気分刊日記

2008年10月17日(金) 最近観た映画など

ここ2ヶ月くらいで観た映画です。近年ではかなりペースダウンしている方ですね。 mixiにも書きました少し加筆しています。あと、その他の事についても書いてあります。

ダークナイト
やっぱりハリウッド映画ですね、勿論テーマが深くて暗くて重厚なんですが、僅かな中だるみこそあれ映画として一気に観いってしまう力が凄い。ジョーカーはやっぱり凄いインパクトとカタルシスをもたらすんですよね。彼自身には何も残っていないって言うのが先ずありきで、そんなやつに対しては暴力も説教も愛情も無意味。ほんとに、普通の人にとってアナーキーに対しての対処法って言うのが無いンスよ。トゥーフェイスの扱いがもったいないって思いました。


トウキョウソナタ
これまでとは少し異質の黒沢映画です。でも、まるで「ミスト」の様に、何処か東京っぽくないトウキョウに浸食してゆく感じも有って、そこは確かに黒沢映画なんですね。kyon2のお母さんはその世界にスッとハマっていて。しかしディティールはしっかりと現代社会を掬ってもいるので、今回はホラーではないとは言え、やっぱり背筋が寒くなります。

しかし今回、脚本のベースが本人以外のものでもあるので、その違和感も上手く取り込んだとも言えるのかな。長男が兵役につく下りとか、役所広司演じる泥棒とkyon2の逃避行なんかはメインストーリーから浮いている。でも最期のピアノ「月光」のシーンではやっぱり涙出そうになる。黒沢清の映画で、あそこまで明確に答えらしいもの=「希望」を描いた作品ってなかった様にも思うから。あ、「ニンゲン失格」は観ていないのでわかりません。

色々と番組宣伝に出てくる香川照之を観たんだけど、本当に彼はkyon2が好きなんだよ。「ボクらの時代」で引きの時に、ぼそっと「お母さん可愛いなぁ〜」って言ってるのが聞こえて、キモッ!と思う反面、お前もか・・・って感じだもん。

おくりびと
全体的によい映画です。(これは皮肉もあるけど)たぶん日本アカデミー賞とかバンバン取ってしまうと思います。まず役者が良い映画です。脚本も上手くまとめています、でも、見せ場が多すぎてそれが同等に並んでいるので後半への抑揚が薄れてきます。勿論、一つ一つの山場(広末に子供ができたり、吉行和子が死ぬとこや、最期に実父の死を看取ったり)はしっかり書かれていて共感も誘うのですが、全部来るのがわかっている山場が想像通りのテンポで来ると少ししらけます。特に、笹野さんが焼き場の人だったってのが判明して、まさにここで「おくりびと」の意味が語られるシーンが最大の山場の一つなのに、尺が長い以外に他の山場との差別化が弱いと思う!

まあ、初めての映画脚本で小山薫堂はかなり手堅い仕事をしたと思いますが、一方で、構成作家的な癖なのか、見せ場やヌクところがこれ見よがしにバランス良く配置されているので逆に鼻につくと言う事もありました。例えば土手に座ってのモックンのチェロシーンは何カ所も微妙だし。彼とは関係ないけど、久石譲の音楽もちょっと邪魔に感じるシーンもしばしばありました。

やっぱり「お葬式」は凄い映画だったんだと想い返したりもします。広末のお腹が見えるシーンでは「エンド・オブ・バイオレンス」を思い出したり。で、こんだけしんみりと死に向き合う心温まる話の次の世界が「回路」だったりって考えるとニンゲンの想像力は怖いですね。あと、峰岸徹はトライアスロンやってただけあって遺体のくせに胸板厚すぎです。 (ボディービルダーが急死したら凄いんだろうなぁ。)

崖の上のポニョ
分けわかりません(笑)殆どの説明や説得力を放棄して、嗜好と勢いと感性だけで突っ走っているおとぎ話です。でも教訓らしいものをストーリーに求めてはいけません。考えるな感じるんだ的な映画、強いて言うなら自分の感性をもっと信用しろって言うのが教訓かも。

ウォンテッド
こういうのも必要です。単純に面白いです。「アイアンマン」と迷いましたが、ジョリ姉をとりました。キャスティングこそあれですが、金掛かった自主制作アクション的な纏まりが好きです。

続いて由無しごと。
最近、目に付くとそのまま追っているのが小泉今日子の記事である。とここまで書いて変換したときに小泉“強固”って馬鹿変換してるし・・・。まぁさておき、だからkyon2である。ここと見ていたらまた無防備な写真が出てて、かっこいい発言が書いてあったのでまた引っかてしまった。

