小説の構想やら更新予告やら短い話やら。
誤字脱字やら単語が中途半端に途中だとか色々あるけど気にしない。

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跡部様、千石宅を訪問。
2002年11月23日(土)

だから別に私は千石ファンじゃないんだってば。
千石ばっかり描くし(描きやすいから)千石視点多いけど(シンクロするから)、私、亜久津ファンです。
でも亜久津の旦那は千石以外に譲れねぇよとか思ってますよ。
嫌いじゃないの。でもそこまで好きでもない。(どうでもいい)
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少し、高い音が響いた。
千石は舌打ちをして立ち上がると、カチャカチャという金属音をたててベルトを締めなおしながら玄関へと向かった。
つい先程床に押し倒されて半ば服を脱がされかけていた亜久津はほうけて何も言えず、ただその後ろ姿を見送った。

「はいはいはーい、どなた様ー?!」
素足で触れた玄関先のタイルは冷たかったが、ためらわずにそのままドアを開けた。
ガチャリ、という音と共に開いたドアの先には、偉そうに腕を組んで人を見下すような視線を千石に向けている跡部。
「…あとべ…くん?どうしたの?」
予想外の訪問客に驚いている千石に、跡部は呆れたように目を閉じて溜め息をついた。
「……もしかして最中だったのか?…下、空いてるぞ」
「……え? …あ!」
瞬間、指摘された箇所に目をやり、あわててズボンのチャックを締めながら苦笑いをうかべた。
「…もうちょっと、だったんだけど……えーと…それでなんか用?」
「ああ、ちょっと匿って欲しくてな」
「へ?何で??」
「監督が…ちょっとな…邪魔するぞ」
「ちょ・ちょっとまって!! 入られると困る…んだけど…な…」
「なんでだ」
「いや、だって今日は…折角来てるし親いないし…」
「何いってる、俺の事は気にするな、ヤりやきゃヤればいいだろ?」
「いや、俺はね、いいんだけどあっちが…」
千石が跡部のマイペースぶりに押されつつも、必死で彼を家に入れるまいと格闘していると、あまりに戻りが遅いので、身支度を整えつつ、リビングから亜久津が顔をだして千石の名前を呼んだ。

「…何してんだテメェ…」
「あッあっくーん!ちょっと質の悪い知り合いが来ちゃって…あッ帰るとか言わないでよ?!」
「…誰だよ」
「氷帝のー跡部くん」
「名前出されても知るわけねぇだろ」
「うー跡部君!そういう事だから悪いけど他あたって!」
「は?金なら払うから匿え」
「お金なんかいらないよ!つーか無理言わないでって!」
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…一体何を書きたかったのか…。
てか跡部が誰だか。(それを言ったら全員誰だか。
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色々と、どうしようもない。
人間関係もこの文章もなにもかも。

人を信じるのは悪い事じゃないけれど、信じ過ぎて依存するのが私は怖いです。
人間って。
本質的に恐ろしいもんですよ。
どうしても。

ちっぽけな偽善者が何ほざこうがこの世界で何かが変わるなんて事はないんですがね。



ふれあうゆびさき
2002年11月22日(金)

秋になったばかりかと思えばもう寒さで身震いしそうなぐらいの気温。
周りの人間は皆マフラーやらコートやら防寒対策をしはじめている。

ふ、と。

暖房のお陰で室内と外に気温差が生じ、曇り始めていた窓硝子から見えた影に気づき、冷たい金属の温度にも構わず、教室内の温かさが失われるのも構わず、窓を勢い良くあけて身を乗り出す。

「あーくつ!」

気づけば彼はやたらと早退が多い。
理由はよくわからないけれど、多分授業にでるのもつまらなく、寝ているのもつまらなく、外は寒いので屋上には行けないからではないかと千石は考えている。

赤いマフラーを首に巻いて、ズボンのポケットに手をつっこみ、少し猫背気味に歩く後ろ姿は、声に気づいてそちらを見上げた。
そこには三階の、のグランドから見れば右から四番目の窓から、オレンジ頭が手を降っているのが見える。

「もう帰るのー?!」

言う間も、千石は教室のクラスメイトに「窓閉めろ!」「さみぃっての千石ー!」だの、なんだのといわれ(それは亜久津にもかすかに聞こえた)、蹴られたか何かされたのか「痛ッ」だのという微かな悲鳴を上げている。

