恋文
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あなたが独り苦しい時に わたしは ここでなにも知らないままでいる
便りが届いて やっと、あなたを知ることができる
ただ、あなたがわたしの毎日を 知っていて わたしと繋がっていてくれたこと そのことが嬉しかったし それから、安心した
わたしのなかであなたは きっと、あの時のままなんだけれど もちろん、本当は わたしと同じに、あなたも変わってゆくね
でも、今度会うときには きっとわたしたちの心の中にいるままの わたしたちだろうね
半袖の腕にふれる風 わたしのいない間に ここは、もう秋になっていた
いるけどいない もう、ずっと留守だったのかもしれない
でも、明日からは 本当に留守にします
では、一週間後に帰るまで
わたしの中の女の子 いつでもいるのに いつも確認しないではいられない
わたしの中の男の子 それがわたしのもともとだから
あなたといるとき わたしは、ずっと女だった それ以外ではなかった
あなたと離れて わたしは でも、やっぱり女なんだ と、思う
それは、きっと変わらなかった もっと
いえ
そうではなく
そのままの
いつまでも辿りつけない どこに辿りついたらいいのだろうか 一日の思いを反芻しながら 髪を梳いている
鏡の中のわたしにつぶやく 「変わってしまえればいいのに」
すっぽりと 抜け殻を残して どこかに いなくなってしまおう
きっと 魂だけで いようか
でも抜け殻も 涙を流すのだろう
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