恋文
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2004年02月18日(水) 夜は

小さな粒で できている
真っ暗やみ

覚める前には
まぶたのうらに重たいよ

今朝は 飛ぶ夢をみたけれど
いまにも落ちてしまいそうだった

あぁ この落ちる感覚が
好きだった

暗闇に まっさかさまに
落ちてゆく

もうすぐ わたしも
夜になる


2004年02月17日(火) わたしの場所

トラムのなかに
ぽつんと座って
遠くの空に伸びて行く
白い雲を見ている

どこに帰るのか
帰っても
そこにないかもしれない


2004年02月16日(月) 調和

閉じたブラインドを通して
光は柔らかかった

遠くのほうから聞こえる
鐘の音も夢うつつのようだ

まっすぐ見つめるよりも
心地よいのかもしれない
 


2004年02月15日(日) バランス

崩れそうになりながら
いつかもとに戻る

振り上げた腕は
真っ直ぐおりることはなかった

そうして
別のバランスが
狂う



2004年02月14日(土) めまい

いけないと思うから
とらわれてしまうのかしら

とつぜんのめまいのように
それは わたしのなかに
生まれた

まっすぐ前を
見ることができなかった

こんなに鮮やかな 
空の下で
ひとりだけだった


2004年02月13日(金) 間隔

繋ぎとめようとすると
抗うのだった

繋がれまいと
わたしも そうだった

それで いつか
見失ってしまった

ずっと遠くに まだ
それでも
わたしたちが争っていたら
いいのに


2004年02月12日(木) 雪の朝

芽吹きかけた枝が
白く覆われる

薄暗がりの向こうに
木々も また
わたしと同じように
佇んでいる


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