恋文
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2003年09月16日(火) 夕暮れ

刈り取りの終った とうもろこし畑は
カラスの影があるばかり

向こうには森があって 木々の間を
夕日がまっすぐやってくる

わたしは ひとり ここにいて
まぶしい光を受けている


2003年09月15日(月) 秋の一日

なにかしら屈託をかかえて
そうして 青い空の下を歩く

こんなにも 透き通った
この秋の一日に

すれ違う人たちと
なにげなく挨拶をかわし

遠くの丘まで見渡せる こんなにも透明な
秋の一日に

どこに捨ててしまったらいいのだろう
この小さなやっかいものは


2003年09月14日(日) カケラ

見失ってしまう あなた

それは わたしの 一部だった

半身ですらない わたしの

もっと なにかを 

わけてしまった

カケラ

きりきりと 捻ってみる

痛くなったら 戻っておいで


2003年09月13日(土) もうひとりのわたし

もともとひとつだったのに
いつか
離ればなれになってしまっていた
もうひとりの
わたし

もう
離したくないんだよ
だから
もう 
あなたになってしまおうか




2003年09月12日(金) 言葉

言葉がでないと
いたたまれない
わたしの居場所は
まだ、ここじゃない


2003年09月11日(木) からっぽ

自分じゃないみたい
そんなとき
声もでない
わたし

だって、なにもないんだもん


2003年09月10日(水) わたし

わたしを、わたしにしておきたい
いつ
わたしは、わたしなんだろう

いつも、わたしなのではない
いつも、わたしでないわけではない

わたしでありたいわたし、と
わたしでないほうがいいわたし

みんな、わたし


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