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2002年04月29日(月) |
二度と来てほしくない人々 |
今日は日記のタイトルからもわかるように、嫌なお客さんネタです。 私も人間ですので、仕事中はニコニコしていても実際ハラワタ煮えくり返ってたりするわけです。 つーか制服脱げばもう「マックのオネーサン」じゃないですからね。 私、言葉遣いがあまり上品ではないですからね。 というわけで今日は自主規制。引かない自信がおありでしたら反転してお読み下さい。
今うちの店では風邪が大流行中でして、私もしっかりうつされてしまいました。 ですが人手不足の今は休むわけにも行かずフラフラしながらガラガラの喉を酷使して何とか接客しておりました。 そんな折。
あるオバサンが入って来られました。 お持ち帰りでテリヤキとフィレオフィッシュだか何だか。 私はカウンターテーブルにしがみつきながらオーダーを取っている状態で、もうそれだけで精一杯だったのです。 そんな私が気に入らなかったのかそのオバサン、お会計をしようとすると突然難癖つけ始めやがったです。
「あのさぁ、ここのマックっていつも元気ないね。」 『はぁ…そーですか。1000円お預かり致します…』 「あたしさぁ、ここの上の人と知り合いなんだけどヒトコト言おうかしら。」 『はぁ…そーですか。601円お返し致します…』 「だいたいさぁ、面接悪いんだねー」 『はぁ…そーですか。少々お待ち下さい…』
その時はフラフラでそう返すのが精一杯だったんだが、今思うとそれで良かったのかもしれない。 お客さんとケンカなんてしたら私クビだよ。頭に来るったらありゃしねえ、このクソババア。 上の人って誰だよ、店長か?OC(店長の上)か? 店長は私よりも適当な接客だしOCは店の売り上げのこと以外何も考えてないバカだからババア1人の戯言なんざあっさり無視するぞ。脅しのつもりだろうけど頭悪すぎんだよクソババアが。 暇だからって逆らえないマックの店員1人にギャーギャー喚き立ててんじゃねーよボケ。 「いつも」っていうくらい来てんのかよ。私はお前なんか初めて見たぞ。 いつも元気なくてイライラするんだったら別に来なくていいっつの。 ババア1人来なくても知ったこっちゃねーよ。 「面接悪い」って意味わかんねーよバカかお前は。 「接客態度悪い」のか「採用基準が低い」のかさっぱりわかんねーよ、日本語勉強して出直して来い。
さて、休憩中に薬飲んでご飯を食べたらだいぶ具合が良くなったみたいで 前半よりはまともな動きができるようになってきました。 それなのにまたしても嫌なオバサンが。
「ダブルチーズバーガーとフランクバーガー2個。あとベーコンレタスバーガーと…(中略)…ね。」 『はい、以上でよろしいですか?』 「うん。あ、そんで2個だけセットにして。」 『(以上っつったじゃねーか)はい、かしこまりました。ドリンクは…(中略)…以上でよろしいですか?』 「うん。」 『ではお会計が…』 「あ、それとナゲット追加。」 『(以上っつっただろ!)はい、ナゲットですね。ソースは…(中略)…以上で?』 「うん。」 『お会計○○円に…』 「あ、あとベーコンポテトパイ。4個ね。」 『(以上じゃねーのかよ!!)ベーコンポテトパイはお時間7分ほどかかりますが』 「あっそ。んじゃいらない。」 『はい、では以上でよろしいですか?』 「うん。」 『お会計…』 「あーあとね…」
実話ですよこれ。つーかもっとひどかった。 10回くらい「以上でよろしいですか」って言った気がする。POS(レジ)画面は追加・修正ばっかで何が何だか。 非常にイライラさせられました。 つーか以上じゃないなら以上って言うなよ!! 面倒なんだよ修正すんの!!こっちがテメー1人の相手してる間に隣のレジは5組くらい捌いてたじゃねーか! アンタ邪魔だから今度から向かいのコンビニで弁当買って帰って下さい。
そしてこのすぐあとに来たババア。ババア祭りだな今日は。 いくつか注文されたあとにナゲットをご注文。
「あと、ナゲット5個入り」 『はい。ソースがバーベキューとマスタード…』 「はぁ!?あ、バーベキューね」 『かしこまりました。』 (ここで厨房から「ナゲット4分!」の声) 『お客様、申し訳ありませんがナゲットはお時間4分ほどかかり…』 「はぁ!?あ、4分?じゃあやめとくわ」 『申し訳ございません。ではお会計が○○円…』 「はぁ!?あ、じゃあ1000円から」
人が言い終わる前にいちいち聞き返すなクソババア!! しかも「何ですか?」とか「はい?」とかならまだしも「はぁ!?」じゃねーよ。 こっちが(゚Д゚)ハァ?だっつの感じ悪い。 しかもテメーちゃんと聞いてんじゃねーか。聞こえんかった時に言い返せやボケババアが。 いちいち聞き返さにゃならんほど耳塞がってんならストローぶっ刺して空洞作ったろかい。 ホットコーヒー頭からぶっかけてやろうかと思った。
はい、こんな感じで。 店ではこんなこと言えないですね。 ちなみに感じの悪いお客さんはわからないように地味〜に嫌がらせされたりします。 ドリンク少なかったりお持ち帰りの際にペーパーナプキン入ってなかったりハンバーガー積み重ねまくって潰れろこの野郎状態になってたり…実に陰湿ですが。 もしマックでこんな経験をした人はちょっと思い出してみて下さい。 ただ単に店員がドジだったっつーのもアリですが。 私がそんなことしてるかどうかは秘密です。
しかしこんな時間に起きてしまった私はこれからどうすれば… バイトは昼の3時からなのに。
学校も始まる…
さて皆様、去年の夏にマックで冷凍フルーツの入ったシェイクを食べた覚えはありませんか? その名もマックフルシェ。 フルーツの種類もいくつかあり、 去年あったのはパイナップル・ブルーベリー・白桃・ストロベリーだったと思います。 あれが、あのややこしいシェイクが今年もやって来ます… 去年の値段は単品が170円、セットにつけると150円くらいだったと思うんですけどマックはバカか!? 今度は99円だと!!
