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あなたを 負う その暖かな 重み
あなたが 隣にいる ふと 目を開けた 夜中に
あなたの胸は 静かに 波をうっている
わたしは あなたに 触れ 寄りかかる
それから あなたの 腕をとり わたしの胸に 横たえよう
あなたの脚を わたしの脚に 絡ませて
あなたの 重さを わたしの身体の中に 移してしまおう
呼吸を合わせていると あなたの 一部になったようだ
気持ちの暗い日は 空まで暗い
突然 ばらばらと雨が降ってくる
部屋の隅で 雨に打たれる 木々や草の音を 聴いている
ただのひとことで わたしの場所が わからなくなる
つまらない思いが よせてきて とどまって いられない
足元から なくなってゆく その感触
窓から透かして見る空が 穏やかなように 記憶を透かしてみるあなたは 静かだった
記憶の内側で 座っている わたし
夢の中にはいられない けれど 少しは そのままでいたい
きっと あなたを待っていた 夢の中で まどろむ毎に
覚めても 覚えているよ ひとり装ってみる 春の陽射しのしたで
暖かい風といっしょに 花の香りがする
このまま 身をまかしてしまおう
わたしを解いてくださいな そうして あなたと一緒にしてください
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