恋文
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2004年01月19日(月) ひとり

ひとりだった

雨はひとりで 降っている
草はひとりで うなだれる

ひとり 浴室にいる
肩を滑り落ちる 髪を
濡らす 

その音も
ひとりで 流れる


2004年01月18日(日) 半身

ろくでもない半身は
くるりと丸めて
捨ててしまおうか

いつも一緒の
わたし自身


2004年01月17日(土) わたし

どんなにも変われないから
ただ あなたの前でいた
そのままで いたい

わたしのなかの
なかから

装いもなく
にじみ出てきた

わたしだったから


2004年01月16日(金) トラムで

風が戻ってきて
窓にはいく筋も
雨が流れる

わたしの姿を
いくつにも分ける
流れのまえで

髪をほどく その
ひとすじを
もてあそんでいる

もう 家が近い


2004年01月15日(木) 馴染む

ふと よそよそしい
この空気も
いつか 馴染むのだろうか

ほんの少し
安心できる時のために
ここにいてもいいかしら


2004年01月14日(水) 時が経つ

その時
楽しいことばかりではなかったのに
懐かしい友人と会う
今日は風すら暖かい





2004年01月13日(火)

強い風が
雨を運んで
わたしは
目を開けられなくなる

剥ぎ取られてゆくのは
わたしの記憶でも
わたし自身でもない

なのに
髪がざわざわと
顔をかすめると
失ってしまうものを感じている


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