短いのはお好き? 
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2003年07月28日(月) R指定。不適切な表現があるかも知れません。ご注意ください。



どうなったて、そんなの俺のしったことじゃない。



気付くと、隣にはべろべろに酔った酒臭い女が横たわってる。

誰だ、こいつ。全然憶えてない。一緒に飲んでたのかな。

それにしても、なんでこんなになるまで酔っ払ったんだこの女は。

これじゃ色気もなんもないよなぁ。



二の腕を掴んで持ち上げてから手を放す。されるがまま。

顔を覗き込んでみた。

悪くない。なかなかのベッピンさんだ。捨てたもんじゃないぜ。

出るとこは、しっかり出てるし。って、何を考えてんだこの俺は…。



女が短く断続的に息を吐き、苦しそうに顔を歪ませる。

大丈夫か、と声を掛けながら、ヤバイこんなことしてる場合じゃないことを思い出す。

明日が辛くなるから、もう寝ないと。

ベッドに倒れこむようにしてソッコウで眠りについた。



やがて、息苦しさに目が醒めた。

見ると、女が髪の毛を振り乱しながら、腰を上下にくねらせていた。

イヤラシイ湿った音まで聞こえてくる。



なななにぃ!!

もうどうだっていい。この快楽に身をまかせるに吝かでない。え?



腰のずっとずっと奥のほうから快感が突き上げてくる。

もう身体ごと持ってかれるって感じ。てか、吸い込まれ、溶けてなくなっちゃうって感じか。

そして、それはついにやってきた。


快感の奔流は、一気に先端目指して上昇しもう俺はデタラメに腰を振りまくる。

俺は、ウワーっとか声を上げていたかもしれない。

で。

逝きはじめる。




頭のなかに火花が散る。身体がバラバラに砕け散る。堰を切ったように迸り出る生命たち。

いつまでもいつまでも逝きつづける。

サイコーだぁ。




と、そこでお馬鹿なぼくちゃんは目が醒めた。


女はと見ると、フローリングの床ににころがって高いびきで眠ってる。


ということは…。




恐る恐る、俺はトランクスのなかに手を挿し込んでいく。


案の定。


未だ芯に勃起の名残りを残す、ブっといマイジュニアは、大量のラーメン(自主規制)の海で溺れていた。







お、お疲れさまでした…。













2003年07月27日(日) another country



全然関係なくもないけれど…。


jazzのことを考えたら、ジェームズ・ボールドウィンの『another country』を思い出した。


ナット・ヘントフの『Jazz Country』は、言わずもがなだけれど。


ついでに?


なぜか、『ナイン・ストーリーズ』を想い起こした。
サリンジャー?



なんでまたJazzでサリンジャーなのだろう?
なんか関係あったっけ?



読んだ時期が同じ頃なのかな。




なんか『ライ麦畑~』の方は印象がとても薄くって内容をまったく憶えてないなぁ。
いや、確か読んだときには鮮烈な印象を受けたような…?




今、気がついたけど、もしかしたら『アメリカの鱒釣り』なんかと発刊時期がおんなじなのか?




調べてみたらちがってた。




『アメリカの鱒釣り』が1967年に対し、
『ライ麦畑でつかまえて』が、1951年。『ナイン・ストーリーズ』は1953年ということだ。



三段論法。

1:『アメリカの鱒釣り』はゲテモノです。

2:私は、そんな『アメリカの鱒釣り』が大好きです。

3:だから、私はゲテモノです。





しかし。




なんでまた『アメリカの鱒釣り』なんてゲテモノが馬鹿売れしたんだろう?
世紀の謎だ。

きっと、『アメリカの鱒釣り』を読むことがトレンドだったんじゃないか。
あれを読まないと時流に乗り遅れる! なんて感じで。




ま、そういう時代もあったんですね。
所謂アヴァン・ギャルドがもてはやされていた頃…ですか?








+++++小さい人通信+++++ 

きのうは、小さい人をベランダで発見。
みょうにたそがれてたんで、声を掛けるのを断念。

コーヒーを淹れたから、いっしょに飲みたかったのに…。













2003年07月26日(土)  phase sifter




  それにしても。

茂助(もすけ)との出会いは衝撃的だった。


ぼくはちょうどその時、『モアイ像の上』でという変な設定で人と待ち合わせしていたのですが、約束の時間を1時間超過したら超過料金が発生しますって、お花屋さんの売り子に云われてしまった。


だから仕方なくって、steve reich の『violin phase』を聴いた。



約束の時刻を1時間も過ぎても、ぜんぜんその人物が現われず、もうブチ切れる寸前に道を尋ねてきたのが茂助というわけだ。




カトレアという超でっかい喫茶店に入って『シテール島への船出』は眠くって死にそうだったとか、『ベニスに死す』のおじさまには申し訳ないけれども、ちょっと感情移入出来なかったとか初対面であるにもかかわらず、ぼくらはベシャリまくったのだった。



