恋文
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あぁ、そうか これで良かったんだ
思ってみる 声に出してみる 書いてみる
良かったんだ そう、思うこと
丘を越える階段を登る 昨夜の雨と風に散った葉が 階段一面に重なっている 黄色や赤や
今朝も、また あなたと電話をしながら歩く 季節の移り変わるけれど
街路樹に飾られた光が瞬いている オレンジ色が雨に湿った空気に滲む 風が枝を揺らしている
ぼんやりとバスを待ちながら また記憶に沈んでいく
もう、冬だ
| 2002年12月03日(火) |
伝えられたのだろうか |
詩人の吉原幸子さんが亡くなった
彼女の詩のなかに、わたしは自分自身の気持ちを見ていた。
わたしは、あなたに思いを伝えられたのだろうか?
気持ちを、ここに込められたのだろうか?
いつ雨が降ったのか 濡れた坂を登る 木の葉がそここに貼りついて 地中を流れる水の音が聞こえる
湿った匂いがする
ただ歩きつづける
雨の下では、みんな灰色だった わたしも、雨の中で 溶けてしまったよ
ふわふわと 買い物帰りに歩いていると いつもの会話を思い出していたよ
いつも買い物に行く時に通る路地に沿って 小さな畑が作られている 唐辛子の実が真っ赤に染まっていた 強い緑色の葉の陰で
なんどもここを通った あなたにメールしながら
今から買い物だから電話してもいいよ と、伝えるために
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