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なんにも 言わない
すねてる だけかな
でも 今日は
考えるのも いやになっちゃった
始まりは わたしじゃなかった それから わたしじゃないものになった
いつも わたしだった なのに わたしじゃなかった
また わたしになりたかった ずっと わたしだったのに
滲んで 溶け合って この暗がりも 灯りも ひとつになる
その中を 歩いて行く わたしも ひとつになってしまおう
昨日 いなかった わたし いつも いなかった わたし 今日も いない わたし
どこにも いない
明日は どこかに いるかしら
いつかの あの場所に 残してきてしまった その思いは もう そのままにしておこう
懐かしく 思い出せればいい
誰もいなかったときも あなたがいたときも 誰かがいたときも いつか みんな思い出になる
光を 少しずつ 置いてゆく ほの暗い 夕暮れの 木々の間に
雨が 髪を湿らせ 腕に 降りかかる その最中にも どこからか 歌声が聞こえる
光を映して 雨は 降り続く わたしの中にも
いつからか 未来を思い描けなくなったのかしら
きまって 過去を見ているのかしら
いえ 見えない未来を見ているだけ
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