亜久津は半ば呆れつつも、軽く溜め息をつくと、右手をポケットから出して千石に拳を向けた。
そして親指をたてて地面を差す。

指は整った形で、細すぎもしないが、すこし骨張った印象をうける、が、その手袋をしていない指先は、彼の鼻先と同じく心無しか少し赤い。
元来色が白い彼に、その赤さはよく映えて目立つが、きっと本人はきづかないのだろうなぁ、と千石は思った。

「……手ェー…さむくないー?」

叫んで、千石は一旦身をひっこめると、自分の鞄を手荒に漁り、手袋を取り出した。その隙に窓を閉めようとしたクラスメイトの一人を軽く殴り倒し、再び急いで窓から身をのりだして、もうすでに後ろを向いて再び校門へと歩く亜久津を再度呼び止め、手袋を投げ付けた。
丸めて一つにされた手袋は、亜久津の手前に落ちる。

「貸してあげるからそれして帰ってー?」

千石が笑顔でそういうのを見た亜久津は「バーカ、」と言い返したが、体を二つに折るようにして手袋を拾った。長い指で手袋を拾うその仕草をみて、千石は満足そうな顔をした。

その赤茶の手袋が、亜久津の手を覆う。
亜久津は後ろ手で軽く、その手袋をした手をふりながら校門を出て行った。

その後ろ姿を、千石はぼんやりと眺めていたが、南に首元を掴まれ教室内に入れられると、寒がっていたクラスメイト達に一斉に文句を言われて苦笑いを浮かべるはめになった。
流れ作業のように南は窓をしめたが、教室内は先よりも冷えていて、すこし肌寒くも思えた。


帰る時になって、そういえば手袋は亜久津に貸したんだった、と冷えた指先を動かした。
「…でも俺が朝してたのを亜久津がしてったってのは間接的に触れ合えたって事かなー…」
「はぁ?何馬鹿いってんのお前…」
南が眉を潜めて聞いた瞬間、ガコン、と音をたてて缶が滑り落ちた。
ホットのコーヒー缶は触れると温かく、一つを渡された千石は、懐炉みたいだと、はしゃいだ声を上げた。

空を見上げればすっかり暗く。
しかし星はもちろんの事月も見えない空で。

「………都会の空はつまんないねー…」

この空を同じように亜久津が見ていれば嬉しいんだけどなぁ、と、南の存在を無視して一人ごちた。

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何が書きたかったのやら。
漫画にしたかったけど画力ねぇからいいやー、とかおもって…。

…書きたかったのはジェスチャーで、素手で(マフラー巻いてても手袋しなそうだから)地獄に堕ちろって言ってる(多分/え?)な亜久津。

そして気づけばタイトル無関係ぽくなった…なぁ…。

てぶくろといえば、…てぶくろをかいにっていうお話が好きです…かわいい話です…ごんぎつねのほうが好きですけどこれも好きです……あれが亜久津親子の話だったら悶えると思うんだがどうなのか…。
コアクツならすごくいいんじゃなかろうか…。
書けないし書かないけど妄想はできる…ぜ?
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下に一言フォームつけてみたり。
すぐ撤去するかもしれないけれど。
メアドとか名前とかなくても結構DEATH★



疑似過去依存症
2002年11月16日(土)

会えなくなってどれぐらいたった?
どれぐらい、君を見ていないのか。
どれぐらい、君の声を聞いていないのか。


君に会え無くなってからどれぐらい経ちましたか?





ねぇ。
どこにいるの。



「俺さ……あい、・‥…………ごめん、南、なんでもない、忘れて」

うっかり口が滑りそうになって、慌てて電話を切った。


『会いたい』だなんて言ってやらないって言ったのは何処の誰だったっけ?


耳もとで、聞こえる囁き声。
その声を払うように、千石は頭をふった。ふ、っと時計の文字盤に自分の顔が映っているのが見えた。
「…………は、すっげー惨めな顔してるし…オレ…」
溜め息が、出た。
「…………」
そのままベッドに寝転ぶと、ベッドが軋んだ。
目を閉じて、両手でゆっくりと前髪をかきあげると、目の前に彼の姿がちらついて。
「……ッ…」


会いたい、よ。





会えなくなってどれぐらいたった?
どれぐらい、君を見ていないのか。
どれぐらい、君の声を聞いていないのか。


君に会え無くなってからどれぐらい経ちましたか?





