないのは 知っている
それでは 思いだけを 小さくちぎって みせようか
あぁ どこに届くのかしら
どこにも 届かないのは 知っているのに
あなたが 知らない 知らない わたし
小さくちぎって 誰にも知られないように
わたしの肉を 切ってしまいましょう
なんにもない わたしになるまで
空に雲が 灰色で 部屋の中は 雨の音ばかり
世界が濡れているね みんな濡れている
赤くなった葉っぱも もう 落ちてしまって
そろそろ 灯りをつけようか
覚めるともなく 朝のくらがりに 横たわっている
外には ひたひたと 雨がふる
はだけた夜着の 足もとから 冷たくなる
くるんと 丸まってみる 腕のなかに わたしの匂いがする
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