でも、やがて微妙に会話がズレはじめたのだ。
これは、もうやたらスリリングな体験だった。




なんかの拍子でズレが生じたのだけれど、そのズレが徐徐に振幅を増して支離滅裂で滅茶苦茶にアウトしまくって瓦解してゆくというのではないのだ。



此岸と彼岸。つかず離れずある一定の距離を保ちながら会話はなんとか成り立っていくのだからたまらない。








ほんとうに頭がくらくらした…。












2003年07月25日(金)  象の…



象のシッポのようだな、とはじめ見たときには思った。


じっくり見れば見るほどに更にわけがわからなくなってゆく…というのも面白いが、結局のところ第一印象が象のシッポで、仔細に観察すればするほどにその実体があやふやになってゆくというそのこと自体が、そのものの実体を把握するという当初の目的よりも更に興味深いことではあるまいか。


などと、嘯けるのはレトリックを弄しているからに過ぎぬのであって、実人生に於いては生き死にの問題なのだから、とんでもない話なのだ。


というのも、実生活に於いて考えに考え抜いてもその本質が杳として掴めないといった事柄が多多あるのではないか。


たとえば…。


何よりも人生そのものがぼくらには、さっぱり把握出来ないではないか。


人生というやつは、知れば知るほどわけがわからない。



しかし、この世には幸せになる方程式が必ずや存在しているのではないか、そんな気がして仕方ないのだ。それをただぼくらは知らないだけではないだろうか。







  


2003年07月23日(水)  a constellation





切れ切れに憶えているのは
さめざめと泣くきみの横顔
頬を伝う涙








東横の渋谷駅改札で待ち合わせしていた。


「ふたつ改札があるけど、どっち?」


そうマユミは訊いてきた。



ぼくは急いでメールを返す。



「ああ、そうか。ごめん、大きな方の改札だよ」




「わかった。じゃ、2時に」






時計を見る。


もう2時になろうとしている。





特急に乗れたのはよかったんだけれど、あまりにも余裕がなさすぎた。




1番線のホームに電車が滑り込んでゆく。









全てがスローモーションのようでもどかしい。


ドアが開くと同時に一気に駆けてゆく。



待っててくれよ。そう心のなかで祈るように呟く。





改札をすり抜ける。



2:05
2:05
2:05





何せはじめて逢うんだから、時間厳守だというのに遅れちゃったなぁ。




ハンカチで額から噴き出してくる冷や汗めいた嫌な汗を拭う。
眼を瞑ると頭の奥のほうに赤い発光体が見える。




マユミはどこだろう。
周りにいる女性全部がマユミに思えてくる。




でも…。




なんだか、不意に全てが馬鹿らしく思えてどうでもいいやっていう気になってる。







マユミなんて、どうだっていいじゃん。
んなことより、ぼくらの東急文化会館がこの地上から消えてなくなってしまう。
そのことを思い出した。



あの巨大な映画の看板はいったいどこにいっちまったんだ?





マユミなんてどうせ偽名にきまってんし、もしかしたら男かもしんない。






それも、すげーオヤジかも。
かんべんしてくれよ。







ぼくは東急文化会館を思い出そうと必死になって眼を瞑る。
プラネタリウムで見た星座を思い出そうと必死になって眼を瞑る。






その時、背後から若い女性の声が…。




あのう、はじめまして。
アキラさんですよね? マユミです。









ぼくは、その声に戦慄し、耳を押さえて走り出した。






誰だ?



アキラって誰だ?











さようなら。







さようなら。








ぼくらの東急文化会館。












2003年07月22日(火) shooting star




きょうは、JRではない目黒駅の方からAce Studioという音楽スタジオの前を通って五反田方面に向って坂を下りてゆくつもりだった。


実際は、代官山が本番なのだけれど、はじめから見ず知らずの人に向かってカメラを構えるのは、いくらなんでもちょっと無理な話だから、軽くウォーミング・アップするというわけだ。



でも、逆にいきなり見ず知らずの訳のわからない人物にレンズを向けられた人たちは、どんな感じがするのだろう。


まぁ、ぼくの場合は何でも撮ると豪語しているのだけれど、恣意的ではなく「や」のつく職業(八百屋さんではなく)の人は避けている。




エース・スタジオの前には小さなベンチがあり、自販機も並んでいるので早くも一休みすることにする。



とにかく暑い。




ベンチに座って100%のオレンジ・ジュースをがぶ飲みしながら前を見ると、ビルの工事現場がそっくり見えていた。


時折、アーク溶接だろうか、青白い炎がそこかしこから光を放っている。その際に火花が散り落ちる様は、『零れ落ちるマグマ』というイメージではなくレトリックを想い起こさせた。




