恋文
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もう雨が止みそうになって 明かりに照らし出された階段は ふんわりと光っている
とりあえず、毎日、日記の前に座る。 書きたいことがあるときは自然に書いてしまう。
そうじゃないときは、いろいろ思いを馳せて考える。 どんな文にしようかと。
でも、これは全部、あなたへのメッセージ。 それだけは、いつも一緒。
ずいぶんと長くなったこの髪を あなたに触れられることは ないのかもしれない
あなた指で梳られたら、と 思いながら 洗い髪を乾かしている
わたしは素直な女でありたい でも、ときどき わたしは、わたしじゃないので 素直だけど それは、わたしではないのかも知れない。
今日も、風が吹いて わたしはちじこまる。
わたしは、何処にもいけない いかない
あなたに傍にだったら いく
木々が揺れる 震える音がする
もう落ちてしまった枯葉がまわる どこかに飛んで行く 吹き寄せられる
みんな揺れる みんな震える みんな飛ぶ
みんな何処かに行ってしまったり みんな寄り集まったり
時々、あなたは唐突に連絡をくれる
窓の向こうに景色を透かしながら 今日は、あなたの声に聞き入る
わたしは、少し 弾んだ声をしていたかもしれない
わたしは、ほんの少し変わっているから ちょっと、引けてしまうの
あなたは、少し違ったから あなたが、よかった
少しの違いも 少しの変わりも
どんなことにも いびつなことがあるように
ぜんぶ、あなたがわたしを受け入れてくれて わたしは、あなたをすっかり受け入れる
どこにも いびつなことなんて ない
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