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たとえば亜久津は俺を千石とかお前としか言わないが、たまにキヨとか呼んでくれる。でもそれは一時の事で、ふ、とその言葉を聞いたかと思うと、次はいつもどおりに戻っていたりする。 そしていつもその言葉の残り香に、俺は寂しさを覚えるのだ。 もっともっともっと呼んで欲しい。 もっと俺を必要として、もっと俺の名前を呼んで。 もっと俺を見て。 もっと傍にいさせて欲しい。いて欲しい。 変わらないで変えないで。 けれどもそれはなかなかむずかしいもので。 たとえば今日亜久津の機嫌が良くても、俺がその気分をくずしてしまったりとか、そういう所でも実感する。 現状維持とはむずかしい。 だから今日の君との関係をいつまでひきづれるかなんて検討もつかないし、明日には違う関係かも知れない。 時は連続していく過程で誤差が生じるものだ。 恋人だったり親友だったり他人だったり師弟関係だったり、予想なんかつきやしない。 現状維持なんかできない。 そんな事はむずかしいし、くだらない。 定まらない明日には希望がある。夢が生まれる。望みが生まれる。 現状維持では何もない。変わらない。 それがいい状態でも、悪い状態でも、維持するだけでは進めない。 それはただの言い訳かも知れないのだけれど。 -- また微妙なものを…これは一体何なのか… もうしわけなひ。 明日はまだまとも…だと思うよ、下書きあるし。
ガタン、と後ろにあった机に音をたててぶつかった。 逃げ場がない。 千石はそのまま亜久津の腰に手をまわし、耳もとに唇をよせる。そして右手は制服のチャックを下げはじめる。 「逃げないでよ…」 囁きにびくりと身を震わせると、千石はクス、と笑ってそのまま机に亜久津を押し倒す。背骨が無理な体勢に微かな悲鳴をあげる。 「…ッ、」 「あ…この位置だと腰痛い?」 黙って頷く亜久津の体をすこしもちあげ、亜久津を机の上に座らせ、自分も机にのりあげる。その間に窓際においやられた亜久津が、カーテンに身を隠そうとした。 「何、はずかしいの?大丈夫だよ、誰にも見られないって…ね、」 千石はカーテンに伸ばされた亜久津の手を掴み、首元にキスをした。 「ん…、」 亜久津はくすぐったさに声をあげる。千石のさらさらと落ちた髪の毛が首筋にかかり、酷くくすぐったさを誘う。 「…亜久津のそういう声、スゲー好き…」 千石はそう言って閉じられた亜久津の瞼にチュ、と音をたててキスを落とした。 この甘さで感覚は麻痺していく。 何もかもが痺れて、判らなくなる。 わかるのはただひたすらにこの甘さだけ。 しつこくて、温かい、病み付きになるような、甘さ。 手を伸ばしたら最後、その手をつかんでもっていかれるような気がした。 もうまともな感覚なんかは残っていないのだけれど。 -- うー……まとまらなかった……。
*運動部への秋の大会応援(全校生徒で)みたいな集会20020924 「亜久津、今日の壮行会、でなよ?」 「は?」 「俺、部の代表で喋るからサ」 「……部長じゃねぇのか、そういうの」 「残念でしたー南ちゃんはつい先程保健室に運ばれるような怪我しちゃったから俺が代理なのv」 にっこりと笑顔で、しかもなんだか女々しさを感じさせる口調で言う千石に、亜久津は溜め息をつく。 「……おまぇなぁ……」 「なぁに?」 「…………大体それがどうした」 「来なかったらマイクつかって亜久津と俺の交際宣言しちゃうよ?」 「……あーわかった、行けばいいんだろうが、行けば」 「そうそう、じゃあまた後でねー俺着替えてこなきゃいけないからさぁ、」 「さっさと行けばいいじゃねぇの」 千石はクス、と笑うと亜久津にひらひらと手をふり、廊下へと出て行った。 