恋文
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2003年10月21日(火) 崩れる

夢だったかのように
思い出している

こんなに暗い外の風景に
灯りが滲んで 
もう 風景の形すら
崩れていってしまう

それは雨のせいだったのか


2003年10月20日(月) 忘れる

ときどき 思い出すと
忘れていたことに気付く

わたしの中に
ずっとあるのにね


2003年10月19日(日) 巡り合う

いつか
巡り合える
それは 本当かもしれない

知らされないうちに
突然

まるで始めてあったときのように
何度でも


2003年10月18日(土) また 冬日

ここにいる
ここを歩く
ここに佇む

ここで 誰かに会う

切りつけるような風の中でも
あなたに会う

それは 紛れもなく
あなたかもしれない


2003年10月17日(金) 冬日

髪が頬に散り
突き刺さるような風

一人で歩いている
一人で佇んでいる

ただ 過ぎてゆくものを
厭いはしない

みんな行ってしまえばいい
わたしは ここにいる


2003年10月16日(木) 欠ける

欠けたもの
そんなのは沢山あって
数えられない

欠けたままの
わたし

まだ 欠けてしまっても
そのままでも
なにが足されても

やっぱり
欠けたままの
わたし




2003年10月15日(水) 消えてみる

隠れる
離れる

見えないように
誰からも

風にさえ
みつからないように


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