あれはですね、何のシロップも入っていないシェイク(だからバニラシェイクではない) にフルーツを入れるだけっつーシロモノなのですがそのフルーツが厄介なのです。 これ、最初はパックに入ってまして、それを容器に移し替えて1回1回1人分を専用の器具ですくってシェイクに入れるのです。フルーツは凍ってるんですがあまり凍らせすぎると固くてきちんと1人分取ることができないんですね。 かと言って解凍しすぎると今度はジュース状態になっちゃって見た目が悪くなってしまいます。 だからいつも適温にするために冷凍庫から出したり冷凍庫に入れたり出したり入れたりと非常に面倒臭いのです。 しかも場所取るから邪魔だし。 忙しい時なんてそんなことしてられないので、落ち着いた時にふと見るとカッチカチになってるかドーロドロになってるかのどっちかです。
さて私達が面倒臭がった所でどうにかなるもんではないので、 ここでフルシェのおいしい召し上がり方なんかを書いてみようかと。 別にそのまま食べてもおいしいことはおいしいんですが。 あ、ちなみにこの方法はお持ち帰り時にしかできませんので店内で食べて行かれる場合は大人しくそのままどうぞ。
まず、買ってきたフルシェを家の冷凍庫に入れます。家に冷凍庫がない場合は親切なお隣さんに借りて下さい。 冷凍庫に入れたら約1時間待ちます。すっかり忘れてしまうと霜ついちゃいますからお気をつけて。 1時間経ったらフルシェのことを思い出し、冷凍庫から取り出してスプーンでかき混ぜて下さい。 そこであなたは気がつくはずです、 スプーンから伝わる程よいシャクシャク感に。 あれはシェイクの感触じゃありませんな。 昔あったそのまんまヨーグルトアイスのようです。 フルーツがやや固めかもしれませんが入れ歯でもない限り結構おいしく感じるはずです。 この方法はパイナップルがおすすめ!懐かしい冷凍パインの味がしますよん。 どうぞお試し下さい。
最後に注文する際の注意点ですが、間違っても白桃を「シロモモ」と言わないで下さいませ。 ありゃ「ハクトウ」と読みます。 うちの店に来るのは白桃とストロベリーらしいです。わたしゃブルーベリーが好きだったんだけどなあ。
眼鏡のお客さんに目をつけられるんです。 あの気持ち悪いお客さん(4月18日参照)もそうだし、 いつも「よっ、華ちゃん!今から仕事?」と話し掛けてくれるラーメン屋のおっちゃんもそうだし(このお客さんは大好き) 休憩中によく行くセ○ンイレ○ンのお姉ちゃんもそうだし。 あ、最後の方はお客さんではないか。 とにかくそんな感じなんですけど、今日やたら絡んできたお客さんも眼鏡さんでした。 嫌な部類の。
店内でお召し上がりだったんですが、私が客席に行くたびに声をかけられるのです。 「スイマセン、トイレ借りていいですか?」 勝手に借りろよ。 「スイマセン、灰皿使っていいですか?」 勝手に使えよ。 「スイマセン、ゴミはここに捨ててもいいですか?」 勝手に捨てろよ。 「スイマセン、外出るんで荷物見ててもらえます?」 いいかげんにしろやボケが!!
イチイチイチイチ…お客さんはお前だけじゃねぇっての。 しかも他のクルーに聞いた所、私にしか話し掛けてこないらしい。 「華さん好かれてるんですよ〜」 って嬉しくねぇっての。 良いよな君は、若いお兄ちゃんにばっかり声かけられちゃって。 何で私は変な人に好かれるんだよ…かなり鬱なんですが。 しかも今日はシェイクマシーン分解の日でクローズ終わらないし。 疲れた…明日もクローズなんて嫌だ!サボりたいよ〜〜誰か代わってよ〜〜
ちなみに明後日からついに学校が始まります。 そろそろ学生生活を終えたいものです…
夜になったら虫の声が聞こえる=秋 と解釈してしまう私は半年ほど時間を飛び越えてしまったような気がします。 虫が目覚めるってことは春なんだろうけどね。 そんな感じでこんばんわ、華子です。
今日は火曜の夜なのに酔っ払いがたくさんいらっしゃいました。 今年はいつもよりGWが長いと聞きましたけどまだだよね?何でこんなに酔っ払いが多いんだろう。 うちの店の周囲には居酒屋さんがたくさんありまして、店の忘年会などの時は本当にありがたいのですが 金曜・土曜の夜はそこらで飲んで来られた酔っ払いが数多く訪れるのです。 つーか何でマックに来るんだ… しかし今日は火曜の夜だというのに。 全く心構えができていなかったので困りました。新人さんビビっちゃってるし。 酔っ払いはまっすぐ家に帰ってくれよ〜〜
集団で来られた方々はソフトクリームを20個もご注文して行かれました。20個て…勘弁してよ。 マックのソフトクリームはシェイクマシーンと一緒になっているので作る所が1つしか無いんですね。 しかもドリンクみたいに勝手に作ってくれるわけじゃなくて、1つ1つ手作りなので時間がかかるのです。 手作りって表現はおかしいかな。とにかく、1つずつ自分でコーンを回しながら形作っていくわけなのです。 1つにかかる時間は約20秒くらい。 人によって色んな形のソフトクリームが出来上がります。 自慢ですけど私のソフトクリームは自他共に認める美品です。 って見えないから何とでも言えるんですが…ホントなんですって!! 新人さんが最初に躓くのがこのソフトクリーム。慣れるまでは結構作るの大変なんですよ。 もしあまり形のきれいでないソフトクリームを渡されても味は変わりませんからどうぞ美味しくお召し上がり下さい。
話が逸れましたがこのソフトクリーム地獄、 さすがにトレーニーに押し付けるのはどうかと思って引き受けてはみたんですが、やはりつらかった… 途中で何個作ったのか忘れちゃうし。 ようやく20個作り終えた時は長い中腰体勢+右手の酷使によりかなりの疲労状態でした。 それなのに、ああそれなのに。
お客さんは全く途切れず泣く泣くカウンターに戻ったのですが、その時のお客さんがまた酔っ払い!! もうどうにでもしてくれと思いつつ応対したのですが、 この酔っ払いがまたタチの悪い…絡んでくるタイプの方だったんですね。最悪です。 オーダーは「フィレオフィッシュ1個」。 本来ならサササとお渡しできる商品なのですがこの時の時間は21時。 フィレポーション(中身の魚のフライ)のストックは1個しかありません。 しかしこの時は運悪く、隣のオーダーで出たばかりでした。 新しく作るには4分ほどお待ちいただかなくてはなりません。
「申し訳ございませんお客様、フィレオフィッシュは4分ほどお時間がかかりますが…」 「待てん。」 この時点で私、半分キレかけました。ですが何とか抑えることに成功。 「それでしたら他の商品に変更していただくことになるんですが」 「フィレオフィッシュ。」 どうしろっつーねん!! よく見ればこの酔っ払い、顔がニヤけています。どうやら私をからかって楽しんでいるようです。 いい度胸じゃねえか、そっちがその気なら、と私。
「はい、では4分お待ちいただけますね」 「待…」 「お会計199円になります。」 「……」 「(勝った!)お客様、お会計失礼してもよろしいでしょうか」 「……」 「お客様?」 「ねーちゃんそんなに怒らんでくれよ〜」 まさかこう来るとは。 一度は勝ったと思ったのもつかの間、これにはどう返したら良いのか一瞬詰まってしまいました。 「いえっ…あの…別に怒ってはないですけど…」←嘘 「はい、じゃあ200円から。」
負けたーーーー!!