「では次はテニス部…」 司会の進行で、着々と各々の部活の今後の意気込みが語られていく。 次はテニス部。 マイクを受け取ったユニフォームに着替えた千石が、列の後ろのほうで一人、他とは少し距離を置いて壁によりかかっていいる亜久津のほうに視線をやり、唇の端を少しだけあげた。しかし亜久津はすぐにふい、と視線を反らし、窓の外の光景に目を向けた。それを見た千石は一瞬ムッ、とした表情をうかべたが、すぐにまたいつもの余裕をみせるかのような笑みを浮かべて喋り始めた。 もうそろそろ終るだろうと思って亜久津が千石に再び視線をもどすと、はた、と目が合った。 そしてまた目を反らされる前に千石は、今度は亜久津にむかってウインクを送った。とたん、亜久津がガシガシと頭を掻き、顔をそらす。 ぁあ、きっと顔は赤いのだろうなぁ、と千石は内心今すぐにでも亜久津の傍に行って亜久津の事を抱きしめたい、と思ったがそのまま隣のバスケ部の部長にマイクを手放した。 そして千石は再び亜久津に視線をむけようとしたが、彼はもうすでに体育館を出ていってしまっていた。 千石は「あーあ」、と小声で呟き、苦笑した。 きっと彼は屋上だ。 あとで冷やかしにいってやろう、そんな事を思いながら、出てきた応援団員が指揮する全校生徒の応援を、千石はぼんやりと聞いていた。 ++これを某友人に話したら、彼女はルドルフの話をしはじめた。悶えた。 はじめちゃん…はじめちゃん………!(彼奴は本当に最高な事を言うと思うよ) こう、バカ澤にはまかせられない!って観月がマイク奪い取るんだけど、逆に赤澤に部長は俺だろう?!って言われてあなたじゃ何をいいだすか心配なんです!とか言い合いになるっての。そんでそれを見た裕太がヤキモキしてるっての。 そんなん普通に悶えるっつーの。(そんな彼女も私も観月総受け) *千石よりも亜久津のほうが常識人と思われているのなら。20020925 「しつれいしまーす、あっくーん、遊びましょー?」 「オイ千石、授業中だぞ、」 「ごめんね★やっちゃん、でも俺つまんなくってさー俺のとこ自習なのね、そんで亜久津と遊びたくなっちゃって」 「教室に帰れ、早く」 「ちょっとまってーあっくーん?起きてー君の愛しのハニーが迎えにきたよー?あっくーん?」 「…………ンだよ…」 「おそよう、今から遊園地行こう」 「は」 「よし決定、やっちゃん、亜久津かりまーす」 「やっちゃん言うな!勝手に生徒を拉致るな!」 「いやでーす、さー行こうネ、ダァリン?」 「誰がダァリンだバカ!離せ!」 ++…あ、コレむづかしい…。 *体育授業中。千石と亜久津のクラスの合同体育。20020926 「あーくーつっ!何選択した?俺はバスケとサッカーなんだけど」 「…同じ」 「マジで?じゃあコンビ組も、ね?」 「…南がいんだろが…」 「いやーあれでもあの人は皆の人気者だから倍率高くってね〜…」 「てめぇもだろーが」 「うん、まぁ、そうなんだけど。そうなんだよ、皆の人気者のこの清純くんはわざわざ亜久津のために亜久津と体育でペアを組むためだけに何人もの人の好意を、誘いを踏みにじってここにいるわけだよ」 「まわりくどい言い方すんじゃねぇよ」 「何、亜久津は俺と組むの嫌なの?」 「別に、」 「……つーかさー亜久津って制服の時はかっちり着込むくせに体操着とかは腕まくりとかしまくって露出多くない?」 「運動すんだから暑くなんだろーが」 「…そうだけどさー…つーかやけに白くない?女子並み、いや下手すると女子より白くない?すっげ…それでも元テニスッ子〜?」 「たいして長い間やってねぇっての」 「でも普通はもうちょっと焼けるでしょ…」 「……じろじろみんな、気色わりぃ」 「だってーうっわすげーすべすべ」 「触ってんじゃねぇよ!何してんだテメェは!」 ++なんつうか、最初はゴクアク、じゃなくて親友のつもりだったんだけど。 -- 書きだしててむなしくなってきたので終了。(笑)
