耳鳴りおやじの日記
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...久しぶりに研究会に出た...
...一体、この会はどんな会なんだろうかと考える...
...10年以上も前のボスがまだ発表している...学生はどうなっているんだろうか?
...京大の先生は一見難しそうな話をしているが、実験目的がわからない...難しい手法で研究したらいいという訳ではない...
...がっくり...まあ、参加して面白かったが、走ってカレー食べていた方が良かった気もする...
...この学会は一体、どこに向かうのだろうか?...むむむ...
...武士の一分を嫁さんと見に行く...時代劇だ...
...それから、実験サンプル受け取りのため、京都へ...
...いろいろお願いしていたI先生...とうとう、実家の方に戻ることを決めたらしい...しかも、2月中旬には引っ越しするという...
...行き先に明日があるかといえばそれはわからない...学位を持っているが、高校の非常勤も視野に入れて考えている...なんとも言えない状況である...
...人事もわからない...最近、内定した先生はさほど業績があるわけではない...公募が出ても公正な判断が行われているかと言えばそうではない...
...学歴と業績とコネと人格、この総合点で決まる気もする...
...学歴がなければ、業績を稼ぐ...学歴と業績がなければコネと人格でなんとかする...それぐらいの気持ちがなければ無理かも知れない...
....難しい...
...ひさしぶりにジョギングを長く行った...
...昨日はセミナー...日頃の成果を議論する...
...今年度卒業の修士の女学生、とてもしっかりやっている...
...が、どうも教員のミスリーデング...細かいところの解釈が違う...
...残念なことだが、こういう発表を見ると、教員と学生の議論がないのだなあと感じてしまう...
...修士論文としてまとめるのはとても難しい...多くのデータがなくても決定的な結果があれば修士論文としてはどうにかなるからだ...
...修士課程中に就職活動を行うとどうしても時間的に苦しくなる...企業は大学を信用していないとも言える...
...信用していないといえば、子供の入試...入試を行う子供は塾通いのため、小学校を正月から休んでいるのだという...
...うちの長男のクラスは35人中10人も休んでいるのだという...
...ほんと、ばかにしている....残された子供はどう思うのだろう...
...この教育再生はできるのだろうか?
...寒いがどうも1月にしては寒くない気がする...
...授業も終わり、溜まっていた論文を整理するついでに論文を読んだ...これはいい...
...同じようなレベルの論文でも、なんだかなあという論文としっかりやっているなあという論文がある...
...しっかりやっているなあという論文はとにかく理解できる..なるほどなあと感心させられるし、読んだ後にすっきりする...
...最近、食事でも感じることだが、おいしい食事は後味が良い...すっきりするのである...
...どうも怪しいデータに対してたくさん引用文献をつけて説得するような論文は後味が悪い...それよりもデータが簡潔でしっかり研究背景をおさえて議論している論文は気持ちがいい...
...こういう論文に出会えると著者にも是非あってみたいものだ...
...なんとか、こんな論文を書きたいものだ...もうすこし論文整理...
新年会続きで体調が悪い...
...お世話になっている研究室の活動が低下している...原因は就職活動である...
...ドクター出の就職がひどいので、今や修士出就職パターンが多くなっている...
...修士から就職を考えると就職活動は修士1年からスタートする...これは絶対的な研究時間を奪っていく...
...だいたい、実験系というのは成功と失敗を繰り返しながら結果を生み出す物なので、就職活動は実験時間の減少を招いてしまう...
...上手く、就職できればいいが、就職が決まっていない場合、研究活動のモチベーションも下がる...
...修士期間はたった2年しかないから、その期間の半年近くを就職活動に当てられ、上手く行かなければ研究意欲が下がってしまうようではどうにもならない...これでは”修士を出ました”程度の能力だ...
...また、内定が取れやすい学生とそうじゃない学生はなんとなくわかる...大企業の人事担当者も結局、おやじやおばさん連中だから、”この子は良い子だな”と感じられる学生は好感度が高い...
...だから、おやじの目で学生を見ていると、この子は内定取れそうとか、取れないなあとかがわかるし、実際、内定の状況もその通りになっている...
...内定が取れない典型の学生は日頃、外見がけばけば状態なのに就職活動の時だけ、まじめな格好をするタイプ...外見は変えられても中身は変えられない...人事担当者はそんな学生をすぐに見抜いてしまう...
...そう考えると、就職活動に必要なのは専門の知識や研究の質とかではなく、ただ単にその学生の基礎的なところである気がする...
...そういうところって普通の飲み会とか、関わり方でわかってしまう...私の知り合いの学生で優秀かつ愛嬌のある女の子はすぐに内定を取ってきた...この女子学生は昔からすぐに内定がとれそうと思っていたがやはり早い時期からいいところに内定をとった...そんなもんである...
...しかし、まあ、こんな状態では研究実績は上げにくだろうなと... 結果的に日本の研究レベルは低下する...これは避けられない...
...就職があってこその修士課程...それが意識できないボスや研究室は淘汰される時代...
...東大の最近の助手はすべて任期付きになったという噂...教員も学生も受難の時代...
...しかし、昨日のカレーはおいしかった...研究室もおいしくないと...
...新年会続きで体重が増えた....これくらいがいいのかも...
知り合いのK先生が遊びに来て飲みに行く...
...K先生は授業が全くないらしい...要するに研究だけということ...うらやましいが、考えてみると教育力がつかない気もする...
...卒論などの研究指導は自分に関係ある研究を教えるから気分的には楽である...しかし、基礎的な事や、少し分野の異なる事を教える訓練もしなくてはいけないと教育力って成長しないのではないかと感じる...
...私も10年前と比較して少しは教育力が身に付いた気もする...不思議なことに長く授業経験を積んでも教育力がつかない先生もいる...
...10年前と比較して授業にたいしてこだわりが出てきたかなと思ったりする...おやじになると多かれ少なかれ頑固になるからかも...
...しかし、まだ、授業が終わらない...歯切れが悪い...
...宴会週間...楽しい...寒い日が続く...
...最近、娘の俳句にはまっている...
”さむいけど みんなでいれば さむくない”...
これは俳句かと思うがまあ、それはさておき、なかなかいいなあと感じた...
...兄が妹を殺すとか、子供が親を殺すとか、なんか社会がおかしくなっている...世間の子供達が娘の俳句のような気持ちになればいい気がする...
...私も一句、”おやじギャグ みんなで聞けば さむくない”
...どう?
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