内閣総理大臣

変な夢を見た。

国会議事堂の一室、小さな教室ほどの部屋に数々の議員が居並んでいた。
そんな中にいた僕は、実に堂々としていた。
どうやら、夢の中では僕も議員らしい。

議員達は、小さな箱に各人が書いた紙を順に入れていく。
どうやらこれが総理大臣を決める選挙らしい。

僕も紙に名前を書き、そのチープな箱に投票する。

すると、明らかに焦った顔をした小泉首相が近づいてきて

「ねえ、ちゃんと僕に入れてくれた?」

と、物凄く心配そうに聞いてきた。
この人はよほど総理の地位を守りたいらしい。

「うん、もちろん。総理は君しかいないよ」

そう言ってあげると小泉さんはたいそう喜んでいた。

けれども、僕は投票用紙には自分の名前を書いて入れていた。
そして、心の中では

「次の総理は自分かもしれない」

などとほくそえんでいた。

どんな夢やねん。
2003年11月05日(水)

Iremun2 / Ota.P

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