「はーやっぱり社長は社長なんだな、まともに仕事もするんだな」 「…何故お前がここにいる?」 「まあ、そんな恐ェ顔すんなよ…オトモダチ、じゃねぇの」 「俺はお前とオトモダチなどになった覚えはないがな」 「……素直じゃないねぇ、まぁいいけど」 「…それで?今日は何をしに来た?」 「…ひまつぶし」 「帰れ、俺はお前の相手をする暇など一切ないからな、というかお前学校は…」 「ぁあ?学校ねぇ…王様いるから嫌なんだよ」 「獏良が行けばいいだろう」 「だって折角めずらしーく俺様が体使えるのにわざわざ宿主様に体わたすっつーのはつまんねーだろ」 「そんな事は知らん、さっさと帰れ」 「つれない事言わずに構ってやってくれよ」 「…城之内のような事を言うな」 「……じゃあ俺を城之内だと思って遊んでみるか?社長」 「遊び相手が貴様などで足りるか」 「何、城之内なら足りるって?ヒャハッ、社長ってば思ったより純情〜」 「ッ誰が、!」 「…違うのか?」 「…ッ離せ!」 「嫌だね」 -- 面倒だったから(死)台詞だけ。 私設定では2人は友達。 別に友達以上でもいいんですがね。(ていうか私、バクセトも好きやから) でも獏良と海馬は友達じゃ無い。
君にたったひとつだけ嘘をつきました。 大丈夫だなんて嘘でした。 本当は、君がいなくても世界は楽しい事にあふれているから大丈夫だなんて事はない。君がいなければ世界はこんなにも味気ない。その事に気づいたのは、君がいなくなってから一ヶ月と三日の事でした。 「…今日も空が青いねぇ…」 「何言ってんだ、そんな事より掃除しろ、掃除!」 ペシ、と軽い音をたてて南が俺の頭を叩いた。 螺旋階段を降りてすぐの踊り場。一階から最上階まで吹き抜けになっていて、天井に貼られた透明な窓ガラス越しに空を見るのが好きだった。(そういえばこれは亜久津の癖でもあったのだが、その時はすっかり忘れていた。) 空は同じようにみえて全部違う。それがまた面白くてつい見入ってしまうのだ。 ましてやもう部活動も引退してしまい、かといってエスカレーター式の学校なので受験勉強とも無縁の自分にとっては、ちょうどいい暇つぶしになっていた。 「いったぁ〜…何さ南、別にやってないわけじゃないでしょー?」 「お前のは掃除になってない!真面目にやれよ」 「はいはいはいはい、わーったよぅ」 部長気質、というか何と言うか。南はこういう時にリーダーシップをとるのが似合うなぁ、とつくづく思う。気配りもしっかりしているし、怠けすぎるときちんと注意する。成績も良い。きっと彼は教師から見れば理想の生徒だろう。まぁ、それは事実ではあるが。 兎に角、南をからかいながらの掃除の時間は、唯一学校の中で楽しいと思える時間だった。 全てが味気なく、面白味に欠けるように見える。 そんないつもどおりの掃除時間中だった。 「あ、千石先輩、南先輩!」 少し高めの声に2人して振り向くと、階段上に太一が居た。あいかわらず背が低いなぁ、と思いながら笑顔を浮かべて手を振った。彼はこちらに少し急ぎ足で降りてきた。南は不思議そうに太一を見た。 「何だ、どうしたんだよ太一?」 「あのっ!さっき伴田先生に聞いたんですけどっ!あのっ、亜久津先輩、あっちで何か事件に巻き込まれたらしくってっ!それでっえっと…!」 太一は言葉に詰まり、あたふたし始める。 一方俺は予想外の言葉に表情が凍り付いた気がした。 「………え、ちょっと、まって、…え?」 どうしてだか、うまく言葉が出ない。頭の中では、オーバーヒートしそうなぐらい様々な亜久津との記憶が止めどなく恐ろしい程のスピードで溢れだしていく。 それは、俺の、この世界で一番好きだった、人。 もう忘れたつもりだったし、忘れるつもりだった。 でも本当は忘れる事なんか無かったし、できやしなかった。本当は寂しさで死んでしまいそうだったから、極力考えないようにしていただけだった。 自分にまで嘘をついて、忘れるふりをしてまで、その事実を否定しなくてはやっていけないぐらい、自分は彼に依存していた。 ただひたすら彼が好きだった。 -- 極悪本…こんな感じ…? うー…太一が出る予定はないんだけど。