いえ別に勝ち負けの問題ではないんですけど。 本当はこんな応対じゃいけないと思うんですけど。でも悔しい! やはり酔っ払いに勝つにはまだまだ修行が必要なようです。 クルーに悪い見本だと思われない程度にがんばろう…
2002年04月22日(月) |
マック ミニ知識講座-その1 |
あり、日記書くの遅くなっちった… クローズ(閉店作業)後ちょっとご飯食べに行ってました。こんばんわ華子です。
この日記を書き始めて色々とメールを貰えるようになりました。嬉しいやら恥ずかしいやらです。 ありがたい事に感想を下さる方もいらっしゃいます。本当に嬉しいです。 しかしそれ以上に質問や疑問が多く今まではメールでお返事をさせてもらってたのですが、同じ疑問を抱いている方もいらっしゃるかと思いまして今日からネタの無い時はマックミニ知識講座でも開こうかと思います。 どうぞお付き合い下さいマセ。 あ、ちなみに感想のメールに対しては申し訳無いのですがお返事は書いておりません。 何書いていいのかわからなくてですね…照れくさいと言いますか、私如きが何を語れば良いのかと思いまして。 でもありがたく受け取っております。 お返事書かなくて本当にごめんなさい。
☆ マック ミニ知識講座-その1 ☆
「マックのクーポン券について」 よく新聞の折り込み広告の中にマックのクーポン券が紛れてる事があります。 これはなかなか良いもので、ポテトが安くなったりセットにデザートをつける場合、デザート代をタダにできたりなどと色々なものがあります。 また、グランドオープンのお店なんかに行くとオープン記念としてお店で配ってたりもします。 しかし注意してほしいのが、クーポンの裏の注意書き。 特にお店で直接配ってるクーポンにありがちなのですが、「○○店でのみ有効」と書いてある場合があります。 これはそのお店でしか使えません。 「全国のマクドナルドで有効」クーポンは嬉しいですね。でもこういうのはあまり無いです。 ジャフメイトについてるコーヒーのタダ券は全国どこでも使えます。 さて、この「○○店でのみ有効」クーポン、他のお店に持って行くとどうなるでしょうか。
大抵の場合、「申し訳ございません、こちらのクーポンは当店では取り扱いしておりませんので…」と断られます。 が!諦めてはダメです。 お店によって、または使えないお店でも応対する人によっては使えるものもあります。 たとえそのクーポンがそのお店では取り扱えないとしてもです。 うちの場合、ほとんどのクーポンに対応します。 ですがやはり取り扱いしていない店舗なので、POSにそのクーポンキーが登録されていなかったりします。 そういう時はどうするのか…
簡単です。登録してあるキーで対応するのです。 少し分かりにくいかもしれませんが、「ポテトのRサイズ ¥240→¥200」というクーポンがあったとします。 うちの店には通常の「ポテトR ¥240」キーはありますが、クーポンに対応できる「ポテトR ¥200」キーはありません。 ですが、うちで取り扱っているクーポンに対応するための「ポテトR ¥150」キーならあります。
おわかりですね、そのキーで売っちゃうのです。 本当ならポテトRは¥200にしかならないのですが、¥150で購入することができます。 そのクーポンに対応していないうちのお店に持ってきたために¥50もお買い得になるのです。これはおいしい! ポテトクーポンはお店によって値段が色々違いますのでこういうおいしい出来事があったりします。 他にはナゲットクーポン・シェイククーポンなんかもありがちです。 シェイククーポンは最初から「バニラ」や「ストロベリー」と記載されているものがありますが、それも店員さんに一言聞いてみましょう。「他の味にはできないんですか?」と。 他店クーポンはダメなお店でも、これくらいなら対応できるかもしれません。
もし二度と行かないようなマックでクーポンを貰ってしまった時、 それは捨てないでお近くのマックへ持って行ってみて下さい。もしかしたら使えるかもしれませんよ。 あわよくば本来のクーポン券の値段より安く買えちゃうかも! まあできれば裏面に記載してあるお店に持って行くのが1番良いんですけどね…
遅刻しました。 最悪です。12時インなのに寝坊ってどうですか。呆れて物も言えません。 いえ本当に言葉を失ったのは店長・社員でしょう。 だって昨日は疲れてたんだもん… 日記も書けずにバタンとベッドに倒れてそのまま泥のように眠ってたんだもん… だいたい何で私みたいなクローズ(閉店作業)クルーが12時インなんだよ。最近めちゃくちゃなんだよ。
なんてウダウダ言っても悪いのは私。遅刻は最悪です。 結局12時にマックから電話がかかって来て起こしてもらったのですが、大急ぎで走っても着いたのは13時でした。 しかもピーク真っ只中。 うちの店は田舎のドライブスルーすら無い小さなマック。 ところが私が到着した時は人が店の外までズラリと並んでそりゃあもうド修羅場でした。 ちなみにこの時、ハーフ4万7千円。そんなバカな。
ハーフというのは30分間の売り上げのことで、私の入る時間は1万行くか行かないか程度。それの5倍ってあんた… 当然1人足りないのはかなりの痛手で、しかもカウンターはトレーニーとCクルーしかいなかったのです。 もし私がいたら5、6万取れてたかもしれません。 みんな、きつい思いさせてごめんね…売り上げに貢献できなくてごめんね…今度何かおごりたいよ。 気持ちだけでも受け取っておくれ。
