恋文
DiaryINDEX|past|will
ひとりではないということ 手をさしのべてくれる人がいるということ こんなにも わたしは支えられている
小さなこと それだって大切でないわけではない
そんな小さなことに胸が痛い
ブラックバードが囀る この穏やかな午後 連翹や桜や辛夷のような 見慣れた木々を見る
こんなにも遠い国で ずっとわたしは繋がっている きっと変らないんだ
いろんなことが過ぎて きっと、昔のことのように 笑えることができたらいい
きっと、そうなると信じていたい
時間は過ぎてゆくばかりで いつまでも佇んだままのわたしは どこかしら遅れてしまった
あなたがいつも進んでいる間に わたしは遅れながら 実は、もっと遅れてしまいたい
遅れるどころか時間を遡って そうして小さな女の子になれたらいいのに
わたしだけが 場違いなところにいるように佇んでいる
こんな暖かい春の一日に 思わず身をすくめる
昼間のそんなことを思い出しながら また、あなたに手紙を書きます
わたしは元気だと
いつかしら便りが途絶えたりする それがまた、いつの間にか繋がっている
いつも、いつでも わたしたちは同じ時間のなかにいるのね
|