で、とりあえずそいつを一発シュートした。




ほどなく、ギターのソフトケースとか、スネアを抱えた連中がやって来たので早々に退散することにする。



何かいやな不協和音でも聴いたかのような、あからさまにトゲトゲしい視線を送ってくる奴がいて、考えてみるとここは、ミュージシャンの聖域であって、にわかエセカメラマンの来るような場所ではないということなのだろう。





EOS-1Nを肩に掛け直して、ぼくはまた坂を下りはじめる。









2003年07月21日(月)  ぼくのイヴ。



アテネ・フランセへとつづく長い一本道を、俯いて歩いていたぼくが出会い頭に目の端で捉えた映像は、丸いわっかの残像となって脳裏に焼き付けられた。


あれはいったいなんだったんだろう。


ぼくが自分で焼き付けたのではない、勝手に張り付いたのだ。




それは、目を開けているとわからないのだけれど、目を瞑るといつまでもいつまでもぼくについてくるのがわかった。



きょうは気分もあらたに? いや、ただの気分屋の気まぐれに過ぎないのだけれども、LEMONに入ってスパゲティでも食べていこうと思った。


何かいつもとは違うことをすることによって、ちがう自分になりたかった。




むろん、内面から変わらなけりゃ意味がないのだけれども、演出というのも大切だと思うのだ。




確か以前にきたときには2Fの感じがとってもよくって、デートにこんな場所をえらべたなら最高なのになぁ、と思った筈で、図らずとも今日はこうしてめでたくカヲルをこのお店に連れてこられることが出来て感無量なのだった。



ぼくらは、奥の角のテーブルについた。


ぼくはカヲルをトートバッグから取り出して対面の椅子に座らせる。





なにやらカヲルはご機嫌斜めのご様子。



道すがらカヲルに全然話し掛けずに、残像のことばかり考えていたためらしい。



まったく若い女の子はこれだからなあ、とぼくは独りごちた。


カヲルは何も聞かなかったように涼しげな眼差しで窓の方を眺めやる。



さてと、何にする?


メニューを広げてカヲルに尋ねると、言わずもがななことを訊くなと、ちょっぴり睨まれた。


そうなのである。カヲルとつきあいはじめてもう3年になるけれど、彼女がパスタ屋さんに入ってペペロンチーノ以外を頼んだのを見たことがない。



まあ、ぼくは儀礼的な意味合いで、とりあえず訊いてみるというのが常なのだから仕方ない。



もちろん、こういったカップルなのだから、ぼくがとにかく喋らなければ会話が途中で途切れてしまうからだ。



ていうか、ほんとうのところ、そうやってないとあまりにも惨めでやってられないというのはある。



だって。



ほんとうに馬鹿みたいじゃないか。


いや、店の連中や、道往く人たちにも後指を差されて笑われているにちがいない。



30ヅラ下げたいい大人が、フランス人形をトートバッグに入れていつも話しながら歩いているのである。キ印と云われて当然なのだ。




でも、ぼくはほんとうにカヲルを好きなのだから仕方ない。




生身の女性なんて考えただけでも反吐がでる。ましてHなんてとんでもない、死んだ方がましだろう。



カヲルは料理もできないし、洗濯も掃除もできやしない。

けれど、生身の若い女性だって殆ど似たようなもんじゃないかなと思う。



だから、別にカヲルが女性として劣っているということでは全然ないのだ。





カヲルは、「あまり食欲がないの」といって殆どペペロンチーノに手をつけなかった。


むろん、残りはぼくがいただいたのだけれど、なんかカヲルとつきあいはじめて体重が10Kg以上増えているのは、いつもカヲルの残りを食べているからにほかならないのかも知れなかった。



搾りたての美味しいオレンジ・ジュースを2杯飲み乾して、カヲルに訊く。




さてと、次はどこに行こうか?



暗くなるまでにはまだ間があるよ、カヲル。



そうね。


映画が始まるまで本屋さんで時間を潰そうか。




うん。












2003年07月20日(日) お金で買えない価値がある?




お金で買えないものはない
だから全部☆スターカード


お金で買えないものはない
むろん人のこころも
だから全部☆スターカード


モノより思い出
でも思い出を作るのにはお金がかかる
だから☆スターカード


信頼も地位も名誉も未来さえも
お金で手に入る
だから絶対☆スターカード


思い出よりも
なによりも
金! 金! 金!
この世は金次第



お金さえあれば
なんでも手に入る
だから☆スターカード


思い出じゃ
ごはんも食べられない
この世はすべて
金次第
だから☆スターカード



思い出だけじゃ
幸せにはなれない
金! 金! 金!
全部 金!


