活字中毒のワタシの日記

2008年04月28日(月) 村上 里佳子『Life ライフ―health,beauty and family』★★★☆☆

Life ライフ―health,beauty and family
Life ライフ―health,beauty and family
村上 里佳子
幻冬舎

村上 里佳子さんによる、健康や美、そして家族との暮らしを生き生きとしたものにするためのライフスタイル提示本。

心に残ったところ。

「外からは見えない部分をどうケアしているかによって、その人の人間性は見えてくると思うんです。」(p58)

仕事から家族へとシフトしたことについて。

「あのときは、何が自分にとって、大事なのかをちゃんと決めないといけない時期だったような気がする。」(p114)

「初めの一歩を踏み出すのはとても怖いことかもしれないけれど、勇気をもって実行してみると、かならず何かが変わって、新しい自分を発見できるんです。だから、ほんの小さなことでもいいから、まずは始めてみることが大切なのだえはないでしょうか。」(p186)

「自分自身がどうありたいのか、何が好きなのか、どうすれば自分らしく生きていけるのか。私はそのことを常に考えているような気がします。」

彼女から感じる意志の強さ、凛としたたたずまいは、そういう姿勢から生まれてくるものなのかもしれない。

「どんな状況に立たされても、かならずそのなかに楽しみを見つけて生きていきたい。」(p188-189)

前向きに、目標を決めて、そのために必要なことをこなしていく。
例えば彼女の場合、スタイルを維持するための運動だったり。
暮らす部屋を快適にするためのモノの管理(捨てることを含む)。

なりたい暮らしのヒントがたくさんあった一冊でした。

Life ライフ―health,beauty and family
村上 里佳子



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2008年04月27日(日) デニス スコフィールド『少しの整理でなんでもうまくいく―神様の整理術』★★★☆☆

少しの整理でなんでもうまくいく―神様の整理術
少しの整理でなんでもうまくいく―神様の整理術
デニス スコフィールド
PHP研究所

この本を閉じた時に、脳裏に焼き付いたのは「計画」の二文字でした。
やっぱりそれにつきるんでしょうね。

心に残ったところ。

「目標が必要なのは、それがないと、長い目で見て大切と言えないものに、人生を奪われてしまうからです。」(p22)

テレビや、余分なつきあいや、余分なもちものや、待ち時間、探し物の時間、物の管理、紙ものの処理や、もろもろ。
そういったものにつぎこみたい時間はゼロなのに、実際にはたくさんそういうものに費やしてしまいがち。(うちはテレビはほぼゼロですが)

こういうことにできるだけ煩わされず、なんでも楽々とこなしているように見えるスーパーウーマンに秘訣を聞いたところ、答えはこうだったそうです。

「無視できるものは無視する」(p59)

「つまり彼女は、することを選ぶだけでなく、しないことも選んでいるんでした。(略)意識的になにかをしないことほど、気が休まることはありません。」(p59)

今日はこれとこれとこれだけはする。
これは今日はしない!

ときっぱりと割り切ることができれば、すると決めたことを終えたらもうしなくてはいけない、というプレッシャーからは自由になれる。
それってきっとものすごく精神的に楽だと思います。
そして今日しない、と決めたことさえ片づけちゃおうと思ってできてしまうかも。

焦ることなく、達成感を抱きつつ、前向きに意欲的に毎日を過ごせたらどんなにいいだろう、そのヒントがここにある、そんな風に思いました。

「プロジェクトに取り組んでいて浸かれや焦りを感じるときがあったら、中休みをすろいいでしょう。目標達成はできるだけ楽しくやれるのが理想だからです。自分を責めたくなる前に、きりのいいところで休みを取りましょう。」(p41)

時間をうまく管理するための四つのステップ。

「1.目標を定める
2.暮らしをシンプルにする
3.計画を立て、スケジュールを組む
4.人に頼めることは頼む」(p71)

シンプルだけど、わかっているけどなかなか実行しきれないこれらのこと。
少しずつ習慣にしていきたいと思います。

できない理由とその対策について。

「1.『生活整理ののための習慣』が身についていない
2.スケジュールが甘い」(p86)

この二つが解決できれば、ゆったり自信を持って暮らしていけると著者は言います。

その習慣については6つ、p88から紹介されていますが私の中に響いたのは、次。

「スケジュールで家事に区切りをつける
(略)スケジュールに入っていないことは、いつかやらなくてはいけないことでも、今日はしなくていいのです。これでいつも『仕事が終わった!』と思えます。(略)
『今日の仕事』を片づけるとき、あなたはできなかったことより、できたことに意識を集中できます。スケジュールがそれを可能にするのです。」(p90-91)

ガラクタ整理については、次の箇所が心に残りました。

「あなたにも、理屈抜きで、取っておきたいものがありますよね。大丈夫。すべてを処分しなさいと言っているのではありません。そういう、『なくても生きられるけれど、なしには生きられないもの』は『片づける』の箱(袋)に入れましょう。」(p102)

「子どもに家事を手伝わせる」の章で心に残ったアドバイス。

「一貫性は子どもだけの問題ではなく、わたしたち大人にも重要です。(略)
子どもに習慣を教えているということを、忘れないでください。いい習慣を教えないことは、悪い習慣を教えているのと同じです。」(p133)