ねぇ。
どこにいるの。


「あくつ」

千石はそう一言、ゆっくりと声に出した途端、堪え切れずに零した涙を暖かいと思いながら、そのまま目の上に手を置いて、誰かから目を隠すようにして。
泣いた。






もういない、と



事実を未だに受け入れられぬまま。






引き止めなかった自分を憎んで。
会いにいける事のない自分を憎んで。
強がりを言って彼に別れを告げた自分を憎んで。






先を見れずに過去にすがりつく。

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どうしようもない、どうしようもない。
未来なんて見えない。

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亜久津が、いなくなった時の千石の話。
外部受験の時でもテニス留学の話でもなんでもいいのです。

亜久津が死んだ時の話だって構わない。

夢オチでも構わず。



角砂糖の一欠片を。
2002年11月06日(水)

バクマリ。

その君の角砂糖の一欠片をくれれば十分だと云う。
全部だなんて我侭は言わないから、どうか、どうかそのひとかけらでいいから。

「なぁバクラ、ボクの前で肉食べるのはやめてくれって何度もいってるよな?」
「嫌がらせでやってんだよ、テメェはテメェでそのクソ甘ェもんでも食ってろ」
「……器のほうは甘いの好きなのにね」
「宿主サマは宿主サマ。俺はオレ。元々ちげぇ人間だからしょうがねぇだろ。テメェの二重人格とはわけがちげぇんだよ父親殺し。」
「…………………」
マリクが酷く不機嫌そうにもう残り半分もないパフェのグラスにスプーンを半ば投げ付けるように投げ入れる。
金属のスプーンと透明なガラスグラスが小さくカチャリという音をたてた。
そして窓の外に目をやり、少し開いたカーテンからさす夕焼け色の光が目に滲みるような感覚に、目を細めた。
この時間帯にしてはうすぐらい店内に、夕焼けの色が際立つ。
ふいに外の夕日が懐かしい景色と重なって見えて。

「………何泣いてんだテメェは」
「………あ…………」
無意識にマリクの頬を伝い、零れ落ちた涙を、バクラが呆れたような顔でぐい、と指で拭った。
「ホントに泣いてんじゃねぇよ、テメェの悪口程度で」
マリクは首を振って、頬にそえられたままのバクラの手をぎゅっと握りしめた。
「…寂しいと思った、だけだよ」

その君の角砂糖の一欠片をくれれば十分だと云う。
全部だなんて我侭は言わないから、どうか、どうかそのひとかけらでいいから。

どうぞその君の優しさをひとかけらだけ僕に。

--
む…無理矢理なかんじで終了。
--
…続き書くなら多分二十時頃いや、続き書いたのおもきし22時なんですけど。(時間間違えた/馬鹿だ)
塾行ってきまっす。(あ、なんか受験生ぽいね!)(いや、黙ればもっと良いのか…)
…いやしかし毎週毎週バーディさんにトキメいているのはどうなのか。いや、かっこいいんだよ、かっこいいんだよ、最初惚れねぇよこれは、と思ってたらおもきし毎週震えながらかっこいい…って言ってるよ…!
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岳人の声はカズマイメージ抜けないな…やっぱ。



土産物をもって愛しの君に会いに行こう。
2002年11月04日(月)

「亜久津おはよう、これ食べる?」
出合い頭に千石はもっていた大きめの長方形の箱を亜久津にずいと差し出した。
「…………栗、づくし」
「うん、甘くて美味しいんだって。かぁさんが先方の人にふた箱貰ったんだけど、うち甘党いないからひと箱おすそわけ。俺も一つ食べたけど美味しかったよ。栗。甘くて。」
「………べつに、」
亜久津は箱から目線を反らす。しかし千石は亜久津をじっと見て言う。
「食べて欲しいな。」
「………」
ちらり、と視線を送れば千石はまだ亜久津をじっと見ていて、気恥ずかしいようななんというか、で亜久津はふい、と顔を背けた。
「モンブランじゃないけどこれで我慢して?」
「…………………くどい。」
「でも食べてくれるでしょ?」
ね?、と自信満々で笑う千石の顔をみて、亜久津は呆れた顔をした。


