言葉のサラダ
黄と藍

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■ 汚いわたし


いくら洗い流しても
わたしの汚れは落ちない

汚いわたし
汚らしいわたし

あの日あの時
汚れてしまった

あの指とあの声
忘れてしまいたい

汚いわたしは
一生きれいに憧れて
真っ黒な指先で生きていく

汚いわたしは
周りまで汚してしまうのかしら

2006年07月29日(土)

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■ 遠距離から伸ばした手


遠くから
見ていて

なんて
無理だった

遠くだと
触れない

だから
無理だった

リスカも
ODも
なにもかも

止められない

2006年07月28日(金)

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■ 境界


それを越えれば楽になる
それを越えるだけで楽になれる

乗り越えたい
乗り越えよう

この境界ははっきりしていて
またいで越えればいいのだから

なんでここで立ち止まる?
目の前の壁は高くない

足が動かないんだ
重くて,コンクリートのよう


2006年07月26日(水)

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■ エネルギー


呼吸ひとつにもエネルギーの不足を感じる
腕に痛みを伴って明日は永遠にあたしのもの

ガス欠とも言う
人を困惑させて ああ快感

この有り余ったのか
空回転しているのか
あたしのエネルギーは
どうして安住の家を見つけるのだろう

(きっとあたしの中にはないね)

2006年07月23日(日)

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■ 焦りと不安と何か


ねぇ 言って
何度でも
「だいじょうぶだ」って

ねぇ お願い
いつでもいつまでも
側にいて

こんなに不安なのに
どうして夜が来るの

2006年07月19日(水)

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■ 絶命寸前


ずっと前から
あるいは
随分と長い間

体は悲鳴をあげつづけていたんだね
耳栓をしていたから気付かなかったよ
ごめんね

心が張り裂けそう
それに気付いたのもたまたまそう言われたからなんだ
ほんと ごめんね

2006年07月18日(火)

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■ 膝を付いて許可を請う


止まない嫉妬心を許して
そしてその起源を探らないで

繋がろうとしない体を許して
そしてその根源を手繰らないで

溢れ出す記憶を許して
そしてその還元を忘れさせないで

2006年07月17日(月)

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■ 落花生

君たちが落ちていく
止めることも出来ずに
ただ毎日見ては
嘆くこともしない

君たちが減っていく
補うことも出来ずに
ただ毎日見ては
泣くこともしない

君たちが移動して
追うことも出来ずに
ただ毎日見ては
呆けることも欠かさない

2006年07月16日(日)

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■ ばらばら


ばらばらだ

体が分裂している
この四肢が分かれたがっている
五体が別れを告げあっている

ばらばらになる
目も耳も鼻も口も眉も額も
亀裂が入り千切れていく

ばらばらだ
止められない
わたしは分裂して
個体ではなくなる

2006年07月15日(土)

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■ くもは夢をみる


くもは夢をみる
もう二回みた

それはひどく単純な夢だった
「わたしはだれだろう」
人に問いつづける夢だった

鳥は言った
「あなたはくもさんよ」

他のくもを見つけたとき
他のくもは言った
「おまえはくも以外のなんでもない」

個性はどこからくるのだろうか
それとも他人と見分けられないのならば
誰だって同じなのか

2006年07月14日(金)

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■ イメージ


イメージが
早送りで根を張る植物のように広がって
止まらない

これを想像力の発展と呼ぶか
あるいは
妄想力の暴走と呼ぶか

2006年07月08日(土)

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■ 輪郭


ふと目を閉じてしまうと
君はいない

体で君を思い出そうと
必死で触れていたんだ

君の輪郭は美しい
美しい君よ,表れろ

2006年07月07日(金)

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■ 二重まる


くぼんだこころ
どんどんくぼみがおちていって
むりやりしたふたのおかげで
いまは二重まる

2006年07月04日(火)

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■ ハッピーならいいじゃんか


順調も順調
いい波に乗ってきました

いいじゃんか
この感じ

ちょっと出遅れた上旬だけど
がんばって遅れを取り戻すよ

2006年07月03日(月)

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■ ひび割れたガラスのような生き物たちよ


みんな壊れている
壊れていることに気付いてない

誰も気付いてない
壊れているのに全く気付いてない

治そうと思わない
治そうとしない

だって
壊れている姿を見てない

目に見えてない分かってない
それともあたしが壊れてるかな

2006年07月01日(土)
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