先週の「5時に夢中!」のエンディングでフィル・コリンズを見かけたのだが、そういえば以前、フィル・コリンズとビル・マーレーを混同していた時期がある(単にベビーフェイスで薄い頭が似ていたから?)。因みに、レツゴー三匹のレツゴーじゅん も似ている。

元Folder5のAKINA(23)が写真集など出して本格的に復活した。解散後のソロ活動を経て、遊びたい盛りに暴走してそのまま消えていたので、3年ぶり位の本格的活動だろう。いくら、グループのフロントを張っていたとはいえ、この3年弱の間、地道にグラビア、タレント、役者活動を積み重ねてきた元同僚の満島ひかり/HIKARI (22)に大きく溝を開けられてのではないだろうか。それに、鈴木杏ほどではないが微妙な体型になってるし・・・。

そう言えば昨年放送していたアニメで『機神大戦ギガンテック・フォーミュラー』ってのが面白かったのを思い出した。



2008年10月12日(日) 最近の訃報に対してとか

株はやらないんですが、為替はFXじゃない外貨預金しようかと思ってます。ユーロも1ユーロ=130円代が限度だと思うし、ポンドも1£=200円代だったのが10年前の150〜160円代まで戻っているし今のうちに買っとこうかなぁ〜。ついでに、石油の相場も落ち着いて来たしヨーロッパ線の航空券も値下げされたらしいので、いまが欧州旅行のチャンスですよ。

緒形拳さんがお亡くなりになりました、享年71歳。調度、竹内結子と共演しているエプソンのCMがバンバン放送され始めたと思ったら、順次竹内結子だけのバージョンに差し替えて行くそうです。さて、緒形拳と言うとTVは大河ドラマに多く出演、あとは必殺シリーズの礎「仕掛人・藤枝梅安」なんかが直ぐ浮かぶ。私的にはTBS『愛はどうだ』が好きでした。清水美砂、つみきみほ、渋谷琴乃の三姉妹の父親であり、伊藤ゆかりや渡辺えり子など役柄は別々だが、様々な年代・性格の女性に対して、グッと来る大人の男の懐の深さと少年の様な飄々とした無垢でいたずらっぽさがで発揮される、「津川雅彦曰く“人たらし”」な緒形拳の魅力満載の作品です。あとは、TBS『瑠璃の島』。ここ数年大プッシュの鳴海璃子の初主演ドラマであり、結構大々的にPRされて始まった作品(でも見た事無い)で、出来れば、縁の有る有名人のコメントとして鳴海璃子のインタビューを読みたい。映画的には「鬼畜」「復讐するは我にあり」など、若い頃の鬼気迫るギラギラした目が印象的ですが、内容的にも興行的にもぱっとしない作品だった(と思う)、安田成美共演『咬みつきたい』が私は好き。出身である舞台は余り知らないのだが、何年か前に柄本明と共演した「ゴドーを待ちながら」(串田和美演出)を観てみたいと思った。とにもかくにも、非常に残念な事である。

ちょっと話は飛ぶけど、緒形拳と同じくらいの年齢で、やはり非常に懐が深く腹の底から演技する印象的な役者さんとして思い浮かんだのが山崎努。調べてみたら、かれも今年で71歳。同じ様に初期必殺シリーズ『必殺仕置人』で人気キャラ”念仏の鉄”を演じた。最近評判の「おくりびと」でも元気そうなので彼にはまだまだ頑張って欲しいものだ。

さて、次に入って来たニュースがロス疑惑の三浦和義元社長(61)自殺。有る意味ワイドショー番組の基盤を作ったような社会的な事件の一つだったけど、今の人には“?”なのではないだろうか。同年代に取って事件詳細は結構知っているだろうし、全体的な検証本や番組も有ったから各必要は無いけど。付随して思い出されるのは“ハンティングワールド”のバックと、ひょうきんプロレスで故・影山民夫が演じたフルハム三浦!名前の由来である「フルハムロード」(三浦和義の本)は吉田豪が触れるだろう。今更な事件の審議は置いておいて、昭和を代表するセンセーションの一つ(一人)で有った事は間違いない。

そして、峰岸徹の訃報である。見出しなどでは個性的な脇役と形容されているが、やっぱり岡田有希子自殺の際に色々と囁かれた人であり、大林宣彦作品の常連であるのは確かだがその中でも「ねらわれた学園」での水色の鬘に全身タイツで登場する“星の魔王子”が印象的な微妙な思い出な人だ。今後、芸能界デビューの切っ掛けとして野獣会の話は結構でてくると思うし、その関係で大原麗子・井上順、あと、もしかしたら加賀まりこのコメントが出てくると思うのでその辺は面白い話が聞けると思う。