この世は金がすべて
この世は金で動いてる
人のこころも
金で動いてる
だからやっぱり
☆スターカード



ケータイもテレビもいらない夜
なんていらない
プライスレスなんてありえない
ただより高いものはない


金! 金! 金!
金がなければ人もよりつかない
金! 金! 金!
金があれば
罪を犯しても拘置所から出てこれる



使い過ぎてヤバクなっても
自己破産申告すればそれでいい
だってこの世は
金がすべて
愛も友情も信頼もへったくれもない
すべては金 金 金


だから犯罪がとまらない
だから殺人も厭わない
金のためには簡単に
かけがえのない命を奪ってしまう


金なんて
クソ喰らえ
金があるから権力がうまれ
腐敗がうまれ
この国は腐りに腐っている



この国では
お金で清き1票をいくらでも買える
だからやっぱり
お金で買えないものはない









2003年07月19日(土) レイトショー





目黒シネマでレイトショーを観終わって、映画を反芻しながらゆっくりと権ノ助坂を降りてゆく。


そういえば、偉そうにふんぞり返った、客を客とも思わない尊大な店主がいた小さな書店はまだ営業しているのだろうか。


そんなことを思い出しているうちに目黒川のところまでもう降りてきてしまっていた。


いつもならば橋を渡りきったらすぐに右に折れるのだが、なぜか脚はまっすぐ進むことを選んだようで
(いや、曲がることを拒んだというのが正しいかもしれない)、一度折れるチャンスを逸してしまったら、もう曲がることが出来なくなってしまった。


やがて、山の手通りと交差するところで権ノ助坂は終わるのだが、曲がり際に白い衣装をまとった人物と出くわした。


フードにすっぽりと覆われていたので顔は杳としてわからないのだが、なぜかとても懐かしい感じがした。





今になって思う。




あれは、きっと神さまとすれちがったのだと…






 

                                                         


2003年07月18日(金)   phenomenal world.




川島雄三、ジャック・リベット、レオン・カラックス…。


ぼくは呪文のように好きな監督の名をあげてゆく。
テレビでは…何だろう? 昔、確か見たことがあるような白黒の映画をやっている。


こんなアンニュイな午後がきみにはよく似合うね。
声に出してそう云ってみた。


するとどうだろう、本当にきみがすぐそばにいるような気がしてきたばかりか、きみの息遣いさえ聞こえてくるような気がする。


とっても不思議な感じだ。



春風に髪をなぶられるような優しいきみの雰囲気そのままに醸し出されてくるこの感じは、まさに彼女そのものだ。



やがて驚くべき現象が眼前に立ち現れはじめた。


彼女? が足の方から見えはじめてきたのだ。
徐徐に像を結んでいくような…そんな風に表現すればいいだろうか。


彼女はサンダルを履いていて、ペディキュアを施した可愛い爪が妙に生生しく、艶かしいほどだ。
口をぽかんと開け、目を見開いて見つめているとずんずん彼女は姿を現わしていく。


すらりと伸びた綺麗な脚は、ローライズを穿いている。
やたら股上が浅く、ちょっぴりそそられる。


彼女とは、アテネ・フランセでおんなじ講義を受けていて、なんとなく喋るようになった。
映画がふたりとも好きで、はじめてのデートは『千と千尋の神隠し』を吉祥寺に見に行った。




もうすでに腰のくびれが見えている。





彼女とはべつに別れたわけではないのだけれども、彼女はシアトルに独り留学してしまった。
むろん一緒に行こうと誘われたけれど、ぼくは極度の英語アレルギーがあって、アメリカに渡るなんて考えただけでも蕁麻疹が出てしまうのだった。




豊かな胸が見えてきた。




と、そこらへんで鈍いぼくにもおおよその見当はついた。
思わせブリブリ、期待に胸をふくらまさせておいて実はまったくの別人なのだ、どうせそういうオチがあるに決まってる。





たとえば…。


①すごく似ているけれど、ただのそっくりさん。

②首が前後逆に付いている。

③首から上がない。

④首から上はあるけれども、顔がのっぺらぼう。

⑤顔が前後左右に計四面ある。

⑥首から上は人間ではない。

⑦首がいつまでも終わらない。

⑧首は正常だけれど、顔の方がべらぼうに長い。

⑨やたら髭が濃い。ていうか、顔は男。

⑩鼻毛がのび放題のびている。

⑪ただのニューハーフ。

⑫パンツを被ってる。




とまぁ、こんな感じでいずれにせよ、彼女自身であるはずもないのだから、こんな事を考えていること自体馬鹿げているのかもしれない。





肩、そして


首が現われてきた。






さあ、いよいよだ。





顎の先が見える。









さあ、こい!








いったい、きみは誰なの?











