恋文
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今朝あなたが言ってくれた一言が、わたしを幸せにする。 今までにもまして、もっと。 それなのに、わたしは更にあなたを望んでいる。 まるで果てしのない渇きのように。 あなたに近づくほどに、あなたが遠ざかるように。 ずっと、わたしはあなたに到達しないのかしら。 それは、わたしの欲が深いために? もっと、もっと、あなたと近くなりたいという、業のような気持ち。
いつも戸惑う、これから先のことを考えると。 わたしは、あなたを失うのかしら。 遠く離れてしまうかもしれない。 怖いのは、あなたを忘れてしまうかもしれないと思う自分自身です。今、こんなに好きなのに。
あなたにあげる、わたしの日記の鍵。 書いていいよ、あなたの想いも。 教えてあげる、わたしの心、いつも開いておきたい。 いつか書いてね、ここに。 わたしは、知ってるのよ、あなたの思い。 それは、違うはずのない、同じ思い。
新幹線の列車の窓から見えるれんげ畑。 昔、妹と遊んでいた、娘と一緒に遊んでいた、思い出にあるような畑。 あなたと二人で、あんな広いれんげの真ん中で、遊んでいたい。 そんな暖かい春の一日を過ごしたい。 きっと、わたしはあなたにれんげの花束を作ってあげる。あなたもわたしに作ってくれるかしら。まるで子供のように戯れていたい。
そんなことを考えながら、わたしは窓に頭を寄せていた、あなたに身を預けるように。ひんやりと冷たい窓。 あなたの胸だったら、きっと暖かいだろうに。
今、約束できないことがもどかしい。 あなたが一緒に行こうと誘ってくれる計画。 でも、あなたがそう言ってくれると、きっと実現するような気がする。 きっと信じていいのよね、未来がどんなに霞のなかのようにぼんやりしていても。 あなたの声で、こうして語られた言葉は、わたしの心を希望で満たすのです。 大好きな、あなたの声で。
メールをしようとして文章を入力しているとチャイムがなる。 あなたからの新着のメール。 思わず微笑んでしまう。何回か、こんなことがあった。 その度に確信するのよ、あなたといつでもつながっている、って。
偶然だけど、それを運命のように思いこみたい、幼い恋のように。
あなたが言う。「いつもは会えないけど、だからこそ会った時の喜びが大きいのよ」、と。 だから今度会った時のことを考える。 きっと、言葉はいらない。寄り添ってあなたの温もりや重みを感じていたい。 会っているときにしか知ることのできない、あなたの生身のからだを感じてたい。 きっと、そうなる気がする、今度会える時には。
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