私が1時間遅れで入ったあともピークは続き、結局16時まで続いたのでした。 みんなマックなんか来ないでミスド行けよ〜と泣きたくなるくらい、お客さんは途切れなかったのでした。 いや良いことなんだけれど。
ピーク中は当然テンパってるわけで、何が何やらわかりません。あまり頭で考えてないです。 だから入れ忘れなんかもよくあります。 やらかしました。 未遂だったんですけどね。ハッピーセットお持ち帰りのお客さんだったのですが、「ありがとうございましたー!」と見送ったあと、カウンターの上にポツンとくまのプーさんが。 「あ゙あ゙あ゙あ゙しまったァァァーーー!!!」と叫ぶが早いか、 私はくまのプーさんを握り締めて店の外へ飛び出しました。 その瞬間、チャリに轢かれました。 チャリのお兄さんはかなり慌てて「大丈夫ですか!?ケガはないですか!?」とか聞いてくれたのですが、 私はお客さんを追いかけるのに必死で「オッケーです!」と一言叫んで走り去りました。 チャリのお兄さん、良い人そうだったのに(声しか聞いてないけど)ごめんなさい。 大雨の中、何とかお客さんに追いついてプーさんを押し付けるように渡し、謝り倒してまた走って店の中へ。 …そう、ピークはまだ続いているのです。
その後も必死でお客さんをかっ捌き、ポテトを揚げ、時には氷を撒き散らしながら何とかピークを脱出しました。 完全にお客さんが引いた頃には私達はボロボロでした。 ただでさえ私は寝起きだったので髪はボサボサ、目はクマだらけでどうしようもない姿でした。 「ふぅー、やっと資材補充ができるね華さん…」 同じく髪を振り乱したクルーが私にそう話し掛けたとき、階段をバタバタを慌しく駆け下りてくる音が聞こえました。 …嫌な予感。
「スイマセンッッ、ジュースこぼしちゃったんですけど!」
本当に気が遠くなりました。 とりあえず新しいドリンクをお渡しして、他の空いてる席に移動してもらって、 (と言っても店内は満席だったので別の長居しているお客さんを帰らせなければならなかった)それから片付けです。 やっとピークが終わったと思ったらコレかよ。 モップを持ってうな垂れる私の背中に躊躇いがちなクルーの声。
「華さん…」 「何も言うな」 「炭酸は拭き残すとベタつくのでお気をつけて…」 「ああ。では行ってくる。下は任せたぞ。」
この時、私が涙を噛みしめていたことに彼女は気付いていたのだろうか。 モップを持って階段を駆け上って行くとき、彼女の声が聞こえた気がした。
とか何だか小説調になってしまいましたが、多分あまりの忙しさにどこかおかしくなってしまったんじゃないかと。 とにかくインしてから休憩までの4時間、私はひたすら走っていたように思います。本当にツラかった。 しかも21時アップだった私は店長の「ゴメン、華!今日クローズ入ってくれ!」の一言で更に伸びるハメに。 遅刻した罰でしょうか。 明日が休みで良かった。今日はゆっくり休ませていただきます。
2002年04月18日(木) |
こんなことを言ってはいけない |
のは分かっているのですが。 お客さんのことを影でコソコソ言うなんてとんでもないことなのですが。 気持ち悪いものは気持ち悪いんだ! もうとんでもなく気持ち悪いお客さんがいるんですよね。 1日に2回、多い時は3、4回来る常連さんなので、うちのクルーは全員知ってます。 そして全員が全員「気持ち悪い」と言います。 それくらい気持ち悪いお客さんなのです。 ああ…お客さんのことをこんなふうに書いてたらバチ当たりそうだ。 つーかこんな日記書いてることが店にバレたらクビだろうな。
脱線したので修正。 そのお客さん、どんなふうに気持ち悪いかと言いますと…言うのは大変憚られるんですが、言ってしまいます。 まず顔です。あーもう本当にこんなこと書いちゃって良いのかなあ。マックのお姉さんのイメージ台無しだな。 でも書いちゃいます。 とにかくいつも薄笑い浮かべて、しかもその顔を必要以上に近づけて来るんです!カウンター越しに!! イヤダーー!!! しかもお釣りをお返しする時、手を握って来るので鳥肌モノです。 言い方とか動きとかが女っぽくて気持ち悪いので、店長はこのお客さんのことを「あのオカマ野郎」と呼びます。 クルーがクルーなら店長も…モゴモゴ。
勿論彼は女の子のいるカウンターにしか並びません。 前に店長が「こちらへどうぞー」と言った時も、 「あ、いいです」と言って女の子のいるカウンターが空くまで待ってたらしいです。 更にいつもウエイト(お待たせして客席まで持っていくこと)になる商品ばかりを確認してから注文しやがります。 例えばポテトが無いのを確認してLLセットを注文とか、(ポテトは約3分かかります) 夕方はチキンタツタのストックが無いのを知っていてチキンタツタを注文、とか。(チキンタツタは5分かかります) 大抵店内でお召し上がりになられるんですが、この間は珍しくお持ち帰りだったんですね。ご注文はポテトのL。 閉店間際だったのでポテトは無かったんです。 「3分ほどかかりますけど〜」と言ったところ、「あ、いいですよ。待ちます」との返事。 3分後、揚がったポテトを袋に入れて「お待たせしました〜」と笑顔でお渡ししようとすると… 「あ、やっぱりカスタードパイも下さい。」
閉店間際。カスタードパイのストックはありません。 つーかパイはお客さん側から見てすぐわかる所にストックしてあるので、無いのは一目瞭然。 ちなみにカスタードパイは揚げるのに7分かかります。 「カスタードパイは7分かかりますが…」 「あ、いいですよ。待ちます。」 待つなーーーーー!!
