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窓から見る街 白く煙っている
窓に滑る雨粒に 揺れる街
ずっと遠いところで あなたも雨を見るだろう
この雨雲は切れ目もなく 繋がっているだろうか
あなたが好きなこと あなたに好きと言われること 普通のこと わたしたちの間で
でも、怯えてしまうよ 普通の空間で 普通の人たちの間で
わたしたちは普通じゃないのかしら
わたしは、わたしよね あなたは、あなたね
なんて普通なこと
あなたのまえで 女でいる
もう、もっと 女になってしまった
いきをする
むねの こどうも
みんな わたしを 女だと いう
思いがけず雪を見る オフィスの窓を通して 煙ったように雪が降っている
あのときも雪だった いつのまにか積もっていたんだ
今日は積もらないだろう
記憶のなかでだけは まだ、降り続いている
雪玉がころころと落ち始める だんだんと大きくなって どんどんと転がる もう止まらない 戻れない
小さな雪の玉を 転がしたのは わたしだ
見慣れた町も変わっていく 今までのものは 新しいものになっていく
わたしの風景も変わる
わたしがいないであろうこの場所が どんなに変わっていくのだろう
そうして わたし自身も
あなたに出会い あなたと触れ合い
まるで生き急ぐように 過ぎた一年
なぜなら 終らせないといけなかったから
数年間を 生きてきたような気がするよ
きっと お別れだと思う
でも ずっと あなたの わたしで いたい
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