一時限目開始のチャイムとともに、千石は屋上のドアを開けた。
「いやー良い天気!」
「…うっせぇよ馬鹿、騒ぐな」
「あっは☆メンゴ!」
「………………」

びりびりと包装紙を破く千石を亜久津はへたくそ、と言ったが、そのまま箱のなかの小分けにされた一つをとる。
「どーぞおさきにv」
箱を挟んで向かい側に座る千石のやたら上機嫌そうな笑顔が気になりはしたが、亜久津は包装を綺麗にはずし、出てきた小さなシュー生地に包まれた御菓子にすこし驚いた。
「…なんだこりゃ」
「あ、シュー生地の中にね、栗の餡が入ってるの。欠片もいくつもはいってるの。…あーなんていえばいいかなー…つぶあんの、つぶが大きいやつの栗版っていえばいいのかなー…」
「…はー…変な菓子」
「なんか信州だかどっかのお土産なんだって、サ」
「……ん」
変だとは言いつつも、亜久津はその菓子を口に運んだ。一口でいけそうだったが、ひとまずは一口だけ口に含む。
千石は酷く幸せそうな笑顔で亜久津を見ている。
「どう?」
「…………不味くは、ない。」
「……そう、よかった、甘い?」
「まぁまぁ…!」
ふ、と瞬時に千石は亜久津を押し倒すように唇をかさねた。そして唇を離すとペロリと舌舐めずりをして、意地の悪い笑顔を見せた。
「………御馳走様でした。」
「…ッ…………死んで来い!」

--
ありがちネタで痛々しいだけだと云うのだよレオリオくん…(誰だお前)



没ナンアク
2002年11月02日(土)

「うわ…煙草くさ…ッ!」
「文句あんなら来なきゃいーだろーが」
亜久津は乱雑に、コンビニのビニール袋を置いた。南は続いて部屋に入る。部屋はとにかく物が必要最低限にしかない、そうとしか言えないぐらいだった。
「いや、折角のお誘いだし…」
「はっ阿呆らし…。」
「そう言うなって…で、どこ写させて欲しいんだ?」
「…あー……っと……ルートだかなんだかの…」
「何、√わかんないの?」
「ンな事言ったって出てねぇ授業の内容なんざ知らねぇよ、貸せ」
「…ったく……授業出ろって言ってんじゃんか…」
「めんどくせぇんだよ…」
「でも俺にわざわざノート借りるのも面倒だろ?」
「千石よりマシだ」
「なんでそこで千石が出るんだよ、大体彼奴は小言も言わずによろこんで貸すだろ?」
「あのバカは条件出すから………おい、お前これなんか抜けてるぞ、単語」
「え、どこ」
「ほら、ここの…」
「あ・あーあーあーー!これは千石がいきなり手紙なんか投げてよこしたから聞き逃したんだよ」
「チッ…何やってんだ彼奴は…」
「はは…でもそんな重要じゃねぇとこだって」
「………………」
亜久津は黙り込み、しばらくシャーペンを走らせていたが、ふと、動きを止め、煙草を取り出すとライターで火を付け、吸い始めた。そしてテーブル上のシャープペンの横に、ライターと煙草を置いた。
「何、いきなり」
「…口寂しくなっただけだ」
「うわジャンキーってかんじだねー」
「うっせぇ」
「………………亜久津さ、いつも吸ってる煙草違くない?」
「……よくわかんな」
「だって匂いとか違うじゃん」
「…同じのずっと吸ってと飽きちまうからな、」
「…飽きたら困るの、亜久津は」
「……ああ」
「へーぇ…中毒だねぇ、ほんと。お前肺癌で死んじゃうよ」
そう言って苦笑する南を見、亜久津は手を止めてニヤリと笑った。
「それより先に殺されんじゃねぇの?」
「…………誰に、」
「…誰かに、…ンな事わかんねぇよ、もしかしたらお前かもしれないし、」
「……………千石かもしれない?」
「…さぁ、な」
亜久津はシャーペンを再び走らせ始めた。
亜久津の字は綺麗だけど、なんだか少し神経質に見える、と南は綴られていく字を見ていた。
「…………でもそういう事言う奴に限って長生きするんだって知ってる?」
「……知らねぇよ……ん、サンキュ」
「どういたしまして、」


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続かなかったので没。




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