あきれるほど遠くに
心なんか言葉にならなくていい。

2010年12月23日(木) ゆめのはなし






メールを送りたいとずっと思っている。
そんな相手から電話がかかってくる。
メールしようと思ってたよ、と伝えると、
ひょっとしてテレパシーが通じたのかな、と言って笑う。
だいすきなひと。
温かな湯につかったように幸せで、
お互いにころころと笑う。


そんな夢を見た。

途中から夢だと良く分かっていた。
そうして目が覚めてしまうと、
幸せの余韻が重く沈んでくる。




メールしたいと思っている。
それを許せないでいる。
そんな自分に不貞腐れている。
自分は馬鹿だなぁとよわく、わらう。


いくつかのろうそくに火を灯す。
誕生日に忘れていたものだ。
祝うつもりも喜びもなく、ただ苦しいだけだったような気がする。
うんざりだな、と思う。




メールが送りたい。
何と書けばいいのかわからない。
メールしなければ、と思う。
何故送らなければならないのかもわからないのに。
上手く整理ができない。









↑馬鹿げたこと、とわらう

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2010年12月06日(月) 下書き




ひとは たやすく このこころに灯をともす





生きるに必要なものは計算し
ほしいものはすべて手にして
祈るべきものはみんな捨てて
息もできぬほど速く はしって


いまここに
満たされた器ひとつ
泥水の
ひかりのない海のいろ
きよいものをそそいでなお
ただあふれて
ひそかな水面


手を伸ばせば空に届く
否定しようのない比喩
信じ笑い願いあきらめず
ただ望んだ奇跡
求め焦がれ待ちわびたもの
ねじれけがれ落ちぶれた偶像


夢見に
足音
額に落ちる唇


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周防 真 [MAIL] [HOMEPAGE]

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