MAKE A WISH
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 言葉の表す世界観

私の中では
言葉の表す世界観、という感覚がある。

その点において
ひらがな、カタカナ、漢字、ローマ字、造語…
と言葉の種類の多い、日本語、を
母国語として生まれ育ったことを嬉しく思うし、
英語をかじってきて、
少しでも理解できることに、喜びを感じる。


エンヤが新しいアルバムを出したが、
その中で「菫草」という曲を日本語で歌っている。

この曲はどうしても日本語で歌わなければ、
という気持ちが、この曲を聴いてみて、
私にはすぐに、完璧に、伝わった。

「菫草」は絶対的に日本の世界観を表した
曲と詞だったからだ。
この曲は他の言語には置き換えられないのだ。


同様に、最後の曲の、
「Water shows the hidden heart」
という英語のタイトルには非常に胸を打たれた。
この場合は英語でないといけないのだ。
私の中でも日本語には置き換えられない。
英語での世界観で理解するからこそ、
まさにその通りだ…と心に響いてくる。



人間の持ち合わせる感性なるものは
世界共通だと思うが、
言葉を使って表すとなると、
ここまで違った世界観に感じるとは。


これこそが世界中に言語が数多く存在する
理由だろうか。

これこそが言葉の持つ、
魅力、パワー、霊性だろうか。



言葉には
独特の世界があり、
独特の感性があり、
独特の文化がある。

その、言葉の独特な感性の響きを
理解できた時の喜びは
何にも代えがたい。




2005年11月30日(水)



 魂を込めて。


この日記を書く時、
あたしは文字に魂を込める。
魂を込めて文を書く。

句点にも、
読点にも、
改行にも、
語順にも、
言葉の使い分けにも、
行間の空白にも。

魂を込める。
その意味はとても深い。


それが、
伝わっていた。
あたしの深い想いが
しっかりと伝わっていた。


「この日記を本にして欲しい」
と言われたけれど、
あたしの想いが
大切に届いていたから
あたしはそれだけで
本当に幸せだった。
本当に嬉しかった。


だってあたしの書く文章を
そこまで読み込んで
くれているなんて
解ってくれているなんて
思いもしなかったの。


あたしの日記を
深く理解できるあなた…。

あたしの想いを
大切にしてくれて
解っていてくれて
本当にありがとう。


ただの日記じゃないと
解っていてくれて
この日記に込める想いを
解っていてくれて
本当にありがとう。


あなたの魂と
あたしの魂は
確かに繋がっている。

そんなあなたは
あたしの本当の理解者です。





2005年11月28日(月)



 ただただ・・

毎日毎日
自宅療養。

皆が忙しく生きている
日々の中で
あたしは毎日独り
病気と向かい合う。


毎日
一分一秒を
ただただ
独り。

ただ独りきり。

あたしは
ただ独りきり。




2005年11月14日(月)



 目覚め。

あなたのひげのチクチクが好きだった。


あなたはそれを知っていて
あたしの頬に頬をすりよせて
あたしを起こした。

あたしはあなたのひげのチクチクで目覚めていたわ。


あなたのひげのチクチクは
痛かったけど
いつもいつも
幸せな目覚め。




2005年11月10日(木)
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