恋文
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2004年10月21日(木) 待ち合わせ

わたしの装い
できたらいいな
あした

わたしを
知っている
ひとに会える


2004年10月20日(水) 雨上がり

いつか雨があがって
街灯が照らす
落ち葉が
光っている

風が やわらかになった
あしたは 
晴れるかしら


2004年10月19日(火) あの時

もう少し
留まっていたかった
そこに

その時にだけあったのではない
きっと今も
わたしの中にある
そこに


2004年10月18日(月)

小さくなろう
小さくなって

こんな強い風に
乗せてもらおうか

そのとき いたかった
その場所に

届かないのは
知っている

それでは 思いだけを
小さくちぎって みせようか

あぁ どこに届くのかしら

どこにも 届かないのは
知っているのに








2004年10月17日(日) 知られないように

あなたが 知らない
知らない
わたし

小さくちぎって
誰にも知られないように

わたしの肉を
切ってしまいましょう

なんにもない
わたしになるまで


2004年10月16日(土) 雨の日

空に雲が 灰色で
部屋の中は
雨の音ばかり

世界が濡れているね
みんな濡れている

赤くなった葉っぱも
もう 落ちてしまって

そろそろ
灯りをつけようか




2004年10月15日(金) 夜明け

覚めるともなく
朝のくらがりに
横たわっている

外には
ひたひたと
雨がふる

はだけた夜着の
足もとから
冷たくなる

くるんと 
丸まってみる
腕のなかに
わたしの匂いがする


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