2003年07月17日(木)  生 活



銀座松屋の6階。


疲れたのでレストルームで一休みしていた。
足を組んで、WINPCという雑誌を読みはじめたが
5分もしない間に目蓋が重くなってきた。


雑誌を閉じて脇に置く。
腕を組んで少し眠ろうと思った。
このごろ4時間くらいしか睡眠がとれない日が続いていた。


ところが、いざ眠ろうと目を瞑ってみても
なにか心がザワザワしているのだった。



目の前のバカラのお店のお客が
ロックグラスに見入っているのを何気なく眺める。


水晶のような華麗なる輝きを放つグラスたち。
その比類なき透明度と圧倒的な存在感は、王者たちのクリスタルの名に相応しい。



そんなことを考えていると急に酔いが醒めたような一気に霧が晴れたかのような感じがしたが、唯一延髄の辺りにちりちりと痺れるような違和感があった。


徐徐にバカラのお店の客のことがなぜか気になりはじめた。


カジュアルな恰好をしたその客は、左肩から紺色のトートバッグを下げていた。
こちらからは表情を窺うことができないのだけれども、客のグラスを見つめる目には何も映じていないのではないのか、そんな気がした。


なぜそのように思えたのか、自分でもまったくわからない。
ただ、そうに違いないという確信めいたものがあった。



と、不意にその男は芸術品かと見紛うばかりの大きなクリスタルの塊(ashtray?)を手に取ると、するりとトートバッグのなかに落とし込んだ。


驚いて見ていると、男は何ごともなかったかのように滑らかな動作で長い茶髪をゴムで留め、スイミング用のゴーグルをして、白い真新しい手袋を両手にはめると、おもむろにトートバッグを肩からはずして勢いよく頭上で一回転させ、訳のわからぬ奇声を発しながら、世界に一つずつしか存在しないバカラの陳列棚に突っ込んでいった。


あっという間の出来事だった。



耳をつんざくガラスの砕け散る凄まじい音、女性の金切り声…。





唯一無二である高貴な光を放つクリスタルの宝の山は、一瞬のうちに瓦礫の山へと化した。











そして

不気味な静寂だけが残った。









2003年07月16日(水) cut up !






これ 。 。


{). Web( サ)イト}は{18歳の年齢(あるいはそ}(れ・ここ)がこれでもって、これだからこれがこれでこれこれしかじかってゆうわけで。だからそれアクセスされている管轄区域での承諾年齢)の上に責任がある成人によって単に使用に賛成だ&反対の賛成の。











誰によってもアクセスされないかもしれない。



18年の年齢の下にいるなら、薔薇十字宣言!




39歳はどうするの?
ジャン=リュック・ゴダールの作品を参照しなさい。


錬金術で認識的相対主義や文化的相対主義を標榜し、専門用語を専ら専門に投入して皮相な衒学ぶりを誇示することで、実際には全く意味のない言葉や文章をもてあそぶことにこそ生きる目的があるというものすごい馬鹿。

分断の鬼才と謳われし『深沢七郎』を忘れるなかれ。




available.exe 私は自発的にこのサイトにアクセスすることに決めていないいるどっちだ! いないなあいミスタGOODバーを捜して、なぜなら私は利用可能な種々の材料を見て、読んで、舐めて嗅いで触って味わってインサート。そして/あ?る/い/は聞く/こと/を望むから。










餡ドゥールズ、物ガタリ。



小手、面トムカッテ言ってくれそう。
ええぃ、FTTH調子に乗ってしまえ!太股の内側が筋肉痛。
何故こんなところが・・・(わらしべ長者)




ねぇ、MIKAKAさん、何ででしょうかね(槍投げ日本一)


新しい季節に、くそつまらん思い出を刻んでいく。







もうすぐ別れるにちがいない大嫌いな人と一緒に。



何て楽しい暗い未来なんだろうね。



あくまでも、予定は未定なのだけれど、首からあごはローラーでコロコロと、でもアゴヒゲはチコ・ハミルトン命のハプシコードぶりばりの夕張メロトロンでし。









携帯の機種筋肉変更をおねだりしる。



あっさり筋肉。







母が筋肉。






これまた、むかつくかもしれなくて、そして出来てから18年。よりいっそうこれも筋肉、あれも筋肉、そして筋肉。





サイトの中で利用不可能なのは写実的な視聴の幻想エロ描写のバロック的解釈に基ずく、くだらなくない記述呪術的呪詛樹液たっぷりのアジテートとか、セルローストリアセテートを含むかもしんなくって、そして出て来た中山きんにくんのへろへろの上腕二頭筋と大胸筋、およびヒラメ筋なんていらないって鉄拳がいってたっけ。



賞味期限6時間のBTMO(バックマン・ターナー・モナリザ・オーバードライヴ)なてねくそったれねヨロシク哀愁ねあるねユーロ硬貨なんてあるあるか?






