2003年11月30日(日)
開店一時間半前に着いてしまったから、お茶でも飲んで待とうかと地下鉄の階段を上ると三重に折り返した行列が伊東屋を超えてずらずら動いていた。
雨のなかを、日曜の朝からなんてヒマというか、いやAppleへのアイだよ愛、などなどいいわけやらなにやらでずらずら並ぶハヅカシミというのを噛み締めつつ開店を待った訳です。
噂の吉田鞄「PORTER」のiPodケースも二色とも店頭にあったし、webで扱われているものはほとんど実物が並んでいるという、なかなかどうして「やっぱり実物を見たい触れたい」というカタログだけでは満足できないこゝろをくすぐられるわけです。iPodケースなんて、結構値が張るものなのに、なんかプラスティックの袋に無造作に入った状態で通販用のタグ・シールが付いて、棚の隅に押し込められていたので、手には取ったものの最初はなんだかわかりませんでした。なんかベルトみたいなものだなと思って棚に戻したら若いあんちゃん達が嬌声を挙げて手に手に掴んでゆくでわありませんか。
店員さんにわざわざポーターのケースどこですかと尋ねる人が鈴生りということに気づいたときには棚はからっぽ。
うーん。
もっと見やすいところにうやうやしく掲げてくれないと、ああいうモノは。
おちゃれーなアップルさん、なのに商品の陳列はアキハバラ・テイスト。特に細かいものが多い4Fはちょっとがっかりな店構えでした。ヘッドフォンの実機がiPodと展示されていて試せるとか、とにかくデジカメでもなんでも実際にアップル製品と接続された状態で展示されていて、操作を試せるというのは、まったくいままでどうしてこういう売り場がなかったんだろうってぐらいステキなのに。周辺機器やパーツなんかも、もっとうやうやしく置いてくれていいと思ったんですが。
いや、それで、そんな店舗のことはともかく、またまたナイスな鞄に目がいってしまったわけであります。いったいいくつ鞄があれば足りるんだという突っ込みを自分にしつつ、鞄の神様には前髪しかないから出会ったときが捕まえ時なのだと言い訳。壊れる前に次を確保。
ワンショルダーでA4ファイルがぎりぎり入る大きさのその鞄はワタもそこそこ入っていて、なによりiBookにぴったり。ケーブルとかマウスとか、あと手帳ぐらい入れて、iBookだけ持ってあちこち廻りながら作業をするなんていう夢にぴったり。
灰色の小さな鞄。メーカー名は忘れたけど。なんかiBookのある生活というかMac使ってますという充実感というか、そういうフワフワしたものが詰まってそうな鞄。とか、書いててとっても変だと思うが、きっと雨にあたったのと銀座にあたったんだろう。
鞄の中身のことはまた別のお話。
|
|
|