このネタはなんだ、うちが体育祭だった頃に考えてたので6月ごろかなー、と思うんですが、先日モチヅキとの電話のなかでそういう話が出たのでちょっとばかり書いてみたわけよ。 く…くだらねぇ…。 -- 赤い空はもうすっかり暗くなり、殆どもう夜といってもいいような空の色を亜久津は教室の窓からただ眺めていた。 カラカラと音をたてて、千石がやってくる。 「おまたせー♪」 「待ってねぇよ」 「…何見てんの」 「空」 「……あー…もう暗いねぇ」 「…………ぁあ、」 まだぼんやりと空を見ている亜久津の隣の席に千石は座る。亜久津はそちらを見る事なく空を見ている。 「………ねー亜久津〜?」 「ぁあ?」 「来月体育祭あるじゃん?」 「……しらね」 「勝負しよっか」 「は?」 ようやく千石のほうをみた亜久津に、千石はいつもの笑顔を向ける。 「クラスで応援賞とったほうが勝ちってことで、どう?」 「嫌だ」 「……美味しいモンブランのお店見つけたんだけどな」 「…………」 「…好きなだけ食べさせてあげようかと思ったんだけどなぁー…」 チラリ、と視線を送った千石と、亜久津の視線がかちあう。瞬間まるで弾かれたように亜久津が視線を反らすのを見て千石はニヤリと笑った。 「…言う事聞いてくれたら、亜久津の好きなものあげるし、好きなようにするよ?」 ずい、と間近に迫る顔から顔を背け、亜久津は黙り込む。 「…俺が勝ったら、ちゅーするだけでいいよ?」 「………」 「なぁに、うたがってんの?」 「………ほんとに、」 「んー?」 「…ほんとにそんだけか?」 「……他になんかさせてくれんの?」 「ッさせねぇよ!」 「ならいいってコト?それともダメなの?なーんだ、あっくんは案外臆病だねぇ…」 「…ッのやろ………やってやろうじゃねぇか!」 「さっすがvじゃあ明日の総合の時間にでもその事について話すとおもうからぁ…応援団長になってね?」 千石の台詞に、亜久津が凍り付く。 「…………は?」 「何、団長になってクラスをひっぱってこそ勝利でしょ?」 まるで予想していたかのように、焦る事もなく先程の笑顔が張り付いたままで千石は言う。当然のごとく亜久津は千石を睨み付けた。 「……てめぇ……」 「あ、途中放棄したらペナルティで亜久津を俺の好きなようにさせてもらうからv」 「……ッわかったよ!」 -- 続く。 ていうかここじゃないんだよ、私が書きたいのは準備中の話なんだよ…。(いや、本番もだけどもね)
「…何で留守番電話なんかにしてたの?」 「………」 「……そんなに俺の声聞くの恐い?」 「………」 「いくら俺でも声だけじゃなんもできないよ?」 「……用件は、」 しびれを切らしたように、亜久津がいらだって答えると、千石はクスクスと笑った。 「声が聞きたかっただけ」 そしてすぐに電話はガチャン、と乱暴に切られ、ツーツーツー、という電子音が聞こえてきた。 声が酷く耳に障る。 「あくつ」 まるで耳から犯されて行くみたいに、 耳から入った声に反応して、内がうずくような。 嫌な感覚。 「清純、電話終った?」 「うん、もう使っていーよ。…あ、またいつもみたいにうっかり長電話しないようにね」 「何言ってるの」 千石は母と入れ違いに電話の傍を離れ、二階の自分の部屋に向かった。 