恋文
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2002年12月06日(金) 良かったんだ

あぁ、そうか
これで良かったんだ

思ってみる
声に出してみる
書いてみる

良かったんだ
そう、思うこと


2002年12月05日(木) 季節

丘を越える階段を登る
昨夜の雨と風に散った葉が
階段一面に重なっている
黄色や赤や

今朝も、また
あなたと電話をしながら歩く
季節の移り変わるけれど


2002年12月04日(水)

街路樹に飾られた光が瞬いている
オレンジ色が雨に湿った空気に滲む
風が枝を揺らしている

ぼんやりとバスを待ちながら
また記憶に沈んでいく

もう、冬だ


2002年12月03日(火) 伝えられたのだろうか

詩人の吉原幸子さんが亡くなった

彼女の詩のなかに、わたしは自分自身の気持ちを見ていた。

わたしは、あなたに思いを伝えられたのだろうか?

気持ちを、ここに込められたのだろうか?


2002年12月02日(月) 歩きつづける

いつ雨が降ったのか
濡れた坂を登る
木の葉がそここに貼りついて
地中を流れる水の音が聞こえる

湿った匂いがする

ただ歩きつづける


2002年12月01日(日) 雨の中

雨の下では、みんな灰色だった
わたしも、雨の中で
溶けてしまったよ

ふわふわと
買い物帰りに歩いていると
いつもの会話を思い出していたよ


2002年11月30日(土) 唐辛子

いつも買い物に行く時に通る路地に沿って
小さな畑が作られている
唐辛子の実が真っ赤に染まっていた
強い緑色の葉の陰で

なんどもここを通った
あなたにメールしながら

今から買い物だから電話してもいいよ
と、伝えるために


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