心の叫びを抑えつつ、私はカスタードパイを油の中へと沈めたのでした。 先に揚げていたポテトですがこれも揚げ直し。 なぜならホールディングタイムというのがありまして、 これは美味しさを提供できる時間なので、過ぎると捨てなければならないんです。 ポテトのホールディングタイムは7分。パイを揚げる間にダメになってしまうのです。 時間は閉店間際。お客さんはほとんど入って来ません。最悪です。 しかもこのお客さんは待っている間中、店の中(厨房)や私達(女子クルー)の動きをジロジロジロジロ見てます。 ものすごく気持ち悪いです。 やっと帰った時は心底ホッとしました…
そして最近、店長※1がとんでもない情報を仕入れて来ました。 「あんなぁ、華。あの気持ち悪いオカマおるやんか。」 「ああ、あの人。」 「このまえ俺の後輩がうちの店に来た時に聞いたんやけどな。」 「何ですか。」 「あのオカマ、○○店のSW※2らしいで。」 「え゙え゙え゙え゙ーーー!?△#×□%$!!!」 「いや、マジに。俺もビックリしたわー。あんな奴がSWなんてどんな店やねん。俺やったら絶対採用せえへんわー」
その気持ち悪い○○店のSWさんは今日もいつも通りうちの店にいらっしゃいまして、 相変わらず気持ち悪い笑みを浮かべてカウンターを観察しておりました… つーか自分の店行けよ!!
関係ありませんが現在期間限定販売中(ちょっと前までレギュラーメニューだったのですが)のベーコンポテトパイ、 あれの揚げたてはかなり美味しいです。あれなら7分待つ価値あるかも。
※1…うちの店は関西圏ではないのですが、店長はなぜか関西弁。 なるべく店長の喋りに似せてみましたが、如何せん私は関西の人間ではないので間違っていたらごめんなさい。
※2…4月10日参照。
マックでは身だしなみのことをアピアランスと言います。結構厳しいです。 爪は伸びていないか、ユニフォームは汚れていないか、シャツは出ていないか、リボンやネクタイをきちんとつけているか、等。女の子はまだまだややこしく、ストッキングは伝線していないか、化粧は濃過ぎないか、香水はきつくないか…ああうるさい。 そしてうちの店で1番厳しいのは髪! 髪の色には基準表みたいなのがあって、それよりも明るい色だったらイン(お店に入って仕事すること)できません。 肩より長い髪は結ばなければいけないし、結ぶにしてもポニーテールや2つ結びは禁止。 理由は「うつむいた時に髪が落ちるから」だそうで。 そこまで神経質になる必要はないと思うんだけどなあ。2つ結び可愛いのに。 私は昔からショート一筋なので関係ありませんけどね。 しかし髪の色、その他諸々は全て規定に従ってます。 うちの店ではAクルーになる時にアピアランスを徹底的にチェックされまして、 1つでもだめな所があると上げてもらえません。 アピアランスに厳しいことで有名な主婦SWさん曰く、 「Aクルーは他のクルーの見本となる存在なんだから当然!」とのことです。
今日は新人さんが一緒にインしていたのでトレーニングしてました。 でもその子、新人と言っても経験者。前にもマックでバイトした経験があり、タイトルはBクルーだったと言ってました。 それで、今日のトレーニングの感想なんですが。 本当に元Bクルーかよ。 接客態度は問題なし。勝手が分からないのに頑張って自分で探して資材補充なんかをしているのは素晴らしいです。ですが。 アピアランスに問題あり。 更に言っちゃうと、今日の態度は教わる態度じゃないよ… まだ16歳だから仕方ないよ、とバカ社員が言ってましたが、16って私と2つしか違わないぞ。 だいたい、たかがバイトと言ってもお金もらってるならプロとして働け!(前の店長はよく言ってたんだけどなあ)
何が悪かったのかと申しますと、まず髪色ですな。 かなり明るい茶色だったんですが面接の時には「初インまでには染めます!」とか言ってたらしいです。 だから採用になったんだと思うのですが、結局そのままみたいです。 でもインまでに間に合わなかったのかもしれないので、それを注意するのは止めておきました。 つーか注意するのは苦手。言う方も言われる方も気分良くないし。 何だよ口うるせえ女だな、なんて思われたくないです。 だからね、せめてその垂らしっぱなしの長い髪を結んでくれやしないかと言ってみたのですよ。 「ごめんね松浦さん(仮名)、うるさく言って悪いんだけど髪の毛は結んでくれないかなあ」と、 あくまで弱気に、感じよく、控え目に注意してみたのです。 すると松浦さんは 「えー、でもぉ、前の店では別にいいって言ってたんですよー。 あたし、髪長そうに見えてレイヤーかなり入ってるから結びにくいんですよねー」 私は髪を結べと言ったのであって、 言い訳をしろとは一言も言ってないのですが。 思わず口からそう出かかりましたが何とか抑え込み、柔らかく噛み砕いてもう一度外の世界へ放ってやったのですが、松浦さんは「何なの、何語喋ってるのこの人」という目で私を見たっきりでした。 ええ、勿論髪を結んではくれませんでした。
それだけでも結構傷付くもんですが更に追い討ちをかける出来事が。 マックにはクルーノートというものがありまして、 クルーの交流ノートとでも言いますか、クルーが何でも自由に書けるノートなのです。 松浦さんは私よりも早くアップ(上がること)だったのですが、 私がアップしたときにクルーノートを見ると彼女のメッセージがありました。ざっとこんな内容です。
「大崎さんへ(スターの子の名前/あくまでも仮名) ブラシ貸してくれてありがとうございました。返しそびれちゃったので今度返します!ごめんなさい! 最近ストパかけたので髪結ぶの大変なんですー。いろいろ言われますけどガンバリマス! 松浦」
