早朝、TVで村主章枝のフリープログラム”Rachmaninov”を観た。 日本選手権の時のようなオーラはないものの、大きなミスはなく、演技が終わった瞬間、「メダルを獲れる!!」と思った。 しかし、、、得点は思いのほか伸びず、この時点で3位。。。 スルツカヤの演技を観るまでもなく、負けたと思った。 得点が出た瞬間の村主章枝の顔が、瞼に焼き付いて離れない。 「何で二回もジャンプに失敗したコーエンよりも下なんだ!?」 やり切れない思いで、荒川静香の金メダル獲得の瞬間を観た。 アジアの選手が、フィギュアで獲った初めての金。 でも、私には村主章枝の悲劇としか捉える事が出来なかった。 落胆の思いの中、競技終了後のインタビューに応じる彼女の映像が飛び込んできた。 明らかに泣いた後の顔。 そして、話をしながら、また泣いた。 2ヶ月前に流した感動の涙が、哀しみの涙に変わっている。 こんな事は想像もしなかった。
その後、「バンクーバーへ!」という彼女の決意が伝わってきた。 何という精神力だ。 次の五輪時には、29歳になる。 フィギュアの世界では、あまりにも高齢と言わざるを得ない。 しかし、そこに挑戦しようという。 そういう村主章枝が大好きだ。 希望の道・・・それはまだまだ続く。 どこまでも彼女を応援しよう。 そして、自分も「希望の道」を歩んでいこう。 新たな決意をする一日となった。
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