恋文
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めまいと一緒に しがみついてくる
奈落に落ちてゆくように 一緒に
こわかった 泣いていた
わたしの傍にある
雨にぬかるんだ道は まっすぐに続いていた ゆっくりと歩いている
驚くほどに川の流れは早い 立ち止まった橋の上で 見る
裸の手が どんどん冷たくなる 空には また雲がやってくる
二人で帰る道 距離は遠くもなく 近くもない
少なくすること 小さくなること 空になること
そうすれば きっと 満たしてもらえる
あなたが 美しいと言えば みんな 美しかった
あなたがいなくなると みんな 真っ白になった
夢に見るように どこかしら 霞んだように わたしがいる
泣いているのに わたし そのまま ずっと いたかった
泣きたいと 思ったら 涙が滲んだ
本当は 悲しかったのかしら
草を隠してくれるなら わたしも蔽ってくださいな
木々を装うなら わたしも装ってくださいな
夜が更けるあいだに
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