いろいろ言われるって…私のことか?これは遠回しな嫌味か?私そんなにいろいろ言ったか? 「アピアランスはきちんとしないとCクルーに上がれないよ」と言われたのがそんなに嫌だったんでしょうか。 元Bクルーでも元SWでも新しく入りなおせば皆トレーニー。だから大人しくしてろと言ってるわけじゃないです。 うちの店にはうちの店のルールがある。 前の店ではあまりうるさく言われなかったとしても、うちの店はアピアランスに厳しいのです。 私、これでもかなり柔らかく言ってると思うのですが。 さっそくイヤになっちゃいそうです。
きれいな人を見るとそれだけで幸せな気分になれる単純な私なのですが、 今日はとても美しいお姉さん方がいらっしゃいました。 3人組のお姉さんのうち1人の方が特に美人さんだったので思わず顔の筋肉緩んでしまいまして、えらく丁寧な接客になっていたみたいです。 本当はムラのある接客なんてしちゃいけないんですけどね。
「いらっしゃいませ、ご注文お伺い致します」 「ナゲットのハッピーセット下さい。オレンジジュースで。」 「ミッキーが売り切れてしまったのでオモチャはこの2つしか無いんですが…よろしいですか?」 ここで出したのは前回のモンスターズインクのオモチャ。つまり前回の売れ残りなのですが、さすが売れ残り、全然可愛くない。 ちなみに余ってたのはランドールとロズです。 「わぁ…これ、どっちが可愛いんですか?」 「う、うーん…どっちもあんまり可愛くないんですよねえ…」 (注・本当はこんなことを言ってはいけません。) 「ですよねー、どうしよう。あ、これってどんな風に動くんですか?」 「こっち(ランドール)はですね、歩きながらしっぽが回るんですよ。それでこっち(ロズ)は歩きながら、何と言うかこう…あの、アイーンみたいな動きをこんな感じで。」 とその動きを実演してみせた私。バカ以外の何者でもありません。 お姉さんが笑ってくれたのが唯一の救い。 「それいいですね、じゃあそれ(ロズ)下さい。」 「はい、ありがとうございます。以上でよろしいですか?」 こんな調子で3人分の商品を用意し、あとは普通に終了。
そのお姉さん達が客席へ行ったすぐあとにお客さんは引いたので私はたまっていたトレーを拭いておりました。 と、そこへ客席の見回り・片付けに行っていた社員が1階に戻って来ました。 (うちの店は1階が注文カウンター、2階・3階が客席という構造) 私の顔を見るなりニヤニヤする社員。 何なんだよ、と思いつつ無視してトレーを拭いていると社員が話し掛けて来ました。
「今の3人のお客さん受けたのって華子?」 「そうですよ。女の人ですよね。」 「お客さんに何か言った?」 「えっ!?何も怒らせるようなことは言ってないと思うんですけど…」 「ハハハ、いやそうじゃなくてさ、今階段ですれ違った時にあのお客さん達が『さすがAクルーだねー』って言ってたからあの華子が何か特別な事したのか!?と思って。」 「…何でAクルーだってわかったんですかね」 「名札っしょ、名札※1。でもタイトル※2のこと知ってるっつーことはマック関係者だね。良かったな、誉められて。」 「はい…」
良かった…良かったよすごく丁寧な接客しといて。 もし適当に流してたらどうなってたんだ。 「何あのAクルー。能力Bクルー以下じゃん」 「あの店どうなってんの!あんなのがAクルーなら私はA-SWになれるんじゃないの?」 とか言われたりもするんだろうか…あああ危なかった。 誤解の無いように言っておきますけど私の接客態度、決して悪くはない…と思います。 あの3人のお姉さん達のどの方がマック関係者だったのかはわかりませんが、ありがとう。すごく嬉しいです。 何だか明日から調子に乗ってしまいそうです。 でもね、誉めてもらって何なんですけどね、本当は私、 Aクルーじゃなくてトレーナーなんです… だからどうだと言うわけではないですけれど。
※1…クルーは黒い名札をしてるんですが、貼ってあるシールでタイトルがわかるのです。 何も貼られてなければトレーニー、銅のシールはCクルー、銀はBクルー、金はAクルー。 私はトレーナーの名札がもらえるはずなんですけど発注ミスでAクルーの名札のまま。
※2…4月10日参照。
今日から下にフォームを設置してみました。 面白い!つまらん!ちょっとした疑問質問・もっと裏話を書け!等何でも結構ですので一言送って下さると嬉しいです。
週に1回はマックに行き、時間帯もだいたい同じくらい、いつも同じものを注文しているあなた! きっとあなたは覚えられています。
その1 仕事帰りのおばちゃん いつも忙しなくアイスコーヒーのレギュラーサイズを注文。 トレーはいらないそうなので直接ストローを差してお渡しするんですが 受け取り方も私の手からもぎ取るようにガシッと取って行かれます。
その2 すごく美人のおばちゃん この方はスタイルも良く、服もすごく格好良くて一度見たら忘れません。 いつもホットコーヒー1杯(コーヒーフレッシュ1つ)のご注文、そして「灰皿貸していただける?」 この間、向こうが何も言わない内に灰皿を出して「ミルクはおひとつでよろしいですか?」と聞いたら 「あら、覚えてくれてるの。ありがとう」と言ってもらえました。嬉しい。
その3 隣の不動産会社のお姉さん フィレオフィッシュセットにホットコーヒー(ブラック)、そしてお水を1杯注文されます。 この方は99%携帯片手にやって来る。 電話の相手と喋りながらの注文なのでこちらはお姉さんの指さしたり首振ったりというジェスチャーから判断します。 それだけでも結構イライラするものなのですが最後に吐き捨てるように「水。」と仰います。 うーん感じ悪い。 あんまり好きじゃないタイプ。