充電器に置かれた携帯電話にちらりと目をやったが、何も来てはいないようで、千石は溜め息をつきながらベッドに寝転がった。 いつからこんな事になった? 携帯電話で亜久津に電話をかけようにも、携帯電話からでは着信拒否をされ、繋がらず仕方なく自宅の電話から彼の自宅の電話にかける。 それでも留守番電話にされる事も少なく無い。 学校でもすれ違い様に言葉をかけるまえに避けられてしまう。 クラスに向かっても、まるで千石が来るのを見計らったかのように彼はいない。彼がいそうな屋上や保健室などを見ても、まるで入れ違いにでもなっているのではないか、もしくは彼はこの世に存在しないのではないかと思えるぐらいに会える事も無く。 家を訪ねても留守か居留守でどんなにチャイムを連打しても叫んでも彼が出てくる事はなく。 いつからこんな事になった? 「……………なんでだろ、」 溜め息まじりに出た言葉は、なんだかひどく情けなく思えた。 千石は毛布をめくり、顔を埋めた。 もうここに彼の残り香は無い。 彼がここに最後に来たのはもう二ヶ月も前だ。 そして最後にまともな会話をしたのは三週間前だ。 何度考えても理由が見当たらない。 彼を怒らせるような事も、怖がらせるような事も、何一つ千石には身に覚えが無い。 だが彼が自分を避けて居るのは明白な事実だ。 「仁、今の電話キヨくんからー?」 「…関係あんのかよ…」 「んー…ていうかなんで最近キヨ君ウチにこないの?」 「………」 「仁?」 「…知るか」 毒が回るような感覚に、少し似ている。 だんだんと麻痺して行く感覚が恨めしい。 だんだんと、死んで行くのだ。 そうして毒されていくような。 内側から、じわじわと。 吐き気がする。 千石はまだ解かれないか、と電話をかけたが亜久津には繋がらない。 溜め息しか出なかった。 この状態はお世辞にもよくなんかない。 だがこうして亜久津との知恵比べのような、いたちとの追いかけっこのような感覚を千石は、少し楽しんでもいる。 電話が繋がったり、顔を合わせる度におびえるような態度をみせる亜久津がたまらなく愛おしく思えるし、もっとその表情がみたくなる。 だからほんの少しだけ、今の状況でも悪くないとは思っている。 だがやはりしっかりとしたまともなコミュニケーションをとりなくなってしまうもので。 「………離さないようにもっと繋ぎ止めておけばよかった、かもなぁ…」 温もりを求めてしまう。 -- スランプ。 むしろあんまり物を書く気が無いんですけど…ちょっとそれってどういう事なの…?! ナンアク(むしろ三角関係)本はラスト一本と表紙ができあがりません。なんて事だ。表紙どうにかしないとなーしないとなーとはおもうけどどうすんの…? 表紙ができあがらないとかありえねぇよ…どうすんだよどうすんだよ…ゲストも何も描けないよ…むしろ書けないよ……こんな時にこんな時に!しめきりあと何日?数えんな!(逆ギレですか) -- つかすごい笑うのがさ、ここ変換しわすれとかタイプミスとか何故か言葉が重複してたとか、途中で一部分が切れてたりしてるんだよね。かなり。色々まちがってるよ、単語とか間違ってたりもするよ、でも基本的に直さないよ。 …な、コラそこ!探すなヨ!(笑)
