こころの大地に種をまこう 春名尚子の言霊日記

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2004年08月28日(土)  ハッピーを伝染する。

 旧暦の8月13日。今日はお盆の迎え日です。
 沖縄ではウンケー(お迎え)といって、ご先祖様をおうちに迎え入れる日。

 私はお昼過ぎに家を出て東京に向かった。
 荻窪でKOH TAOのライブを見るために。
 今夜はBUNちゃん主催のイベントSound Drops〜 音と舞の雫たち 〜

KOHTAOが音楽を監修した映画チベットチベットの主題歌とか、いろいろすてきな音楽を聴かせてもらった。

彼らの演奏を聴きながら浮かんだ言葉を記しておきます。



ニライカナイ(海の彼方の理想郷)は、ここにしかないんだ。
このこころの在るところに。
カタチはあとからついてくる。

すべてを認めることでしかひらかれない
求めるのは、外にじゃない。内に内に。
自分が誰であるかを知ることだ。

苦悩していても、同じことのくりかえしだよ。
愛しいと思える瞬間を大切にするしか、日々を彩る方法なんてない。

この先にある幸せ、次のパラダイス、
これを終わらせればよいことが待っているなんて・・・

「今、ここ」が愛しさであふれていないのに
なぜ未来に愛があふれるの?
それはきっと、誰かがもたらす幸せでしかないよ。

こころの底から沸いてくる熱いひかり、あたたかいひかり

光を求めて闇を見ていてはダメだ。
だって、ひかりはここに在るんだもの。
光を追い求めることで、自分を逃しているよ。

うん。そう。忘れていたね。
瞬間を生きることを。

愛とかいうまでもないもの。
ひかりとかいうまでもないもの。

在るということ。



そんな感じのことを、想わせてくれたすてきな演奏だったよ
KOHTAOをみてて、聞いてて、その場を感じていて、
ほんとうに愛おしいなぁっておもった。

愛しいなって思えるものがたくさんある私はほんとうに幸せだとおもう。
それを幸せだって思える自分のことをまた愛しいとおもえたりして。

ハッピーはぐるぐるまわって、どんどん人に伝染させてしまえ!





2004年08月20日(金)  胎動 この手で生みだすもの

小説の最終稿を手書きで書いている。
いままでワープロで打っていたものを、
原稿用紙にひと文字ひと文字刻んでいっている。

原稿用紙にして400枚弱。

手がつかれる。
時間がかかる。

でも、それ以上にいろんなことを教えられる。

18才の時にはじめて買ったワープロは、日本橋で4万円。
カシオの中古のそれは、液晶がたて6センチくらいしかないもの。
バイトして、値切って値切って、やっと買った。
その次は、22才の時に書院を買った。

次に買ったのが、マッキントッシュだった。
PowerBook2400 めちゃくちゃ高かった。
必死でローンを払い終えた。

18才以降、ほとんどワープロで書いてきた。
ワープロにはワープロの良さがある。

手書きには、物書きの私が知らなかったすごい世界があった。
それを知ることができたのは、幸せなことだ。



胎動をつづける物語が、はやくはやくと私をせかす。
けれど、すべては為るときに成る。

あせらずに、この手から生みだしてゆこう。



2004年08月16日(月)  今日は新月 あたらしいことがはじまる日。

 アート仲間と京都で大文字を眺めた。
 絵描きの友と、はじめて会う絵描きさんと。
 表現方法はちがっているけれど、素敵な話ができた。

  
 今日は新月。
 新しいことがはじまる日だよ。
 これからまいにちすこしづつお月さまは満ちてゆく。
 
 その間に、いろんなことを吸収して、学んで、楽しんで。

 次の満月は8月30日 いろんなことが満ちる夜なの。

 月の2回目の満月は、ブルームーンといって
 祈りが叶う日なんだって。

 大切な願いごとはこの日にちゃんと祈りましょう。


 私はその日に照準を合わせて、お祈りごとの準備をしているよ。


 お月さまが満ちてゆくその間 ゆっくりゆっくり
 満月の祈りの夜に向けて
 想いをかたちに変えていっているのです



2004年08月15日(日)   終戦記念日 解放記念日 敗戦記念日


 先日、韓国のテレビクルーにインタビューされた。
 8月15日の特番だという。

「戦争と平和についてどう思うか」
「これからの日本はどうあるべきか」
「世界について」
 そのほかいろんなことを聞かれた。
日本のテレビとはちがって、切り口が鮮やかでいい質問をたくさんしてもらったので、すごく話しやすかった。