耳が痛いです。
めんどくさがりで冷たい母なので子どもの代わりにやっちゃう(=片づけなくていい、というメッセージを与えているのと同じ)ということはありませんが、見本に足る自分かというとかなり怪しい。というかアウトです。

私がまずいい習慣をしっかりと身につけないと。

そのため(子どもが家事をこなせるようになる)のコツは大人の私にもとっても参考になるものでした(涙)。

「リストを作り、使えるようになることは、子ども時代に身につけるべき、いちばんよい習慣だとわたしは思います。」

やるべきことをやるべき方法でやり、作ったゆとりをしっかりと楽しむ。

タイトルは『少しの整理でなんでもうまくいく』。
少し整理したくらいじゃ人生は変わらないけれど、変えつづけていけば、いつかは『少しの整理でなんでもうまくいく』状態になれるはず。

やっとそれが見えてきた(できてきた、ではない)昨今。
いつか、を信じて今日もちょこちょこっと整理、ちょこっと整頓、をすすめていきたいと思います。

少しの整理でなんでもうまくいく―神様の整理術
デニス スコフィールド



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2008年04月13日(日) 野坂礼子『あなたに奇跡を起こす笑顔の魔法』★★★☆☆


あなたに奇跡を起こす笑顔の魔法
野坂礼子
青春出版社

心に残ったところ。

「実は成功者と失敗を繰り返す人の違いはここにあります。成功する人はやれるかどうか悩む前に、「やる」と決めているのです。自分が決めたことはできると信じられる人なのです。言い換えると、『成功するまでやめない』と決めているのです。」(p58)

「書くことによってさらに強く意識することができるので、決意しやすくなる、という効果もあります。そして、書いたことが実践できるようになったら、またレベルアップした新しい計画を立てていきます。」(p58)

笑顔とありがとうで人生をリセットできる。
悩みが解消すると著者はいいます。
それでも解決しない、例えば夫の浮気。その理由は。

「人間は自分の使った言葉どおりの運命を歩むという法則がありますから、やめてほしがっている状況、つまり浮気相手のところに行っている状況を現実化してしまいます。」(p101)

「浮気をやめてほしい」ではダメだということ。
これには『ありがとう回数作戦』が有効なんだそうです。

無心で唱える「ありがとう」。
切羽詰まっている方なら一日一万回コースを3週間続けるといいと。

実行した人しか経験できないとありますが、私も試したことがあります。
一万回は言えてなかったし継続もしてなかったけれど、思い出した時にずーっと唱えてました。

あの頃と今と。
それのおかげかどうかはわかりませんが、比較すると確実に今の方が満足度が高いです。恵まれてます。
お金もかからないし、自然と「ありがとうございます」が言える人ってステキだし、試してみるのもいいんじゃないかなと思います。

「戦いのエネルギーでは戦いをやめさせることはできません。
『戦争に反対する』より『平和のエネルギーを送る』ことしでしか、戦争を止めることはできないのです。(略)
そしてそれは、私たちひとりひとりが、まわりの人びとに『笑顔』と『ありがとう』を贈ることからはじまるのです。」(p130-131)

「天命とは、あなたならではの役割のことであり、『天職』のことです。大好きなこと、やらずにはいられないことをやって、それがまわりの人の役に立ち喜ばれるなら、それが天命・天職なのです。」(p160-161)

それを見つけるためにいいのは「夢の棚卸し」のワーク。
夢を100個以上書いてみる。
今の枠組みの中から、ではなく自由に。

苦手なことが役にたつこともある、と。

以前テレビで精神障害者の就職についてレポートをしていたのを思い出しました。
素早い仕事ができず、あちこちの職場でのろい、仕事ができないと責められてきたある男性。
施設での老人介護の仕事についた彼は、今では一番の人気者だそうです。
そのゆっくりとして動作に安心できるから。

彼の天命はこれだったのかもしれません。

この本で一番共感できたのは、以下。

こっそりといいことをする。

人にギブして自分に幸運が舞い込む、いちばんシンプルで、とっても簡単な方法だそうです。

落ちてるゴミを拾うとか、トイレの洗面台の髪の毛を拾うとか、散らばった靴をそろえるとか。

靴を揃えるのは私と娘の癖になっています。

以前は保育園で「あーもうっ、親がこうだと子どもはしなくて当たり前だよなぁ」と怒りを感じながら直していましたが、今では「きたきたー♪(よし、人目がないし未だ)」と思えるようになってきました。
今できないのはしょうがない。これからもしかして変わっていけるかもと思うとわくわくします。

最近は靴を揃えない人が多いので、保育園でも習字の塾でもやりがいがいっぱい。
いざ履こうという時に「あれ?」と気づいて、続けているうちに「そうだよね…。この方がいいよね…」と揃えて脱げるようになる人が一人でも増えたらいいなあと思っています。
娘は保育園で揃えるのは習っていて自分はきちんとできるけど、ひとさまの分まで揃えるのはそれがいいことだからというよりは、ほとんどいたずら気分。

こういういいいたずらはどんどんやっていっていいと思います。

楽しい、ということがきっと大事。

プラス思考とありがとう、の一冊。

あなたに奇跡を起こす笑顔の魔法
野坂礼子



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