そう言えば、先日の市川準の訃報もいきなりだった。一発で思い出したのは『東京マリーゴールド』。“ほんだし”のCMをもとにした映画で、田中麗奈と樹木希林の親子のやりとり、そして市川準の切り取る東京の風景が印象的な作品。「トニー滝谷」も東京の切り取り方は絶妙で、時間が新旧が混在していて、多面的であり気分屋であり見る人それぞれによって変わるトウキョウと言う街を、まるで主人公の心象風景の様に描いていた。最近の作品では、市川準の作品だとは気付かずに、ただ鳴海璃子の主演作と言う事で観に行った「あしたの私のつくり方」も、思春期の少女を描いているのに凄く客観的で、最近多い若手女優(新垣や戸田なんか)を使ったメディアミックスのデジカム映画の中でも異色なタッチになっていたと思う。因に、東京、東京と言っているけど彼の出身地はうちの近所の府中市だったそうです。難しいと思うけど彼の携わったCMを一気に観る機会を作ってくれればよかったのだが。

更に前で言えば、赤塚不二夫の死はだいぶ前から植物人間状態と言われていたので、心の準備(?)は出来ていたのだが、タモリの弔辞の素晴らしさは改めてタモリと言う芸人の奥深さをみた。一方、野田凪の死も唐突だった。

さすがに、まだ自分のよりも若い人の死に目がいく事はあまり無いし、インパクトを受けるのは昭和に活躍したばかりだ。しかし、野田凪に至っては同じ歳。思えばイチローなど、すでに歴史的な偉業を成し遂げている同年代は多く、世間のIT社長などは76年組の様に私よりも若い方達も多い。最近下降気味になっている人類社会だとは言え、おいらは何をしているんだろう・・・ってまたネガティブな思考が発動してしまう今日この頃でした。



2008年10月05日(日) 半年ぶり

 ほぼ半年ぶりにこちらに日記を書きます。仕事とかプライベートとかこれからの事とかストレスとか色々有って何かをやろう、どこかへ行こうと言う行動を起こす気が全く起きない日々でした。取り敢えず不安は有りますが一つリセットすることにしたので、少し気分が軽くなっている間に、少し何か書いておくかと。まあ、写メ日記っぽいことはmixiでやっていたりしますが、気分的に長文を書く場所ではないので。

まず、最近気になったこと、と言うよりも気になった人は、小泉今日子と樹木希林。

小泉さんは映画「グーグーだって猫である」「トウキョウソナタ」の公開に合わせて、小泉今日子(42)のTV露出が多々有ったのですが、カッコいいですね〜、良い女度の次元がまた一つ突き抜けてる。勿論、アイドル全盛期のkyon2のファンだったわけですが、結婚&離婚の辺の彼女は正直厳しいと言うか結構錆びてる感じがして、「あぁ、小泉さん老けてしまった・・・」(それが普通なんだけど)と、きもちが離れでいたんですよ。「空中庭園」とかは未見なのですが、「風花」の前辺までそんな感じだった。

で、先日の「ボクらの時代」での、香川照之、本木雅弘と2週に渡ってのトークはかなり面白かったんです。その中で小泉さんがモッ君に対して、『あたしとYOUは仲がいいんだけど、あなたの義理のお母様(樹木希林)から「あなたはどうして、こんなに器量もよくて仕事も有るのに、それ(結婚)だけダメなのかしらねぇ・・・』って言われるの。』って。確かに、このちょっと前放送が「歩いても歩いても」のPRでYOU、樹木希林、是枝裕和のトークで、希林さんが言っていた。

さらに、そん時にYOUが「(裕也さんがクレイジーだってよく言われるけど)あぁ、頭がおかしいのはお母さん(樹林さん)のほうだったんだ〜」ってなことを言っていたんのを受けて、今発売中の「honnin」吉田豪によるインタビューでも樹林さん本人の口から再び言われているので、樹林さんは本当にYOUを認めてるんだなぁと。

更に、最近定点観測している「徹子の部屋」に樹林さんが出た際も、徹子と完璧に渡り合っていたのは流石としか言い様が無い。この「徹子の部屋」と「さんまのまんま」ほどゲストの力量が問われるトーク番組は無い!と言うのがもっぱらの話。まぁ、樹林さんが「さんまのまんま」出るとは思わないけど・・・。

そんな樹木さんを追っていたら、真木よう子が共演したらどういう評価が出てくるんだろうか?ってのが興味わいたりした・・・。あと、真木よう子の資生堂のCM、カット割りが最悪。ついでに、新しいポッキーガールのCM、衣装が悪い、ガッキーと同じ事してもしょうがないのになんで同じ様なパターンで来るかなぁ?

P.S.お休みしていた半年の日記はもしかしたら追々埋めて行くかもしれません。


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