 さて、8月15日は、なんの日でしょう。

 日本では終戦記念日とも、敗戦記念日ともいったりする。

 韓国では、解放記念日と呼ぶ。
 それは、日本が戦争に負けたおかげで、日本の支配から解放された記念の日。

 どこの国でも同じ。
 あやまちは認めて謝って、その上でこれからの国際関係をどう築いてゆくか、
 協調していかに平和を創ってゆくか、それが大切なことだとおもう。

 これからの戦争には、勝つも負けるもない。
 ただただ死体の山と、血と涙と悲しみが増えるだけ。

 一日でも早く、ほんとうの平和を創りたい。
 
 平和とか、幸せとか、
 基準があいまいで幅が広すぎるけれど

 最低限、
 人が死んだり傷ついたりすることがなく
 人が死ぬことで富を得る人がいなくなり
 地球を破壊したり疲弊させたりせず
 それらによって富を得る人がいなくなり
 こどもたちに誇りを持ってバトンをわたしてゆけるような
 そんな文明を創りだしたい。

 うん。むずかしいけれどね。
 最低限、そんな世界にしたい。

 そう思いませんか?



2004年08月03日(火)  こころに刻み込むように

 8月末からマックが壊れて、メールすらできない状態。

 一番問題なのは、今佳境に入りつつある物語。
 パソコンで打ちながら進めているものだから実際問題、
 打てないことには進まない。

 困った・・・。

 そんなときに、まっさきに浮かんだのは
 最近ともだちになった、芥川賞作家の娘さんの言葉

「父は、小説はかならず手で書いてました。
 小説は手で書くものだって」

 その翌日に会った絵描きの小川さんは
「え? 壊れたなら手で書けば?」

 偶然入ったお台場のカフェで友だちが来るのを待っていると
 すぐ横に文房具屋があった。

 ふたりの言葉を思い出し、決めた。

 原稿用紙とえんぴつと消しゴムとえんぴつけずりを買った。
 そのカフェでさっそく描きはじめた。

 すごくこころが軽くなった。


 翌日。
 
 軽井沢で迎えた朝、
 温泉に入って身を清め、常世の美しい庭で原稿に向かった。
 
 想いがあふれてきた。手が追いつかないほどに。
 
 
 最高に古典的なすばらしい魔法のアイテムを手に入れてしまいった。
 文字職人の本領をそろそろ発揮できるか な?

 



2004年08月02日(月)  こころに刻み込むように

 8月末からマックが壊れて、メールすらできない状態。

 一番問題なのは、今佳境に入りつつある物語。
 パソコンで打ちながら進めているものだから実際問題、
 打てないことには進まない。

 困った・・・。

 そんなときに、まっさきに浮かんだのは
 最近ともだちになった、芥川賞作家の娘さんの言葉

「父は、小説はかならず手で書いてました。
 小説は手で書くものだって」

 その翌日に会った絵描きの小川さんは
「え? 壊れたなら手で書けば?」

 偶然入ったお台場のカフェで友だちが来るのを待っていると
 すぐ横に文房具屋があった。

 ふたりの言葉を思い出し、決めた。

 原稿用紙とえんぴつと消しゴムとえんぴつけずりを買った。
 そのカフェでさっそく描きはじめた。

 すごくこころが軽くなった。


 翌日。
 
 軽井沢で迎えた朝、
 温泉に入って身を清め、常世の美しい庭で原稿に向かった。
 
 想いがあふれてきた。手が追いつかないほどに。
 
 
 最高に古典的なすばらしい魔法のアイテムを手に入れてしまった。
 文字職人の本領をそろそろ発揮できるか な?

 


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