ほんと、愉しくないわりには楽しくなかっただけ。






その気持ちは、おののいもこ私もいっしょくたにちくいち一緒。
え? 中大兄皇子すか? まじすか?








人間にとってはどうでもいい事。




一応日記なので太股の外側が筋肉少女帯オドラデク。





そして。


街と私は白く汚れた。







東京のハンギョ人にとっては日常茶飯事なので、どうでもいい事。





でも汚れたわたしはどうしたらいいんだろう。






コインランドリーで洗えばいいって問題じゃない。



でもモーマンタイ?












2003年07月15日(火) 阿部 薫





夏季講習の申し込みでアテネ・フランセに行った帰りに、駅前のディスク・ユニオンでCDを漁っているとケータイが鳴り出した。(ちなみに着メロは、YESのシベリアン・カトゥールだす)


それはおかしな電話だった。


「やぁ、やほやほ。元気? 本当に久しぶりだね。で、きょうはどうしたの?」

「はぁ? そっちからかけてきといて、きょうはどうしたもないだろう。てか、アンタ誰?」


「いや、ほら。れいのさ、貸してあったアベカオルの本そろそろ返してほしいんだけど」


「え?」


「なにそれ! そんなの借りてないじゃん」


「またまたご冗談を」


「てか、あんた誰?」



「いや。その本てさ俺がヒロに、アベカオルのこういった本があるよって教えたやつじゃないですか。んで、貸してって言われたけど図書館の本だったから又貸ししたくなくって断ったやつですよ。憶えてないの?」


「憶えてないのって…それにヒロって誰?」



「確かにそのことは覚えてますよ。高橋さんがそのとき貸してくれなかったから結局自分でかったんですから。でも、その後で逆に高橋さんに貸したじゃないですか」



「ああ、そうだっけ??  で、オタクどこ電話かけてんの? それに高橋って?」



「もう勘弁してくださいよ」



「あんたね、それはこっちの台詞でしょーが」



「またまた。もうその手にはひっかかりませんよ」



「わかった。わかりました。じゃ、お聞きしますが、あなたは何番にお掛けですか?」


「そんなに俺のこときらいなんですか? もう見損ないましたよ。そこまで陰険な人だとは思わなかった。いやならいやとはっきり言えばいいことじゃないですか! それをのらりくらりと何だかんだいって馬鹿にしくさってからに」


「はぁ?? 」


「だからね…あ、わかった。わかりましたよ、結局あの本は返したくないってことなんですね? よ~くわかりましたよ」


「あのね。ほんとに終いにゃ怒るよ」


「はいはい。あんたは昔からそういう人でした、自分の思い通りにいかないとなるとすぐ暴力に訴える。まるっきる進歩がない人間なんですね」

「おどりゃあああ! 下手に出てりゃつけあがりやがって、そこでまっとれ! いまぶち殺しにいったるさかい!!」


「ま、ま、兄さん。そんなん興奮せんで。また血圧あがりますよ。こりゃ、わいが言い過ぎましたわ。
ほんま、申し訳ありませんですぃた。ほれ、この通り。お尻ぺんぺん、オマエのかーさん、デーベーソ!」


「く、く、このどぐされめがー!!


そういって、ぼくは思わず機種交換したばかりのSH-53をアスファルトに叩きつけ、鋲入りのエナメルの靴の踵でボッコボコにしていた。















2003年07月14日(月)  小さい人




「ほら、あそこ!」



そう言われて膝に手をあてて食器棚をのぞきこんでみると
ほんとうにヘレンドのティー・カップの底にちょこんと小さい人が
体育座りしているのが見えた。


ぼくは、なんの考えもなく咄嗟に
「そこでなにしてるんですか?」
と言ってしまってから、くだらないこと訊いてしまったなぁ
と思ったものの、もう後の祭り。


小さい人は、蝋燭の炎が消えてしまうように
ふっと、いなくなってしまった。







2003年07月13日(日) holiday





雨がしとしと降っている休日の昼下がり


梅雨に入ってもあまり降られずに過ごして来れたので
今年はそれほど梅雨らしいという感じがしないのだけれど
こうして休日にのんびり部屋で休んでいると
うっとうしいはずの梅雨の雨も何かいとおしいような
そんな気がする


昨夜の夜更かしが見事にたたって
遅くまで寝ていたぼくは
大塚くんの言っていたことがなんかしみじみと
わかるような気がして
ああ、あいつはいいやつだったなぁと
いまごろ感傷的になったりした


