2003年07月29日(火)
キャンバス製のコールマン印のリックサックが息絶えたのは購入から約一年が過ぎた頃だった。底の補強合皮が破れ、肩ひもがほつれて取れてしまった。
肩ひもは布製なので縫い付ければ修理ができた。けれど底の補強合皮は針と糸でとじつけはしたが、今にも裂けてしまいそうである。高かったのに!使いやすかったのに!
このリックサックの前に使用していたのがナイロン製の小型のもので、これまた底と背中の間がぱっくり割れてしまい、側面のタブがちぎれかけてしまったために代替わりしたのだ。しかし、執念であちこちを縫い綴じ、今でもなんとか形を保ってはいる。
とうとう二つとも、重い物を入れて運ぶことができない姿になってしまった。おおよそ一年にひとつ、鞄を壊しているわけだ。その後も一年にひとつペースはあいかわらずで、約一年前に購入したおきにいりのメッセンジャーバッグがそろそろ把っ手がばらけつつある。刺子の要領で、滅多矢鱈に糸を縫い込み、なんとかまだ形は保たれているが、これもそろそろ危険。
壊れるのと合わせて、最近必要になったのがA3の画板が入る大きさであること、というサイズ制限。壊れきる前に次を探そうと、コンベックス片手に鞄屋を行脚。ところが、なぜかぎりぎりのところで入らない鞄続出。横幅がちょうどだと、だいたいあと1センチぐらいのところで高さが足りない。姿形がどんなに好みでも、泣く泣くあきらめるばかり。
そんな鞄屋行脚を半年程続けてきたわけですが、それももうおしまい。なんと、A3画板が収容でき、しかも屈強そうな、価格もとてもリーズナブルな鞄を発見してしまった。
ふだんはまったく行かない、GAP。まさか鞄があるなんて思わないで、ふらーっと店内を見渡していたところ、バーゲンになっている鞄の山の中に「究極鞄」はぶら下がっていたのです。
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