その4 おっとりしたおばちゃん チーズバーガーセットにホットコーヒー(シュガー2つ、コーヒーフレッシュ1つ)のご注文。 この方も何も言われない内にシュガーを2つトレーの上に置くとニッコリ笑って「ありがとう」と言って下さいました。 最近知ったんだけどうちの店で働いてる主婦の1人とお友達らしいです。 私のことを「大学生?いつも昼の3時くらいに居るけど大丈夫なのかしらねえ」と心配(?)して下さっていたとのこと。 その優しさにホロリ。 実はまだ高校すら卒業できてませんとは言えない…
番外編 オープンしたばかりの向かいのお店の店長さん コーラのレギュラーサイズを4つご注文。 絶対近くのコンビニでペットボトル買った方が安いと思うんだけどさすがに言えませんでした。 とても気さくな方で、お店も暇だったもんで暫く雑談。 帰り際に「俺、ここの常連になるからね!明日も来るよ、よろしくねお姉ちゃん」と言ってくれたんですが、 明日は私休みなんだよなあ。ごめんね店長さん。 また来てね。
私は基本的に夜シフトなので入る時間もほぼ決まってます。 だから常連さんを覚えやすいんだね。 でも今日は人手が足りなくて11時からでした。ツライ。 お陰で眠くて仕方ないので早めに日記更新してもう寝ます。
顔に出さないようにしてはいますが、頭に来る事は多々あるのです。
その1 見た目ヤンキー風のカップル 「いらっしゃいませ、こちらでお召し上がりでしょうか?」 「うん。」 「ご注文お伺い致します。」 「あー、ちょっと待ってよ。」 感じ悪ッ! お前みてーなガキにタメ口きかれたくねえ! でもああいうお客様はわざと感じ悪くしてらっしゃるので放っておきます。 逆に何言っても動じずニコニコしていれば向こうがうんざりして下さいます。
その2 若い女の子に多い 「いらっしゃいませ。」 「えっとぉー、何にしよっかなぁー」 ここで携帯の着信音。 「もしもし?あ、今マックー。注文してんの。えっ、なになに?うそー、アハハハ、まじでー?」 アハハじゃねえ! 他のお客さんも居るんだよ!お前が注文済ませるの待ってんだよ! こういう方には「申し訳ありませんが…」という言葉に有無を言わせないニッコリ笑顔を付け加えて退いて頂きます。 うちの社員は「それでもお客様なんだから電話が終わるまで待て」と言いやがりますが ピーク中にそんな効率悪い事できるか!
その3 高校生(特に女の子) 「いらっしゃいませ、お召し上がりですか?」 「はーい。ねーねー何にするー?」 「えーまだ決めてない。あんた先に頼みなよー」 「あたしもまだ決まってないもん。えーどうしよー」 と散々迷った挙句、 「アップルパイと、水!」 水飲みたいならその辺の公園に行けや! 集団だった場合は同じようなオーダー(ポテトのSと水、等)が延々と続きます… こういうお嬢さん方は水を何度もおかわりして長居するタイプなので要注意。 店内が込んできた時に真っ先に席空け交渉ターゲットになりがちです。 基本的にマックにお冷は無いので氷をたくさん入れたカップにホットティー用のお湯を注いで無理矢理作ります。 タダだからっておかわりは止めましょうね。
その4 クレームおばちゃん 「いらっしゃいませ。」 「持ち帰りで、ハンバーガー3つ。全部タマネギ抜いてね!」 「ハンバーガー3つですね。」 「タマネギ抜いてよタマネギ!このまえ頼んだらタマネギ入ってたわよ!」 「そうでしたか、大変申し訳ございませんでした。」 「うちの子供タマネギ嫌いなのよ!いい加減にしてよ!」 中略 「では、少々お待ち下さい」 「早くしてよ!今度何かあったら二度と来ないからね!」 二度と来るな!! こっちのミスがあったのは確かに悪いが隙あらば文句を言おうとするその姿勢、なんとかしろ! このおばちゃん、うちの店では有名なクレームおばちゃん。 先日は客席の子供がうるさいと子供以上に喚き散らして出て行かれました。 何か嫌な事でもあるんでしょうか。だからって私達に当たるのは止めていただきたい。
余談だがうちの店にはクルーのイライラ発散用ダンボールがあります。 あんまり頭に来た時はこのダンボールを蹴って眉間の皺を伸ばします。 お陰でダンボールは1日しか持ちません。 私の靴跡が1番多いのはここだけの話。
トレーナーとはクルーの教育係、と前回の日記で説明しましたがもちろんそれだけが仕事では無く基本は接客。 カウンターに押し寄せるお客様をサクサク捌いて行くのが仕事でございます。 教育係っつってもトレーニー(新人さん)居なかったらやってる事はクルーと何も変わりません。 今日なんかもトレーニーの方が誰も居なかったんで私は普通に働いておりました。シフトは12時から20時。 久々に昼ピークの時間帯に入って結構バタバタしていた時、そのお客さんはやって来られたのです…
私のカウンターに来た高校生の女の子2人組。 見りゃわかりそうなもんですがその時はクソ忙しかった。 にも関わらずメニューを前にしてのんびり考え込む2人。
高校生A「ねぇー決めたぁー?先言っていいよー」 高校生B「えーまだ決めてない。どーしよっかなぁ」
決めろよさっさと。つーか並んでる間に決めとけよ。 内心イライラしつつも顔はニコニコを保ったまま彼女達の注文を待ち続ける私。 しかし一向に決める気配は無く少々うんざりしていた時、1人がメニューの中から何かを探し始めました。 A「ここってハッピーセット無いの?てりやきのハッピーセット」
私にではなくなぜか連れに聞く。店員目の前に居るんだから聞きゃいいだろ。 と思いましたが黙っていた偉い私。いえ当然のことです。 実はうちの店、ハッピーセットのオモチャがかなり早く売り切れてしまって仕方なく昔のオモチャを出していたので今はメニューにハッピーセットが載ってなかったりして。そう、載っていないだけで存在はします。しますが。
B「ああ、ここの店小っちゃいから無いんだよ」 A「えぇー、無いのぉ?」 B「だって小さいもん。ミニマックだから無いんだよねーてりやきのハッピーセット」