彼は
ぼくにこういったのだ
俺、蒲団のなかで雨の音聞くのが好きなんですよ
大塚くんは詩人だったんだね
佗び寂のわかる素敵なやつだったんだ


人生には素敵なことがいっぱいあるかもしれないけれど
そして、それにも増して苦しいことが沢山あるかもしれないけれど
大塚くんが言っていたような
なんとも言われない美しいものがある限り
これからもがんばっていけるような気がするよ









2003年07月10日(木)  万引き     





どうやらぼくには、記憶の欠落している箇所があるみたいで…。


 みたいでというのは、ぼくにはそういった自覚がないからで…。


 でも、まあ、そもそも自覚があったならば記憶があるという訳なのだろうから、記憶の欠落ということにはならないのかもしれないのだが…。


 では、なぜまた記憶の欠落があることがわかったのかといえば、物品がどんどん増えているからなのだった。


 物品といってもぼくの場合? は、本なのだけれど、とにかく、いわゆる、ひとつの、万引きしているという自覚がまったくないものだから、これはもうウハウハなのだった。


 前から欲しくてたまらなかったのだけれど、高くて手が出せなかったハードカバーのやつとか、いとも簡単に手に入ってしまうのだからたまらない。


 たとえば、ジョイスの『フィネガンズ・ウェイク』、マイケル・オンダーチェの『ビリー・ザ・キッド全仕事』、アンドレイ・プラトーノフの『土台穴』、ジョン・バース『やぎ少年ジャイルズ』、トマス・ピンチョン『重力の虹』、ロバート・クーヴァー『ジェラルドのパーティ』、ホセ・ドノソ『夜のみだらな鳥』、フリオ・コルサタル『石蹴り遊び』、ジョルジュ・ペレック『人生使用法』、ドナルド・バーセルミ『死父』、ハンター・S・トンプソン『ラスヴェガス★71』、クロード・シモン『アカシア』などなど…。


 朝の出勤時にはお弁当箱しか入っていないブルガリのバッグも、帰宅するころには新品の書籍でパンパンに膨れかえっているのだった。


 しかし、万引きしている自覚がないのは、記憶がそこだけ欠落しているためなのか、或いは記憶がないわけではなく、犯行に及んだ際には記憶しないというシステムを勝手に脳が導入したのか(敢えて分類するならば、これは記憶喪失ではないだろう。記憶の放棄か?)、また或いは記憶してはいたものの、右から左へとすぐさま忘れてしまう(つまりこれは、強度の健忘症か?)、或いは意図的に半ば強制的に忘却の彼方へと記憶を押しやってしまう、そんな風にも考えられるのだった。


 まあ、そういった機構? は、ともかく倫理的? いや、人道的? な見地より述べるまでもなく、自分が自覚していないからといって、このような反社会的な卑劣な行為? を度重ねてよいものなのだろうか。


 人として恥ずかしくないのか。


 ていうか、いつかは必ず万引きの現行犯で捕まるのは必至なのであって、今まで何のお咎めもないのが不思議でならないくらいなのだ。


 というわけで、ぼくの知らないもうひとりのぼくは、万引きのプロフェッショナルなのかもしれない。それも相当熟達した技術の持ち主であるプロ中のプロではないだろうか。


 
 (一瞬、もし捕まるのなら痴漢の現行犯逮捕と、万引きの現行犯逮捕ではどっちがいいか? という究極の二択が脳裏を過ぎった)


 しかし、そんな長いあいだこんな不正が許されるはずもないのだ。いつか必ず神さまの大鉄槌が下る
ぞ、とは思うのだけれど、生来のものぐさな性格が災いしてその時はその時、記憶の欠落がしばしば生じるということを主張すればなんとかなるだろう、くらいにしか思えないのだった。


 だって、誰かが傷ついているわけじゃなし、なるようになれというのが本音のところかもしれない。



 そして、きょうもぼくはバッグと、それだけでは足らずに二枚重ねにした高島屋の薔薇の花輪の紙袋を本でいっぱいにして家路につい(てい)たのだった。
 








2003年07月09日(水)  ブランキー・ジェット・シティよ、永遠なれ。



ふむふむ。
そうなんだ。
ペインキラー名義ですか。


でもさ、ロザリオスきけばあっち系のミュージシャン
とも充分渡り合っていけるてのはわかるよね。
吉田じゃなくって、中村達也の話だけれど。


あいつ、うまいもんね。
てか、あれだけ熱く叩ける奴ちょっと見ない。
はっとするようなリズム叩きだしてたりするし
もしかして、いちばん尊敬してるタイコ叩きはボンゾじゃないかな?
SWINGしてたりするからな。
ブランキーやってたんだけど、ああいったネイキッド・シティみたいな『いっちゃた系』(←いわゆるおれたちのフィールドだよね?)も好きなのかな?