神様、僕はまだ許されていますか。 僕はまだ、貴方に愛されていますか。 神様、 僕はまだ許されていますか。 部活の帰りに駅前のファーストフード店で2人揃って軽食を食べた。 雑談を交えながらのこの時間は、限り無く永遠に近く感じられ、同時にはか無さも付きまとわせている。 終りがないものはないのだ、はじまりには必ず終わりがある。 終わりのないはじまりは無い。 永遠は無い。 「…また、髪は伸ばさないんですか?」 「ぁあ?髪、ねぇ…あーわかんねぇなーうざってぇしなー…」 宍戸はそう言ってガシガシと頭部を掻いた。隣の鳳は少し残念そうに視線を落として「綺麗だったのに」と呟いた。 その言葉に宍戸は眉を潜め、睨むように鳳を見た。 「………何言ってんだよ」 「……ずっと憧れてたんですよ、オレ、宍戸さんの事」 「は、尊敬…ねぇ?…つーか、お前がこの髪切りそろえたんじゃねぇかよ」 「……そうですけど、すごく、残念だったんですよ、切るの、」 「………そんな綺麗な髪でもなかっただろーが、女じゃねぇんだし」 宍戸はすこし苦笑を浮かべた。つられるように鳳も苦笑いを浮かべる。 嗚呼神様、 貴方に背くような感情を抱きました。 好きになってはいけない人を好きになりました。 僕は貴方への罪悪感とその感情に押しつぶされてしまいそうです。 貴方に背き無くはない。 貴方を裏切りたくもない。 それでも僕はあの人を好きになりました。 気づいた頃には後戻りできないぐらい好きになっていました。 「先輩、」 別れを惜しむように声をかける。それは宍戸もわかっているはずなのだが、宍戸は嫌なそぶりも見せず、いつものように振り返った。 「なんだ?」 「…………また、明日…」 それでも引き止める事は出来ず、鳳はにっこりと笑った。宍戸も同じように笑い返し、軽く手を振る。 「…ぁあ!事故に気ィつけろよ!」 やわからな笑みに、切なさをかき立てられるような気がして鳳は目を瞑る。宍戸はまた背を向けて帰り道を辿って行く。 そして鳳は、まるで夕焼けに消えるように消えて行く宍戸の背中を見ながら、首から下げている十字架を握りしめた。 金属の冷たい感触が何時の間にかじっとりと汗ばんだ手のひらには心地よかった。軽くそのまま十字架にキスをする。 許されていますか。 許されますか。 僕はまだ貴方に許されていますか、愛されていますか。 僕はまだ貴方を愛していてもいいですか。 愛していてもいいですか。 神様、 僕はまだ許されますか。 許してくださいますか。 僕はどうすればいいですか。 僕はまだ貴方に許しを請うても許されますか。 嗚呼、神様。 -- 好きだ好きだ濱マイク…!(うるさい) 一分間700円。すごい良かった。ていうか好きだ。 私は永瀬さんも浅野さんも好きなの…! 話もやばいぐらいツボだったの…! 今週のビデオは永久保存決定。つうかDVD欲しい…欲しい…! -- 初・鳳宍。 うへぇ中途半端!(笑) 書きたかったんだ…コレ、ずっと。 そしたら濱マイクで似たようなくだりがあって…! これはチャンスとばかりに書いてみた。 前からずっと鳳=クリスチャンのはずなので、宍戸を好きな事、神様に懺悔でもしてんのかな(でも後悔はしないし悔い改める事なんてしないしできない、だから苦しんでる)、とか思ってて。 宍戸はどうしたらいいかわからないから、そういうことで困ってるのに、それを隠す鳳に合わせるように気づかないふりをしてる。 ……クリスチャンって男色(てか同性愛)禁止だよね…?あれ…違かったっけ…?仏教は違うけど。 …違かったら半分以上成立しないんですけどこの話(笑) ていうか神様じゃなくて主よっていうんじゃねぇのってツッコミは却下で。 -- 木曜洋画劇場「ヴァンパイヤ 最後の聖戦」を見てます。 …来週はスリーピー・ホロウですよ…!ジョニー・デップ!(うるさい) 楽しみだ…マジで今から楽しみだ…! いや、これも好きだけども。 …ていうか声を聞いた瞬間「野沢那智…!」とか素で叫んでしまった…や、野沢那智好きなのですよ…(だってナッシュの声もアンデルセン神父の声もあててるんだよ…?あの声だよ…?好きに決まってんじゃん…!/笑)
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