恋文
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2003年09月30日(火) 今でも

森は黒々と 沈む
家々も 沈む

どこかの窓に 
灯がともっている

空と地上の境が 滲んで
すっかり夜に なるまで

いつか見た 空のように
ここでも

もう すっかり
違ってしまったのに

まだ 思いだせるのね





2003年09月29日(月) まま

いつも わたしだった

あなたに遇うまえ
それから あとも

いまも
少しづつ 変ってゆく

いつも
わたしのまま


 


2003年09月28日(日) 意思

知らないうちに
なんて ない
いつのまにか 
なんて

知っていて
変わったんだ
そう なりたかった

あなたが いたからではない
誰も いなくても

わたし


2003年09月27日(土) 飛行機雲

今朝 空に
飛行機雲が 網のようになって
朱く染まっている

今しも 新しい筋が延びていく

離れて行くのか
帰って行くのか


2003年09月26日(金) 佇む

佇んでる わたし
今日 空 遠くまで青い
その下で

ひんやりとした 風 
わたしを つき抜ける
じっと している

ここに 誰も来ない
だから
待っていなくて いいのに

 


2003年09月25日(木) 誰にも

誰にも知られない
誰にも判らない
誰にも触れられない
そんなこと
たとえ あなたにだって
見せないよ

不思議じゃないでしょ?
そんなこと


2003年09月24日(水) 小さく

ここでいい
遠くまでいかない

腕をのばして
くるりとまわってみる

これでいい
もう この場所でいい

ここに
あなたを招いてみよう
こんな 
小さなわたしの場所


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