FUJIROCKのオオトリのさ、ブランキーの
LIVEこのごろ毎晩見てるんだけど
ドライヴ感はすごいすよ。
やっぱ、浅井はブランキーだね。
JUDEは、ちょっと…


彼は、はじめっから完成されてたミュージシャンだから
コンポーザーとしても、ギタリストとしても
一流だけれど、
ブランキーは超えられないな。


やっぱ、中村達也のドラミングはすごいすごい!
あれみてたらこっちも熱くなるよ、ぜったい。
そして、ブランキーのドライヴ感は、照井のBASSが
出していたんだと判明しますた。
すごいバンドだったんだね、ブランキー・ジェット・シティはさ。


ところで。


そうか、FUJI ROCKね
うちらも出ますか?
ペインキラー出るんなら
うちらも
OKでしょう!


ただなにが違うかっていうと
あっちは有名
こっちは超無名
ってだけでさ






ね? (藁









2003年07月06日(日)  ぼくのイヴ。

 

ぼくがPCの電源を落としていつものようにベッドルームに入ってゆくと、綾はまだ起きていてケータイの画面を見つめながら、なにやら深刻な内容の文面でも打っているのか表情ははっきりと見て取れないけれど、その真摯な様子は伝わってきて、こっちまで眠ってはいけないような雰囲気になってしまいおやすみの声すら掛けられないのだった。
 

 とはいっても、ぼくは眠りにきたわけでもないし、ぼくの言う「おやすみ」はまた別な意味のおやすみなのだけれど。


 今夜の綾はぽっちゃり系で髪はワンレンのようだ。昨夜はベリーショートの髪にやたらスレンダーな綾だった。(ちなみにぼくはぽっちゃり系の方が好き)


 声を上げさせないためにもバタフライナイフを先ずちらつかせるのだけれど、今夜の綾はなぜ怖がらないのだろう。見ず知らずの男が独り暮らの女性の部屋に侵入しているのに、である。


 だが、近づいてゆくと綾の歯がカチカチと鳴り出した。どうやら恐怖に声すら上げられないらしい。すぐ楽にしてあげるからね、そうぼくは心のなかで嘯く。


 更に近づいて少しばかり驚いた。今夜の綾は上玉だ。すこぶる付きの美形なターゲットにぼくは気後れすら覚えた。


 隣の部屋から物色してきたタオルで綾を後ろ手に縛る。いつも傷つけないように細心の注意を払ってタオルで両手を縛り上げてゆく。


 その手首から二の腕にかけて、ザラついた感触に驚いて手を止めた。見るまでもなかった。間違いなくリスカだ。生半可ではない夥しい数の傷跡。この子はいったいどれほどの苦しみをくぐり抜けてきたのだろう。この傷のひとつひとつが彼女の苦悩の表出であり、また唯一の逃げ場なのだ。


 そう思ったら涙がこみあげてきた。こんな人形みたいな整った顔の女の子なのに、いったい何を悩んでいるのだろうと、醜いぼくは思った。まるで美女と野獣だ。


 そして、そう思った刹那、ぼくは心に決めていた。


 でも、そう決めてしまったら尚更、彼女が可哀想でならなかった。愛する男の手にかかるならまだしも、こんな見ず知らずの醜い男の手にかかって死ぬなんて彼女が憐れで仕方ならなかった。


 ぼくもじき逝くから。
 ひとりじゃ寂しいだろ。


 そういってぼくは彼女のか細い首に手をかけた。







 


 


2003年07月05日(土) JUNK



カン流
かなくる
なかそしる時
はあ
その言葉斧
捧げ持ち撃ちツクルまで


風穴が鳴いている
男らの悲鳴が聞こえてくると
ササゲツツで行進する隊列の砂埃
キャラバンサライ
静電気に打ち震えながら
パラサイト犬
ファラスにしとけばよかったのに


百日紅
先日の瑠璃だうもありがたう
サナトリウムだもの
管弦楽の衒学的価値に生もののニホヒ
嗅ぎつけてみせる夜
ピントを合わせれば月山に滲む朧月夜


砲声コダマする
濡れ鼠の最後の一撃
縫合できしだい
コンテクストの
コンフリクツ
さらさら流れる血液のように
洗面器いっぱいに水をはって顔をつけてごらん
できれば咥え煙草がいいかしら(いいかもね)


星に願いをかけたなら
ナタリー
わかっておくれよ
倍音倍音倍音で
毎晩ドメスティック・バイオレンスかよ
なんのために咲いたんだ
なんのための人生なんだ
醒めた目をして呟けば
先にすすまなきゃなんないんだ
きみの掌に
スクラッチひとつ


パーティはこれからだ
この人生からドライヴ感を取ったら
なにが残るってんだ
それこそ
ドライさ

ここ笑うとこだから
そこんとこよろしく



それから
世界に意味などない
きみ自身が
世界に意味付けするんだから








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