恋文
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2002年06月13日(木) あなたの前

家族の前のわたし。
職場のわたし。
そして、あなたの前のわたし。
みんな違っている。
あなたの前のわたしは、一番弱くて傷つきやすい。
なのに、わたしはあなたの前にいたい。
あなたから優しく言葉をかけてもらえること。
そのことが、わたしの喜びだから。


2002年06月12日(水)

霧のような雨のなかを歩いて帰る。
ときおり車のヘッドライトに照らされてきらめく雨。
傘をさしていても、しずくのように漂う雨はわたしの腕を濡らす。
少し肌寒いこんな日は、あなたの暖かさが懐かしい。

わたしたち、冬に初めて出会った。
そのことを思い出している。


2002年06月11日(火) カクテル

今日は会社の人とお酒を飲みにいく。
以前あなたと行ったのときに、あなたが飲んだカクテル。
カシスのはいった赤いお酒。
なんという名前だったのか忘れてしまったけど。
そういうのを頼んでみようかな。

会社のつきあいの最中だけど。
こっそりと、あなたを思い出すために。


2002年06月10日(月) 弱さ

あなたの声を聞くだけで安心する。
また、いつもの通りのわたしにもどる。
なにが不安だったのか。
それはわたしの心の弱さが招いたもの。
ときどき、わたしは自分をもてあます。
そんなとき、わたしはもっと強くありたい。


2002年06月09日(日) わたし

りんごの皮を剥く。
くるくるきれいに剥け落ちていく。

わたしの心は、こんな風にはきれいに解けてくれない。

りんごの端に茶色く色が変わったところがある。
それを切り取る。

わたしの病んだ心は、そんな風には無くすことはできない。

なんでもないことに動揺するわたしは、わたしじゃない。
あなただけが、わたしをわたしにしてくれる。


2002年06月08日(土) 今日も一人でいる

今日も声を聞けない。
しかたがないことだけど。
昨日は、メールありがとう。
お返事ができないのも、しかたがないこと。
でも、あなたが気遣ってくれるのが嬉しい。
あなたは、そこにいる。わたしの手の触れられないところだけど。
あなたを感じながら待っている。
明日を。

だいすき。


2002年06月07日(金) 待ってる

いつもの朝のように丘を越えて駅へと歩く。
今朝は一人で、無言で。
丘の上から霞んで見える遠くのビルの群れ。
あなたは、それよりも遠くにいる。
今朝は、いつもよりも遠いような気がする。

なにかの都合であなたから呼びかけられるかもしれない。
淡い期待を抱いて、わたしはいつものように歩く。

昨日の気持ちを思い出そう。
次にほんとうのあなたの声を聞けるまで、待ってる。
わたしのなかのあなたと一緒に。


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