確かに店は広くないがミニマックじゃねえよ。 メニュー見ろよ、シェイクもチキンタツタもあるじゃねえか! 妙に腹が立った私はそれでも何とかニコニコを保ったまま会話に割って入ってやりました。 「てりやきマックバーガーのハッピーセット、ちゃぁんとございますよッ!」
ミニマックがどうとか言うんじゃなくて、その高校生の態度が気に入らねえ!! こっちゃ忙しいっつってんだよ(言ってないけど)知ったかぶってる暇あったらさっさと決めてさっさとどけや! 人の迷惑考えろよな。自己中も大概にしやがれ。 やっぱり自分の働いてる店を小さいだのとバカにした口調で言われちゃ頭に来るってもんですよ。何様だよおめーは。 文章から伝わってるかどうかはわかりませんが本当に感じ悪かったのですよ。 最近こういう人多いんだよねえ… だからってすぐムキになってしまうこの性格も何とかしなければならんです。まだまだ青いな私も。
マク●ナルドでバイトとして働き始めて早1年半。 私も何とかトレーナーというタイトルまで漕ぎ着ける事ができました。 しかしなかなかどうして大変なんですマックの仕事。 毎日押し寄せる高校生の大群…上辺だけのスマイルの裏に隠された恐ろしい本音。 どうしても吐き出せない、しかし吐き出したいそんな気持ちを 日記という形で表現する事にしました。
そんな感じで。 バイトに行った日はなるべく書こうと思いますが面倒で書かないかもしれない。 今日は休みなので今回は私の今のタイトル、「トレーナー」ってものについて説明しようかなんて思うのです。 マックのオフィシャルサイトに行けばたぶん詳しい事書いてあるのでしょうが、 現場にいる私だからこそできる私なりの説明ってのもアリかな、と。 かなり適当ですけどね。 私はカウンターの基準しかわかりませんし。 そしてこれはあくまでもうちの店での話ですので、間違っててもあんまり深く考えないように。 ちょいと長いので面倒だったら飛ばして下さい。 ただ今後の日記にもタイトルのことはちょくちょく出てくるかと思います。
マックのバイト(クルーと言う)はレベル分けみたいなのをされていて、それを「タイトル」と言います。 経験とか諸々によってそれはどんどん上がって行きます。時給もね。 入りたての時は「トレーニー」と呼ばれます。ぺーぺーの新人って事ですね。 「ニー」の響きが嫌だと言う人が多いかどうかはわかりません。
何とか新人時代を終えると次は「Cクルー」になれます。ここまでは割りと簡単。 一通りカウンターの仕事覚えりゃなれます。
その上のタイトル「Bクルー」になるのにはちょっと時間がかかります。 サクサク上がれる所もありますが、うちはちょっと時間かかるかな。 覚えの早い人なんかはすぐ上がれたりします。
さて、Bクルーの次は「Aクルー」! うちの店はこのタイトルまで上がるのに相当な努力を必要とします。 …つーか壁厚すぎるっつーんだよ。 テストだの基礎知識だの何だのかんだの。 学生がそんなの覚えてられるかっての。覚えたけど。 さて、やっとAクルーになったら次は…
と、カウンターはここで二つの道があります。「スター」もしくは「トレーナー」という道が。 オペレーション(厨房)は「トレーナー」にしか上がれないんですけどね。
「スター」は「お客様係」の事でうちのカウンターの女の子ほぼ全員が憧れてるタイトルです。 皆と違うちょっと可愛い制服着て「お客様係」って書かれた名札つけてる女の子見たこと無いですか? それがスター。 今度マック行った時探してみて下さい。 スターの制服最近変わったんですけどね。ピンクのベストに変なリボンになっちゃって。 前のユニフォームの方が絶対可愛かったです。 うちのスターは旧ユニフォーム。白地に赤のストライプシャツ、ジャンバースカート、赤いリボンのやつですね。 たまにヤフオクとかに出てるけど高いったらありゃしない。 そんな特別な制服からもわかる通り、スターはカウンターの華。 いつでもスマイル0円です。尊敬しますね。
さて、そんなスターと同格ではありながらもその中身は全く違う「トレーナー」と言うこのタイトル。 一体どういうものなのかと言いますればもうその名の通り、クルーのトレーニング係です。 「お客様係」のスター、「教育係」のトレーナーって訳です。 ちなみにトレーナーは制服変わりません。クルーと見分けつきません。…チッ。
さぁここから上は制服が全く変わってマネージャーユニフォーム。 「SW(スウィング)マネージャー」ってタイトルに。 何だか責任重そうなタイトルですが本当に責任重い。高校生はなれません。 更にこの上に「A-SWマネージャー」ってのがあるんだけどうちの店にはいないのでよくわからないタイトル。 ただ、バイトなのにボーナスまである何だかすごい奴。
あとは社員MGRと店長。 この日記内では、ゴチャゴチャ混乱するのを避けるため 店長のことは店長、社員MGRのことは社員さん(社員)、SW-MGRのことはSWと表記しますね。
うちは田舎の小さな店でドライブスルーも無いので店長・社員1名・クルー総勢30名くらいしか居ないのですが、 その中で男SWは5人、女SWは1人、スターが2人にトレーナーが2人(私含む)。 もう1人のトレーナーはオペレーションの方なのでカウンターは私1人。しかも私はなりたてトレーナー。 さて、4月はバイトのかき入れ時。例に漏れずうちの店にもたくさんの新人さんが入ってまいりました。 たくさんのトレーニーと新米トレーナー1人。 もうイッパイイッパイです。 そんなくたばりかけの私が明日から本格的に綴ろうと思うこの日記なのですが、明日のシフトは12時から20時。 そろそろ寝ないとやばくないか、私。
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