恋文
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2004年04月17日(土) 春よ

ふと唇にふれた指先に
よみがえる感覚

手を胸に下ろし
指先を這わせてみる
小さな頂点に
感じる

溢れんばかりに咲いている
春の花たち
ざわざわと


2004年04月16日(金) 春の日に

いつか わたしも逝くだろう
そのときは こんな春の日がいい

花も木も鳥も
悼んでくれるように

あなたたちが
暖かい陽射しのなかで
わたしを送ってくれたらいい






2004年04月15日(木)

ここには 海がないので
時に恋しくなる

わたしのところからは
山ばかりが見える

この街を流れる
この河は たしかに
海につながっているんだ

川面に 朝の光が さざめく
ずっと先に
あなたたちが いるね


2004年04月14日(水) 引き鉄

戻ってきた寒さのなかで
わたしは
わたしを見つめている

寒さがいつも
思い出の引き鉄になるよ

きっと暖かい身体を
懐かしがっているんだ


2004年04月13日(火) ふわふわ

突き放そうとしたり
重荷に思ったり
そんなことだってあった

だけど あなたが
そこにいて欲しい

わたし ふわふわ
あなたには重くないよ

だから ふわふわ
あなたの周りで
漂ってる

あなたも わたしのこと
見てね


2004年04月12日(月) まんまる

すがるものもなかったから
立っていられなくて
まんまるくなってしまうしかなかった

まんまるくなっていると
あったかくて
そのまま眠っていたかった


2004年04月11日(日) やわらかな夢

そうでありたかったもの
でも なれなかったもの
今も わたしのなかで葛藤する

思い出のなかでも
同じようにあるのだけれど
それは
とてもやわらかな夢のようだ

あなたが見てくれた
わたしの夢は
わたしの見た夢のように
やわらかい


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