恋文
DiaryINDEX|past|will
夢だったかのように 思い出している
こんなに暗い外の風景に 灯りが滲んで もう 風景の形すら 崩れていってしまう
それは雨のせいだったのか
ときどき 思い出すと 忘れていたことに気付く
わたしの中に ずっとあるのにね
いつか 巡り合える それは 本当かもしれない
知らされないうちに 突然
まるで始めてあったときのように 何度でも
ここにいる ここを歩く ここに佇む
ここで 誰かに会う
切りつけるような風の中でも あなたに会う
それは 紛れもなく あなたかもしれない
髪が頬に散り 突き刺さるような風
一人で歩いている 一人で佇んでいる
ただ 過ぎてゆくものを 厭いはしない
みんな行ってしまえばいい わたしは ここにいる
欠けたもの そんなのは沢山あって 数えられない
欠けたままの わたし
まだ 欠けてしまっても そのままでも なにが足されても
やっぱり 欠けたままの わたし
隠れる 離れる
見えないように 誰からも
風にさえ みつからないように
|