|
|
■■■
■■
■ 濃密な時間。
あなたは毎日病院へ通う。 あなたのお父さんは病気だ。 あなたは毎日お父さんに付き添う。
お父さんは人工呼吸器を付け、眠らされている。
話す事もできないお父さんの傍に、 娘の存在に気付く事もないお父さんの傍に、 あなたはただ座って居る。朝から夜まで、 自分が眠る時間以外、ずっと。
「何もしてあげられないよ。」 と弱々しく笑うあなたは、 毎日お父さんの傍に居る。
そんなあなたは私の体調まで気遣う。 しかも毎日だ。
私はあなたが居てくれて良かったと思う。 ただ居てくれるだけで、良いと思う。
あなたのお父さんもきっとそう思ってる。
人はただ居るだけで繋がれる。
そう思いながら 遠くの人に念いを馳せる。
2006年05月07日(日)
|
|
|